古紙リサイクル適性ランクとは
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古紙リサイクル適性ランクとは
こ
こしりさいくるてきせいらんく
【古紙リサイクル適性ランク】
古紙リサイクル適性ランクとは、一般社団法人日本印刷産業連合会が定めている、古紙のリサイクル適性を分類したもの。
AからDまでの4段階にわかれている。
古紙は、何でもリサイクルできるわけではありません。
加工がたくさん行われた紙は、異物を除去し真っ白に漂白する工程に大変な手間がかかります。
その労力に見合わない、あるいは現実的に異物の除去や漂白が不可能であるとされる紙はリサイクルできません。
また、リサイクルは可能でも、新品の紙のようにはならない古紙もあります。その程度によって、リサイクル適性は次のように分類されています。
●Aランク……紙、板紙へのリサイクルにおいて阻害にならない
●Bランク……紙へのリサイクルには阻害となるが、板紙へのリサイクルには阻害とならない
●Cランク……紙、板紙へのリサイクルにおいて阻害になる
●Dランク……微量の混入でも除去することが出来ないため、紙、板紙へのリサイクルが不可能
このうち、「紙」にリサイクルされるのはAランクのみ。
段ボール箱や紙筒などの「板紙」にリサイクルされるのは、AランクとBランクです。
CとDは両方とも、リサイクルされません。
紙の種類別のランクは、次の表をご覧ください。
紙袋に対して行われる加工では、PP加工があります。
PP加工はこの中で、Bランクです。
よって、加工してもリサイクルは可能です。
このワードを使うシーンと、使い方
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例文 1
古紙リサイクル適性ランクは、紙製品を作る企業には大事な指標だ。
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例文 2
古紙リサイクル適性ランクがCやDになる加工をする時は、本当に必要な加工かどうかを考えよう。