キャストコート紙はコート紙の最高ランク
き
きゃすとこーとし
【キャストコート紙】
キャストコート紙とは、塗工紙の種類のひとつ。
平滑度をあげるため表面が特殊塗工されたコート紙である。
●コート紙の種類
・コート紙、マットコート紙
井上工業所で頻繁に利用されている「A2コート紙」と呼ばれるものはこちら。
・アート紙
コート紙に塗工されたコート剤20g/㎡に対し、こちらは40g/㎡と厚みがあります。
・スーパーアート紙
アート紙よりも更にコート剤の塗工量が多く40g/㎡以上のもの。
・キャストコート紙
上記よりも更に平滑度をあげたもの。
今回はこちらの解説です。
キャストコート紙の中でも、メーカーによって商品名が異なります。
●王子製紙のキャストコート紙
・ミラーコートゴールド
片面のみキャストコート紙
裏面は上質紙仕上げ
・ミラーコートプラチナ
片面のみキャストコート紙
裏面はコート紙仕上げ
・両面クロームカラー
両面キャストコート紙
●日本製紙のキャストコート紙
・エスプリコートFP
片面のみキャストコート紙
裏面は上質紙仕上げ
・エスプリコートC
片面のみキャストコート紙
裏面はコート紙仕上げ
・エスプリコートW
両面キャストコート紙
すべての商品名まで覚える必要はありませんが、色々あるということです。
さて、キャストコート紙は、上質紙をベースに40g/㎡程度のコート剤を塗工された紙を、キャストドラムにより熱を加えながらプレス加工したもののこと。
キャストコートの名称は、キャストドラムからとられています。
コート剤は、カリオン、炭酸カルシウム、サテンホワイトなどからできています。
かなり強い光沢が特徴で、コート紙の中では最高ランクと言えるでしょう。
彩り豊かなグラフィックの再現力に長けているので、写真が美しく仕上がります。
用途としては、商品タグ、ポストカード、名刺、ショップカードなどにオススメです。
ちなみに紙袋の素材として、井上工業所ではリクエストがあればできなくもありませんが、オススメはしません。
コート剤が厚くなるほど、加工を加えるほど、当然コストもそれなりに高くなります。
消耗品である紙袋の材料としては、もったいないかなと思います。
また欠点として、光沢が強いがゆえに表面の傷が付きやすい(目立ちやすい)ということからも、持ち歩きが大前提の紙袋向きではありません。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
商品そのものよりも包み紙や箱など、外装が豪華すぎると違和感しかない。
「そこに予算を割くくらいなら中身の商品ひとつ増やしてよ」ってのがお客様の本音。
何事もほどほどに。例文 2
子供がいるとシールも消耗品な気がするけど、あれもキャストコート紙でできていたりするらしい。
もったいない……例文 3
キャストコート紙の表面はまるで鏡のようにピッカピカ!
だからミラーコート紙という商品名称でも通じたりします。
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