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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.48

株式会社WEIR

嘉手納町の人々の想いが詰まった、環境に配慮した紙袋

業種: コミケ・同人デザイン会社
2023年10月26日

お客様情報

株式会社WEIR

https://www.weir-design.com/

沖縄県の嘉手納町に拠点を置く、VI / CIや各種デザイン、アートディレクションなどを幅広く手掛ける会社。「サスティナブルデザイン」や環境に配慮したブランディングなどにも取り組んでいる。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    川村 秀人

環境に配慮したブランディングを、持続可能な方法で

ー 御社の事業について教えてください。

川村様: VI / CI 、パッケージデザイン、サイン計画、ブランディング、衣類品の企画制作から、WEB、空間におけるアートディレクションまで幅広く手掛けています。 「誰に何を届けたいのか」と企業様のビジョンを明確にし、イメージを形にすることを大事にしています。

ー 現在力を入れているサービスについて教えてください。

川村様: 特に力を入れているサービスは、環境に配慮したブランディングです。素材はもちろん地産地消含め、持続可能な方法をとり入れています。

ー それは素晴らしい取り組みですね!環境に配慮したブランディングとは、具体的にどういったものですか?

川村様: 環境に配慮したパッケージを通じて、企業の姿勢を示したり、イメージを作っていったりすることです。 例えば、捨てても害にならない、可能であれば再利用もできるパッケージだと環境に優しいですよね。 そういったパッケージの制作を、オーガニックの製品を販売している企業様に対してご提案したりしています。 以前に実際に手掛けたものですと、竹和紙にデザインを印刷し、商品のラベルとしての役割を終えた後は本のしおりとして再利用できるようにしました。 ラベルは剥がしやすいようテープで商品に留め、コストとスピーディーさも併せて実現させました。

ー 幅広い取り組みをされている中でも、特に印象に残っているエピソードを聞かせてください!

川村様: 階段スロープも含め約30メートルもある保育園の壁画制作の仕事がありました。私は直接絵を描く事ができないのでディレクションとして入りました。 最初にテーマやコンセプト、アイデアを出し、ラフ案を作成。その後、スケジュールを決めて参加する方々と役割分担など共有しました。 また、コンセプトに”地産地消”を取り組んでおり保育園で働いている先生方や地域の高校にご協力いただき、同校の美術部員の生徒の方々にペイントの補助をお願いしました。その他にも地元の”ゆるキャラ”と保育園のキャラクターとのコラボレーションを実現し、地域活性化を目指しました。 壁画は30メートルもの高さでしたので実現できるか不安もありましたが、テーマやコンセプトがしっかりしていたので、うまく表現し完成に漕ぎつけることができました。 先生達や高校生が楽しくペイントをしてくれている姿が見られたことも良かったです。 1番に喜んでいただけたのは地域のものは地域の人達で作りあげたことと、出来上がった絵を背景に全員で写真撮影をして、皆にとって良い思い出になったことです。嬉しいことに地元の広報誌に掲載いただき、とても良い評価をいただきました。私自身は、グラフィックデザイナーですが、この様な形で地域活性化に関わることができとても嬉しく思います。

利用してもらうことで幅広い宣伝効果に繋がる紙袋

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

川村様: 嘉手納町にある道の駅で、商品をご購入くださった方にお渡ししています。 嘉手納町観光協会のPRや、嘉手納町をもっと知ってもらうために使用しています。 また、地域活性化のためにテイクアウト用に道の駅の飲食店の方にもご協力いただきたいと思い、無料でお配りしています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

川村様: 観光PRとして既にチラシや観光案内マップなどがあるが上手く活用できていないことが課題でした。 どのようにしてPRに繋げられるかを試行錯誤している中、紙袋をお客様に提供し、利用してもらうことで幅広い宣伝効果に繋がることから紙袋に着目。また、近年は資源削減の観点から商品を持ち帰る際のビニール袋や紙袋を削減し、直で商品を渡す店舗が増えた為、紙袋を観光協会から会員店舗へ提供することにより店舗側、お客様側もストレスなく買い物を続けていただきたいという思いから、紙袋製作プロジェクトが起案されました。

嘉手納町の海の青色で地形を印刷

ー 制作時に、各素材(紙やヒモ、表面加工など)を選んだ理由を教えてください。

川村様: 環境に配慮したい思いで製作しました。用紙はクラフトを使用し紐は紙単丸にしました。各都道府県・市町村毎にゴミの回収方法が変わり、より複雑化しています。この度依頼させていただいた商品は紐を紙にすることにより同素材の為、分別する手間がなく、そのまま古紙回収に出すことが出来ます。 使う人や使った後のことまで考えることが大事だと思います。

ー デザインのポイントはどんなところですか?

