未晒クラフト紙とは、包装に適した丈夫な紙
み
みざらしくらふとし
【未晒クラフト紙】
クラフト紙のうち、漂白を行っていない紙のこと。
クラフト紙とは、繊維の長いパルプを使った用紙のこと。
パルプ繊維は細かく粉砕すればするほど紙の表面が滑らかになりますが、繊維の絡まりが弱いので強度は下がります。
クラフト紙は、滑らかさをそこそこにして強度を優先した紙です。
そのため、お米やセメントなど重い物を入れる重袋(じゅうたい)、包装紙などに使用されます。
クラフト紙を真っ白に漂白したものが、晒クラフト紙(さらしクラフト紙)です。
漂白すると化学薬品で繊維が傷むので、これも若干ですが強度が下がります。
破れに強い紙を求めるなら、未晒クラフト紙は大変おすすめの素材です。
一見して、再生紙を使っているように見えますが、実は未晒クラフト紙には再生を使わないものがほとんどです。
入れる場合も配合率は低め。
理由は、古紙を入れると紙の強度が低くなってしまうからです。
古紙を再生するには、熱や薬品を沢山使ってパルプを一度バラバラに熔解させます。そのため、パルプが短くなり、傷んでしまうのです。
強度を重視した紙であるクラフト紙に古紙を混ぜるのは、本末転倒でしょう。
とはいえ、他の白色紙と比べれば未晒クラフト紙は環境負荷の低い紙と言えます。
製紙過程で漂白剤を使わないので、薬品の使用量が少ないからです。
「見た目が何となくナチュラル」という印象もポイントが高いです。
ロゴを入れるだけで簡単におしゃれな雰囲気になるので、最近人気が高い紙です。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
未晒クラフト紙は、お菓子にもアパレルにも不動産屋さんにも、色んな業種に似合う紙だ。
例文 2
未晒クラフト紙には、白い特色インキで印刷するのもおすすめ。紙の色を生かして、面白いデザインができる。
例文 3
未晒クラフト紙は茶色い紙。半晒クラフト紙は、薄茶色の紙。半晒クラフト紙は、少しだけ漂白を行っている。
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