K100%を使うならオーバープリント
お
おーばーぷりんと
【オーバープリント】
オーバープリントとは、色を重ねて印刷すること。
K100%のオブジェクトにのみ自動的に処理される。
ブラックを重ねることからスミノセとも呼ばれる。
背景色のある画面にK100%のオブジェクトをのせると、背景の版は「黒い部分を抜いた状態」で作られます。
しかし、こうすると、紙のわずかな収縮によって黒いオブジェクトの周りを縁どったように白い隙間が開いてしまう(見当ズレ)ことがあります。
それを防ぐため、K100%のオブジェクトがくると、自動的に背景を抜きにしない「オーバープリント」処理がなされます。
オブジェクトを背景の上から重ねて印刷するので、縁取りのような線が表れることはありません。
黒色に他の色味を重ねて表現する「リッチブラックのような色味を濃くさせる効果があるのでは?」を期待されることがありますが、それとこれとはまったく違います。
リッチブラックは、C50%、M40%、Y40%、K100%を混ぜることが必要です。
オーバープリントは濃い黒色どころか、オブジェクトの黒色が透けて背景が見え、意図せず透明効果を狙ったような仕上がりになってしまうことさえあります。
ですから、次のように「絶対透けては困る」デザインの場合はK100%の入稿を避けて、あらかじめ他の色を1%でも入れておくとオーバープリントにはなりません。
・地に数字や文字などが入っている
・地に柄が入っている
井上工業所では問題になったことはありませんが、安全をとるならということです!
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
すべての黒色をオーバープリントにすればいいわけも、すべて避ければいいわけでもありません。
オブジェクトの内容により個々に設定することが大切です。例文 2
まぁ結局は、オーバープリントなんてデザイナーさんが知ってればいいだけの話だけど、知っていることで広がる世界ってあるでしょ?
例文 3
オーバープリントとは関係ないけど、ちなみにインク代は黒色が一番安価なんだよ~。
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