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校了の正しい使い方とは

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校了の正しい使い方とは

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こうりょう

【校了】

校了とは、校正などのチェックが済んで印刷の工程に移っても良い状態のこと。
下版(げはん)と呼ばれることもあるが正しくない。

印刷物は修正やチェックを何度も重ねてから、次の印刷工程(製版)に移ります。
このような流れです。

1.入稿(にゅうこう)
デザインデータを発注主が印刷会社に送る

2.印刷会社によるデータチェック

3.校正出し(こうせいだし)
最終データが発注主に贈られる

4.校了(こうりょう)
発注主が最終データを確認してGOサインを出す

5.下版(げはん)
印刷会社が製版にとりかかる

間違えがないよう、慎重に「校正」をして完璧な状態となったところでやっと「校了」の言葉が出てきます。
そのままですが「校正を終了する」という意味からついた印刷用語です。
「下版(げはん)」と呼ばれることもありますが、これは発注主とのやりとりやGOサインがあった後、印刷所内で指示の際に使用される用語になります。
発注主がOKを出した段階では「校了」のほうが正しい言葉です。

手間やコストのかかる製版後に修正があると、製版を1から作り直すことになるので、発注主にとって多大な損失になります。
印刷会社にとっても、時間はプライスレス。基本的にNG行動であることをご理解ください。

また似た言葉で「責了(せきりょう)」というものがあります。
簡単に言うと「印刷会社に責任をもたせて最後の校正を終了する」ということです。
「校了」は発注主側に責任があります。
違いは最後の校正をどちらが行うか、というところ。
井上工業所では、下版前に誤植に気づいた場合はもちろんご連絡いたしますが、基本的に文字校正などのチェック体制はありません。
「責了」は行ってないものとご理解ください。

このワードを使うシーンと、使い方

  • 例文 1

    「内容全て問題ありません。校了です。」
    ただちに製版工程へGO!

  • 例文 2

    「校了」を英語だと「OK」もしくは「finish proofreading」と言うらしい。

  • 例文 3

    ちなみに印刷物が全数刷り上がった状態のことを「刷了(さつりょう)」と言います。
    校了・責了どれも言葉を略しただけから意外と覚えやすい。

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