紙袋のギモン解決!
Q.43

ベタ印刷は、
普通の印刷と
何が違うんですか?

TAG: 印刷 選び方 

ベタ印刷とは、面を塗りつぶす印刷のこと。
隙間なくインクで紙を覆うので色濃く表現でき、若干のツヤも出ます。
濃度が100%となるので版は網点ではなく平らになります。
詳しく解説します。

A. 紙をすべてインクで覆う
「塗りつぶす」印刷のことだ!
かみちゃん
かみちゃん: うちの会社のパンフレットや名刺は同じ制作会社に頼んでいるんですが、この間、デザイナーさんから「ベタの部分の色が綺麗に出ないかもしれないから色校をとって欲しい」って言われたんです。
ベタって何なんですか?
井上さん
井上さん: ベタとは、「色で塗りつぶした面」のことを言うんだけど、実は二通りの意味がある。
本来、印刷でいう「ベタ」っていうのは、インクの割合が100%の面のことを言うんだ。
版は網点ではなく平らな状態。
だからインクが紙に隙間なく乗って、文字通り塗りつぶされた状態になる。
インクがたっぷり乗るからツヤも出るし、色濃く表現できる。
かみちゃん
かみちゃん: ふんふん。 もう一つの意味は?
井上さん
井上さん: デザインで「ベタ」って言うと、単色の印刷面そのものを指すことがある。
例えば下のようなデザインで、図の部分がベタ。
背景のグラデーションや写真の部分はベタではない。
でも、デザインで言うところのベタは「ベタ印刷」とイコールではない。
かみちゃん
かみちゃん: え、わけわからないんですけど…。
井上さん
井上さん: デザインデータを作る時、デザイナーはパソコン上で色を指定する。 例えばオレンジ色を表現するのに、「Y40%、M30%」という具合にだ。
でもこのオレンジ色を再現する方法は2種類ある。

ひとつは、Y(イエロー)の版と、M(マゼンタ)の版2枚を使って網点印刷をして掛け合わせる方法。
網点印刷は細かい点状にインクを置くんだ。
拡大すると黄色のインクと赤いインクが細かい点状になっているんだが、ヒトの目には混ざり合ってオレンジに見える。

もうひとつの方法が特色印刷。 あらかじめオレンジ色に混色したインクを使って1枚の特色版で刷る。
拡大するとオレンジ色のインクが紙全面に乗っている。
これがベタ印刷だ。
かみちゃん
かみちゃん: 何となくわかってきました。
デザインの段階でデザイナーはとりあえず単色の面をベタって呼ぶけど、印刷方法がベタかどうかは後で決められるんですね。
井上さん
井上さん: その通りだ!
かみちゃん
かみちゃん: 印刷方法は網点の掛け合わせとベタと、どっちがいいの?
井上さん
井上さん: デザインによる。 例えば、さっきのイラストのような、ベタもグラデーションも写真も混ざっているようなデザインの場合、ベタ部分をベタ印刷(ややこしいけど)するには、フルカラー(CMYKの4版)に特色を加えるから5版必要になる。
それだとコストがかかりすぎるから、ベタ部分も網点による掛け合わせでオレンジにした方がいい。
下のようなデザインなら、特色のベタ印刷にすると版が一枚で済むから、そっちの方がお得だ。
かみちゃん
かみちゃん: やっぱり特色1色刷りだとシンプルになっちゃいますね…。
井上さん
井上さん: すまん、この例はベタ部分しかないやつね。
特色1色刷りでも濃淡をつけることはできるから、こんなデザインもできるぞ。
井上さん
井上さん: 図が100%でベタ。マチは50%の網点。
グラデーションで濃淡も出せる。
華やかにしたいなら、2版にしてもう一色足してもいいよね。
それでもフルカラーより安く済むよ。
かみちゃん
かみちゃん: わ、1色印刷でも全然違いますね。
ベタ印刷と網点が一枚の版の中に一緒に入るなら、色々できるってことですね!

ベタ印刷とは、インクで紙の表面を覆い尽くす印刷のことです。使用するインクの量が多くなる、乾きが遅いなどのデメリットもありますが、印刷がしっかりと色濃く出て綺麗に仕上がります。井上工業所では、ベタ印刷も得意としています!

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