半晒クラフト紙は薄茶色の丈夫な紙。明るい印刷色も可能!
半晒クラフト紙は明るい茶色のデザインに最適
素材の色がある程度残った、薄茶色の紙です
半晒クラフト紙の「半晒」とは、半分だけ漂白したという意味です。
未晒クラフト紙はパルプの原料そのままの色が残った茶色ですが、半晒クラフト紙は少しだけ漂白しているので、明るい茶色です。
未晒クラフト紙よりも色が明るいことで得られるメリットは、文字を書いたり印刷したりした時の視認性が高いこと。
そのため、宛名を読みやすいように封筒によく使われます。
未晒クラフト紙よりも無骨さが少なく、柔らかい印象にすることができるので、包装紙としての需要も多くあります。
クラフト紙なので、繊維が長く破れに強い
半晒クラフト紙は、未晒クラフト紙や晒クラフト紙と同じくクラフト紙なので、丈夫です。
クラフト紙が破れに強いのは、紙の繊維が長くしっかりと絡み合っているため。この三つの紙は、色以外にはあまり特徴の差はありません。
強いて言うなら、漂白すると紙の繊維の強度が若干落ちるので、未晒クラフト紙>半晒クラフト紙>晒クラフト紙の順に強度が下がっていきます。微妙な差なので、体感することはありません。
この三つの中から紙を選ぶ時は、色だけで決めてしまってOKです。
優しくナチュラルなイメージ付けができます
未晒クラフト紙は、オーガニック、無添加、ナチュラル、健康、エコのイメージがある紙です。ちょっと荒っぽさがあり、そこに素朴な魅力があります。
対して半晒クラフト紙は、「ザ・天然!」という印象はそこまで強くありません。ある意味、どっちつかずで中途半端とも丁度いいとも言えてしまいます。
それなら、未晒クラフト紙でいいのでは?と思われるかもしれませんが、どちらが良いかはデザインによります。
半晒クラフト紙は、次のような場合におすすめの紙なのです。
未晒クラフト紙では茶色すぎるかも?というデザインの時に
写真は半晒クラフト紙にイラストを印刷したもの。印刷色は特色の茶色です。紙の色が明るいので、女の子のイラストの細かな陰影がきれいに出ています。
ふんわりとした柔らかさがあります。
同じ版と印刷色でも、未晒クラフト紙を使うと結果はだいぶ異なるでしょう。下は、同じ画像を加工したものなので、本物の未晒クラフト紙ではありませんが、紙の色味は近いです。
細かい陰影の差がわかりにくくなりますし、薄い網点が広範囲にかかっている部分は透明感がなくなります。全体的に暗くなるので、こういったデザインの場合は、未晒クラフト紙はあまり向かないのです。
どちらかと言うと、未晒クラフト紙はクッキリハッキリとした図形や文字のデザインがおすすめです。
このように、半晒クラフト紙は「茶色い紙でナチュラルなイメージを持たせたいけれど、網点を駆使した繊細なイラストを使いたい」というデザインにおすすめなんですよ!
お客様インタビュー
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