川村様: モチーフに嘉手納町の地形を用いたことです。 嘉手納に興味を持ってもらい、じっくりとご覧いただいて「地形だ!」と発見してもらいたいと思い、あえてヒントは書かずにデザインだけを載せています。 また、今後のブランディングのことも考えると、『色』が必要だと思い至りました。 そのため、嘉手納町オリジナルの『青色』も考案しました。 地域の店では青色がよく用いられているため、敬意を払って青色を採用。 50個もの青色の案を作りました。 嘉手納の海に潜った時の、濃い、本物の青色をモチーフに、嘉手納ブルー(Kadena Bule)が出来上がりました!

ー 紙(片艶晒クラフト)はなぜ選びましたか?

川村様: あまり光沢が無く、ナチュラルな印象だったためです。

ー 紐(紙単丸ヒモ)はどのように選びましたか?

川村様: 握りやすいからです。 切れにくく、使いやすいと思いました。紙素材のため、リサイクルにも適しています。

初めて出来上がったのに、もともとあったように感じる

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

川村様: WEBでの検索で「オリジナル紙袋印刷」の検索キーワードで上位の検索結果に表示されたのが井上紙袋さんでした。

ー 井上紙袋にご注文いただいた理由は何でしたか?

川村様: 素材が色々あったのと、ホームページの姿勢に好感を覚えたからです。 紙袋ヒーローの記事が特に印象に残っています。 エコに関連する話だったのですが、メリットと共にデメリットが書いてあるところがいいと思いました。 みんなが指摘しないところを指摘しているところが良かったです。 今回はクライアントの説得のためにもコンセプトとテーマがずれないよう、素材や環境への配慮について正しく理解する必要がありました。 その点において、井上紙袋さんのホームページは納得できるものがあり、そこがクライアントにも刺さりました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

川村様: 全て完璧でした。 電話での質問にも丁寧に対応してくれましたし、対応が早いのでクライアントにもスピーディーに進めることが出来ました! また、指定色をお伝えしてイラストのデータをお渡ししただけで、紙袋の展開図も起こしてくれました。 こちらの言いたいことを読み取ってくれたので、コミュニケーションもとてもスムーズでした。 今後もぜひ井上紙袋さんを活用させていただきます。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみた印象をお聞かせください。

川村様: 質感なども想像どおりのマットでとても良い仕上がりでした。色はコーポレートカラーである“Kadena Bule” がしっかりと反映され、イメージどおりの商品が届きました。 初めて出来上がったのに、もともとあったような感じがする、そんな作品ができたと思います。 クライアントや実際にお配りした店舗の方々からも、「前からあったように感じるくらいに、自分のイメージの中にあったデザインだ」や「頭の中のモヤモヤが形になった」といったお言葉をいただきました。 デザインによってクライアントの問題解決をすることは、まさにこういうことなのだろうと感じました。 この紙袋は、デザインはもちろん、紙の質感やヒモなど細部に至るまで、嘉手納町の人々の想いが詰まっています。 紙袋を手にしてくださる方々や目にしてくださる方々に、嘉手納町の魅力が伝わると嬉しいです!

この商品のスペック

カテゴリ
規格サイズ320
業種
デザイン会社
都道府県
沖縄県
枚数
6000枚
製品単価/枚
70円台〜
用紙
片艶晒クラフト紙120g/㎡
サイズ
正面320(W)×マチ110(D)×高さ260(H)mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙単丸ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • 嘉手納町の地形と海の色を
    用いたデザイン
  • 紙素材のヒモで
    古紙回収も楽々
  • ナチュラルな紙を
    素のままで

お客様情報

株式会社WEIR

沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納187番地1

https://www.weir-design.com/

沖縄県の嘉手納町に拠点を置く、VI / CIや各種デザイン、アートディレクションなどを幅広く手掛ける会社。2016年設立。世界ポスタートリエンナーレトヤマへの入選の他、AXECREATIVE AWARDへの入賞など多数の実績を持つ。「サスティナブルデザイン」や環境に配慮したブランディングなどにも取り組んでいる。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    川村 秀人

    アメリカ、カリフォルニア生まれの沖縄育ち。グラフィックデザイナーとして活動、2016年自社設立。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会正会員(JAGDA)。東京渋谷でアパレル販売員を行いつつショップのオリジナル商品のTシャツなどグラフィックを制作する。その後フリーランスになりグラフィックデザイン主軸に様々な案件を手掛ける。結婚を機に沖縄に戻り、2016年 株式会社WEIRを設立、現在に至る。

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