洋紙の名前についている晒しとは
さ
さらし
【晒し】
晒しとは、漂白の意味。
漂白した紙の名称についていることが多い。
紙の原料はパルプですから、そのままでは茶色い紙になります。コピー用紙を始め、パッケージやノートなどの世の中に出回っている白い紙は、すべてパルプの段階で漂白を行ったものということです。
紙袋用の紙で、晒しを行った紙には、次のものがあります。
・晒クラフト紙(白色)
・片艶晒クラフト紙(白色)
・半晒クラフト紙(薄茶色)
漂白をしていないクラフト紙は、次のように呼びます。
・未晒クラフト紙(茶色)
片艶晒クラフト紙は、晒クラフト紙の表面をプレスして滑らかにした紙です。
半晒クラフト紙は、その名の通り、半分だけ漂白したという意味です。
完全に漂白せず、ほどほどでやめた状態。色の違いを画像で確認してみてください。
半晒クラフト紙は、よく茶封筒に使われる薄茶色の紙です。
なぜこのような半端な紙を作るのかというと、強度と色の明るさを両立するためです。
漂白には化学薬品を使うため、パルプが傷んで強度が下がります。
そのため、米袋やセメント袋のような強度が求められる用途の紙は、未晒クラフト紙が使われています。
しかし、未晒クラフト紙は茶色が濃いので印刷適性は低いというデメリットがあります。
濃い色で印刷しないと、細かい文字などは視認性が悪くなります。
そこで、未晒クラフト紙ほどではないが強度を保ったまま、印刷しても見やすい明るさの紙が求められ、半晒クラフト紙ができたというわけです。
茶封筒は、宛名を書いても読みやすいですよね。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
晒しを行っているとはいえ、晒クラフト紙はクラフト紙なので、強度は高い方。クラフト紙とは、パルプの繊維が長いざらっとした紙のことです。
例文 2
古紙リサイクルの過程でも、晒しは行われます。
例文 3
厳密には、晒しの度合いはさまざま。同じ白い紙でも、並べて見ると微妙に白色度が違うのは、晒し度合いが違うから。また、蛍光剤が入っている場合もあります。
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