
Q.138
RGB形式で入稿して
しまったら、どうな
るの?

印刷用のデータは、CMYK形式で作ります。データから製版に移る際にCMYKの割合は必ず必要な情報だからです。もしRGBで入稿した場合は、CMYKに変換しなければいけません。弊社の場合は再入稿を依頼します。



かみちゃん:
デザイナーデビューから二週間。うだつの上がらない平民出に、やっと巡ってきた幸運か?それとも破滅のワナか?

井上さん:
名刺のデータを開けて名前と役職を修正するだけの雑用だろ。

かみちゃん:
うるさいですね。illustratorを一所懸命に勉強してるのに。
昨日はなんと、紙袋のデザインを入稿したんですよ。これです。


井上さん:
なにこれ。オーブンに入れる前のターキーを肛門側から見たところ?

かみちゃん:
猫ちゃんですよ。

井上さん:
マジか。

かみちゃん:
マジです。

井上さん:
おじさんお腹痛くなってきちゃった。そろそろ帰……
おい!これRGBデータじゃないか。
おい!これRGBデータじゃないか。

かみちゃん:
嘘だあ。ちゃんとCMYKに……なってないですね。あれ~?
でも、実際RGBで入稿するとどうなるんですか?
でも、実際RGBで入稿するとどうなるんですか?

井上さん:
どうにもならない。普通は再入稿。
印刷会社は、特殊なソフトでillustratorデータを読み込んで、CMYKがそれぞれ何パーセントかという情報を受け取って製版データを作り、版を作る。RGBのままでは製版データが作れないから、カラーモードを変換しなければいけない。
井上工業所の場合は、再入稿するようにお客様に連絡をしている。早くやり直さないと当然納期はズレる。
印刷会社は、特殊なソフトでillustratorデータを読み込んで、CMYKがそれぞれ何パーセントかという情報を受け取って製版データを作り、版を作る。RGBのままでは製版データが作れないから、カラーモードを変換しなければいけない。
井上工業所の場合は、再入稿するようにお客様に連絡をしている。早くやり直さないと当然納期はズレる。

かみちゃん:
よっしゃ入稿済んだ~!って担当者がスマホの電源切ってベロベロに酔っ払ってて一日や二日連絡つかないってこともあるんじゃないですか?

井上さん:
印刷物の制作に慣れている人は、データ不備がある場合は連絡がくると知ってるから、ギリギリ入稿の直後にそういうバカはしないのだ。週刊誌の編集者なんかは、「何もありませんように」って感じじゃないかな。本当に手が離れるのは入稿じゃなくて下版だからね。

かみちゃん:
ノベルティも名刺も、どの印刷屋さんのサイトにも「入稿直後はベロベロに酔っ払って連絡つかなくならないで」なんて書いてないじゃない。

井上さん:
最悪連絡が付かなかったとしても、入稿データに不備がある場合の遅れは印刷会社の責任じゃないからなー。「メールもしたし、また週明けに連絡するか」くらいの感じじゃない?

かみちゃん:
CMYK変換を印刷会社でやってくれればいいのに。
「やっときましたよー」って連絡だけでもいいですから……。
「やっときましたよー」って連絡だけでもいいですから……。

井上さん:
カラーモードを変換すると色味が変わってしまうのだ。微調整が必要なことが多いから、勝手に変換して印刷して「なんか違う」と言われても困る。だからほとんどの印刷会社は客自身で変換することを求めるはずだ。

かみちゃん:
じゃあ再入稿しないといけないですね。
こんな長々と話してる場合じゃなかった!!
こんな長々と話してる場合じゃなかった!!
印刷用の入稿データは必ずCMYK形式で作成してください。後で変換すると色味が変わるのでイメージと異なる結果になります。カラーモードの変換はお客様自身で行ってください。データに不備がある場合はご連絡しています。

