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chapter13

ニスの原料は油と樹脂。環境負荷は低いという評価があるという話

OPニス加工とは、オーバープリントニスの略。印刷の上から塗ることで、印刷を保護し、光沢を与え(マットもあります)、紙を強化する加工です。ニス引きと呼んだりもします。ニスの原料は樹脂と油です。ニス引きしても古紙リサイクルには影響しません。環境負荷について解説します。

ニス引きはPPよりも薄くつきます

写真では少しわかりにくいですが、これがニス引きされた紙です。
紙の表面にほんのりと光沢が出ます。

PPの技術が登場するまでは、表面加工と言えばニスのことでした。
PPはフィルムのため非常に強度が高いですが、ニスはインキに近い粘度の液体です。そのため、通常の印刷機に入れて、インキのように「刷る」ことができます。また、紙の全面に施すだけではなく部分的に使うこともできます。
ニスが乗ったところだけ光沢や手触りが変わるので、デザイン的に使用されることも多いです。
薄く塗る加工なので、PPよりも原料の使用量は少ないです。

ニス引き加工した紙の古紙リサイクル適性ランクは、Aランク

一般社団法人日本印刷産業連合会が設けている古紙リサイクルの適性ランクによれば、ニス引き加工された紙の古紙リサイクル適性ランクはAランク。さまざまな用途の紙に再利用可能です。

Aランク……紙、板紙へのリサイクルにおいて阻害にならない
Bランク……紙へのリサ来るには阻害となるが、板紙へのリサイクルには阻害とならない
Cランク……紙、板紙へのリサイクルにおいて阻害になる
Dランク……微量の混入でも除去することが出来ないため、紙、板紙へのリサイクルが不可能になる

リサイクルすることができない紙は意外と多いので、ニス引きはかなり優秀と言えます。


出典:一般社団法人日本印刷産業連合会

原料は樹脂と油です

ニスは、樹脂を溶剤で溶かした塗料のことを指します。印刷に使われるOPニスには水性と油性がありますが、多くは油性です。
井上工業所で使用しているOPニスも油性で、合成樹脂、植物油、鉱油、補助剤が原料です。
樹脂とは、かなりザックリ言えばプラスチック(=可塑性のある物質)のことです。

樹脂には、天然樹脂と合成樹脂があります。天然樹脂の有名なものは、漆(うるし)や膠(にかわ)。漆は漆の木から採れる樹液でできています。膠は動物の骨や皮から取られるゼラチンでできています。
合成樹脂は、これらと似たような性質の物質を原油から製造したもの。「合成」は化学物質の塊!石油由来は環境に悪い!という漠然とした印象が先行してますが、プラスチックも漆も炭素を中心とした有機化合物という意味では似ています。

塗料は塗膜となる基剤(樹脂)と溶剤でできています(インキの場合は+顔料)。昔は、この溶剤が有機溶剤でできていました。最近のOPニスは有機溶剤の使用が抑えられているので、無駄な石油は減らされています。

地球,エコ

総合的に考えてどうなのかご判断ください

ニスはリサイクルに影響を与えませんし、製造工程でも有害物質を垂れ流しているということはありません。なかなか優秀な素材だと思います。もちろん、地中にある原油や石炭を掘り出すこと自体をNGとするなら、ニスは環境に悪い製品ということになりますが……。PPよりも負荷が低そうなイメージがあるので、過剰包装が嫌われる業種様はPPよりもニスが良いかもしれません。

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