紙袋のギモン解決!
Q.154

印刷の黒をもっと黒
くすることはできま
せんか

TAG: デザイン 入稿  

illustratorでデータを作成する時、K100%にすれば画面上では真っ黒に見えます。しかし、印刷ではこれよりももっと「深い黒」「濃い黒」を表現することができます。それをリッチブラックと言います。詳しく解説します。

A. できます
かみちゃん
かみちゃん: 井上さん、今度面白いイベントを企画することになりました。新商品の発表会を暗闇でやるんですよ。箱の中身はなんだろなクイズ形式で、関係者に当ててもらってから発表です!
井上さん
井上さん: それセキュリティどうなってんの?
かみちゃん
かみちゃん: 大丈夫!警備体制はバッチリです。少人数しか入れない入れ替え制ですし、ナビゲーターを付けます。商品が視覚障害の方向けのものなので、見せ方を工夫したいんです。これは歴史に残る商品発表会になりますよ。
井上さん
井上さん: まるきり、『ダイアローグ・イン・ザ・ダーク』のパクリじゃないか……。
かみちゃん
かみちゃん: うるさいですね。それで、真っ黒な紙袋を作りたいんです。
超・超黒いインキが開発されたっていうニュースで見たことあるんですが、そういうインキは使えますか?
井上さん
井上さん: ベンタブラックのことか?光の吸収率99.965%だから、何に塗っても反射がなくて立体感を失うっていう。2019年に、これを越える物質ができたらしいけど、世界一黒い物質と言えばまだこれだよね。
井上さん
井上さん: ※画像出典:Wikipedia「アルミ箔にコーティングされたベンタブラック
かみちゃん
かみちゃん: それそれ!そのインキで刷れたらカッコイイ!
これ、何度見ても怖い塗料ですよねえ。
井上さん
井上さん: 残念ながら、ベンタブラックは市販のインキになっていない。買うには審査があって、まだサンプル入手すら研究機関や教育機関でしかできない状態だ。
かみちゃん
かみちゃん: ちぇっ。何とか、普通の黒じゃない黒にできないの?
井上さん
井上さん: 黒を濃く出したいなら、よくある方法はリッチブラックにすること。
リッチブラックとは、K100%ではなく、他の色も少し混ぜたものを言う。下の割合にすることが一般的だ。

・リッチブラックの割合
C50%
M40%
Y40%
K100%
かみちゃん
かみちゃん: なんで他の色も混ぜるんですか?Kだけで黒くはならないの?
井上さん
井上さん: 理由は二つある。一つは、K100%よりも他の色が混ざっている方が深みが出るため。
かみちゃん
かみちゃん: そうなんですか!じゃあ黒い部分は全部リッチブラックにした方がいいんですか?
井上さん
井上さん: それが、そうではない。リッチブラックには難点がひとつある。版ズレする可能性が高まること。特に、黒く見せたい部分に、シアンやマゼンタやイエローが見えてしまうと、イメージが変わってしまう。
井上さん
井上さん: これは極端な例なので、実際はこのオブジェクトで、ここまで色が見えてしまうことは少ない。ただ、細かい文字などはわずかなズレでも見えてしまうから、リッチブラックで刷るのは避けた方がいい。
かみちゃん
かみちゃん: なるほど~。
リッチブラックにするもう一つの理由ってのは?
井上さん
井上さん: もうスペースがないから次のページで解説する!
かみちゃん
かみちゃん: いつも好きなだけ文字数を使ってるくせに、今さらスペースの心配?

黒をもっと黒く刷るためには、リッチブラックでデータを作成します。ただし、細い線、細かい文字などには不向きです。デザインに合わせてください。リッチブラックについての解説は、「オーバープリントとは何ですか?」に続きます。

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