表面加工で変わる全体のイメージ
ひ
ひょうめんかこう
【表面加工】
表面加工とは、言葉の通り。表面に保護加工を施すこと。
印刷物を擦れや色落ちなど意図しないあらゆる事態から保護するために行う。
日本では古くから版画の上にニス引きをして作品の保護やツヤ出しを行ってきました。
井上工業所の表面加工は、PP加工とニス引きがあります。
近年ではPP加工の方が主流となってきましたが、今もなおニス引きの伝統技術は健在です。
それぞれに魅力があるので、求める仕上がりや予算によって使い分けてください。
表面加工をすると、印刷の発色も変わります。写真は、同じ色に印刷した紙にマットPPとニス引きをしたもの。PP加工の方が発色が鮮やかになります。
PP加工には、グロスタイプとマットタイプがあります。
表面加工の目的は次のようなもの。
・見た目の美的価値を高める
ツヤがあるものは華やかに、ツヤのないものは上品に仕上がります。
加工前と加工後では全く違った印象です。
質感も変わるので、紙袋全体のイメージを左右します。
・紙袋全体の耐久性・耐水性向上
PP加工、ニス引きともに紙袋全体に1枚のベールをまとったイメージ。
その分強度や撥水性が向上します。
・印刷面の保護
持ち歩きの際に擦れたり、雨で滲んだりといったトラブルから印刷面を保護してくれます。
単に印刷を守るということだけではなく、持ち歩かれる方への気遣いでもあると思います。
・他社との差別化
表面加工をする、しないによって、仕上がりの質感や見た目のイメージなどバリエーションが増えます。
当然ながら手を加えればそれだけ個性を追求した仕上がりになるでしょう。
・高級感を得る
見た目の変化以外にも、ハリや質感の変化があります。
持った時に感じられる重厚感は高級感に比例するでしょう。
型崩れのないしっかりと独立した佇まいは高級そのものです。
といったことがあげられます。
本来、表面加工は印刷をする際に絶対必要なものではありません。
(印刷用紙にコート紙を選ばれた際は、印刷の割れを防ぐために必要です。)
しかし得られる効果が大きいことから、多くの業種様から好まれて利用されています。
コストは必然的に上がってしまうので、予算と合わせてご検討ください。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
表面加工の種類や特徴についてはまた別のページで。
例文 2
表面加工を施していても、リサイクルは可能です!
それほど環境負担について心配することはありません。例文 3
用紙を安価なものにして、表面加工で高級感を演出すればコストが浮くのでは!?
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