見当ズレの意味、理由や原因を深掘り
け
けんとうずれ
【見当ズレ】
見当ズレとは、印刷の際に版や各インクの重ね合わせた位置表裏の位置折り目の位置打ち抜きの位置がズレること。
版ズレ(はんずれ)とも呼ばれる。
版や各インクの位置を合わせるために印刷機を調節したり位置を合わせることを、見当合わせ(けんとうあわせ)と言います。
表裏の見当合わせがうまく行われないと、裁断や組み立ての際にどちらかの面の位置が大きくズレます。
版や各インクの見当合わせがうまく行われないと、グラフィックや文字がズレて意図したものが表現されません。
この見当合わせが正常に行われていない、印刷がきちんと表現されていない様を見当ズレと言います。
文字で説明しても分かりにくいので、版がズレた例をご覧ください。
右側は、手ブレしたようにCMYKの重なりが微妙にズレています。
細かな文字でこれが起こると、読みづらくなるので大失敗です。
歩く広告塔としての役割がある紙袋の印刷として不合格。
直ちに修正が必要です。
見当ズレがおきる原因としては、印刷機のタイミングのズレ、版の位置ズレ、版の露光不良、気温や湿度の影響、用紙の伸び縮み、用紙の寸法が正しくない……といった様々なことが考えられます。
写真などのフルカラー印刷、インクの量が増えるほど調整が難しく、見当ズレがおきやすくなります。
見当ズレを防ぐ裁断位置を指定するため、トンボ(作業を行う際に目印となるマーク)の位置をよく確認する必要があります。
見当ズレを見つけるだけ(色彩を確認するなら色校正本機校正)ならば、簡易校正でも可能です。
このワードを使うシーンと、使い方
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例文 1
「見当ズレ」って「見当が外れる」って言葉から来てるよね。
案外そのまんまな意味だった。 -
例文 2
写真の手ブレは手が震えちゃったやつ。見当ズレとは別物、あくまで仕上がりの例えです。
手ブレして「見当ズレしちゃって~」とか言わないでね。 -
例文 3
結局のところ見当ズレを見つけるためにも「校正」って大切って話だね。
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