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紙袋とエコ問題についてできる話 紙袋とエコ問題についてできる話
chapter10

紙袋のPP紐はリサイクル可能素材ですが、可燃ゴミとして処理されます

弊社で扱っている紙袋用の紐の中で、最も安価なのはPP紐です。軽くて丈夫、紙と違って水に濡れても強度が変わらないので非常に便利な素材です。ただし、素材はポリプロピレンですので石油由来です。また、本来はリサイクル可能な素材ですが製品リサイクルや原料リサイクルはされていません。

PP紐はどんな素材か

原料はポリプロピレン(PP)。PPは、石油から作られる樹脂の一つです。性質は、軽くて丈夫で熱にも水にも強い。加工しやすく水を通さない。使い勝手がよいので、身の回りのさまざまなものの原料となっています。たとえば、ペットボトルのキャップ、ゴミ箱、プランター、DVDケースなどです。

PP紐は、PPを薄いテープ状にし、それを撚ったものです。弊社の紙袋に使われているPP紐は、細いPP紐3本をさらに撚ったものです。

容器包装とペットボトル以外のプラスチックは、分別回収されない

PPは比較的リサイクルしやすい物質です。しかし、現在日本の自治体が回収してくれるプラゴミは、容器包装プラスチックとペットボトルだけが主流です(一部のプラ製品を「その他のプラスチック」としてリサイクル回収している自治体もありますが、少ないです)。

「PPというマークを見たことがある。あれは何のためにあるのか」と疑問に思う方がいるかもしれません。ご覧になったのは、下のようなマークではないでしょうか。PPは5番です。

海外製品を買うと、このマークが印刷されていることが多いです。これはアメリカの樹脂識別コードです。日本の法律では、このマークを表示する義務はありません。
このマークはリサイクル業者が素材を識別しやすいように考案されたものですが、素材を示しているだけです。自治体の制度と連動していないとリサイクルはされませんから、このマークがあるからといってリサイクルされていることを示しているわけではありません。
実際、アメリカはほとんどのゴミを埋め立てていますし……。
この「矢印付きの三角マーク」がリサイクルの象徴になってしまったので、誤解が生じやすくなっています(そのため、現在は矢印付きの三角形ではなく、ただの三角形に変更されました)。

日本で表示が義務づけられていて、ゴミ回収に関係するマークは下の10種類です。
プラゴミは、容器包装とペットボトルの2種類です。

なぜその他のプラスチックをリサイクル回収しないのか

かつて、プラスチック製品は不燃ゴミとして回収されていました。現在は、容器包装プラスチック、ペットボトル、大型のもの、家電などを除いて、ほとんどは可燃ゴミとして回収されています。
これは、可燃ゴミとプラスチックを一緒に燃やすとプラスチックが燃料として働くからです。

リサイクルには、マテリアルリサイクル(製品に戻して再利用する)、ケミカルリサイクル(原料に戻して再利用する)、サーマルリサイクル(燃料としてエネルギーを再利用する)の3種類があります。
わかりやすいリサイクル方法はマテリアルリサイクルですが、マテリアルリサイクルには難点があります。新品の製品よりも品質が劣る上、リサイクル工程のエネルギー消費が大きいことです。
ケミカルリサイクルは技術的に難しく、これもリサイクル工程のエネルギー消費が大きいです。

それで日本では、容器包装プラスチックとペットボトルだけに絞ったマテリアルリサイクルが効率が良いと考えられているのです(ケミカルリサイクルはごくわずかです)。

PP紐は燃やすとどうなるか

これを見ると神経回路が脳と遮断されるという方も、一瞬だけ化学式を見てみてください。

世の中には「C164H256O68S2Na2」なんていう化学式の物質もあります。それと比べれば、とてもシンプルです。
元素記号はC(炭素)とH(水素)だけ。どちらも身近な物質です。
nは、窒素のNではありません。n回繰り返すという意味です。PPはこの「C3H6」が鎖のように連続するのでnが付きます。

CとHを燃やすと、それぞれ酸素と結びついてCO2とH2Oになります。
二酸化炭素と水しか出ない(有害な物質が出ない)という意味ではよい素材です。
二酸化炭素を問題視するなら、残念ながら「環境にはよくない」ということになります。

地球,エコ

用途を見極めてご利用ください

環境への配慮と経済活動が相反する場合、企業の選択は困難ですね。私たちがPP紐を選択肢に入れている理由は、PP紐には耐水性や軽さという特質があるからです。紙では代替できない特質なので、PP紐がなくなると困る人がいるということです。PP紐を使うか迷った時は、PP紐の特質が必要かどうかで検討いただくとよいと思います。

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