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紙袋の印刷インキは、環境負荷を考えたベジタブルオイルインキが使われています

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紙袋とエコ問題についてできる話 紙袋とエコ問題についてできる話
chapter5

紙袋の印刷インキは、環境負荷を考えたベジタブルオイルインキが使われています

従来の印刷インキには、石油から作った鉱物油が使われていました。しかし、石油に依存する製品はコスト的にリスクがあるため、代替品が模索されてきました。80年代には大豆由来インキが、2000年代にはベジタブルオイルインキが開発され、現在はベジタブルオイルインキが主流です。

印刷インキは鉱物油から植物油に

世界で一年間に使われる印刷インキは、100万トン以上と言われています。地球規模で見ると、なかなかの量です。従来は、このインキは鉱物油でできていました。

しかし、既に70年代には植物油原料のインキの開発が始まります。こんなに早い時期に植物油由来のインキが求められた理由は、環境に配慮したからではありません。70年代のオイルショックによって、石油依存のリスクが如実になったからです。

大豆由来のソイインクが登場

石油と異なり自国で安定供給できるオイルとして注目されたのが、大豆油です。
日本では縄文時代から食べられていた大豆ですが、アジアから世界に広がったのは20世紀に入ってから。食用としてはもちろんのこと、特に搾油に優れているとして世界に伝播しました。
今では世界市場で、輸出金額一位の穀物となっています。比較的、世界中どこでも育てやすい植物だったということです。

80年代には実用に足るソイインキが完成し、世界に広がっていきました。
ソイインキには、石油を使わずに済む他にも利点がたくさんあります。
たとえば、鉱物由来のインキと違って、紙のリサイクル時に剥がれやすいという特徴があります。インキ除去に多大な薬品とエネルギーを使う製紙業界にとっても、ソイインキは歓迎すべきものでした。
また、伸びがよく色が鮮やかという印刷品質の向上も見られました。
デメリットは、鉱物油と比較して乾燥が遅いことくらいです。

一気に普及したソイインキ、トーンダウン

このように優れたソイインキは、日本の平板インキの7割を占める(印刷インキ工業連合会による)までになりました。
しかし、ソイインキはあっという間にその使命を終えてしまいました。ソイインキを示すソイマークの商標権を持っていたアメリカ大豆協会米は、2010年8月末をもってソイシール商標登録期限が切れるが、もうソイインキの役目は終えたので、そのままにして更新しないと発表しています。

そもそも食用にできる穀物を印刷インキにするのはもったいないという面もありますし、実利的には、大豆の価格が上がってしまったため、大豆油は別の素材に変わることになったのです。

2000年代に入ると、俄然注目を浴び始めたのがバイオ燃料です。中南米の国々が国策としてバイオ燃料に取り組み始め、先進国は競って投資を行いました。そのため、国際的に穀物価格が上昇しました。
それと時を同じくして問題になり始めたのが、地球温暖化や気候変動です。露地物の野菜プラントは、気候の影響をもろに受けてしまいます。大豆だけに依存することもリスクがあるのでは?といった考えから、登場したのがベジタブルオイルインキです。

ベジタブルオイルインキが登場

ベジタブルオイルインキとは、大豆に限らず非食用のさまざまな植物からも採取できる植物油を使ったインキのこと。実は、この中に大豆油も含みます。
印刷インキ工業連合会の説明によると、ベジタブルオイルインキの定義は次のようになっています。

1.植物油とは
再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油。
2.植物油インキとは
インキ中に含有する植物油、または植物油を原料としたエステル※との合計が、含有基準量以上のインキ。 ※植物油アルキッドについては、油長(植物油成分含有量)とする。

植物油の含有量は、インキの用途によって細かく分けられています。印刷機が輪転機か平版かによっても必要なインキの特性は変わるからです。
井上工業所では、オフセット印刷にはこのベジタブルオイルインキを使用しています。
ベジタブルインキは使う植物油が混合化になっただけで、その性質はソイインキと変わりません。

地球,エコ

印刷インキはかなり進化しています

オフセット印刷に使われるインキは、弊社ではすべてベジタブルオイルインキです。また、フレキソ印刷に使われるインキも、環境負荷の低い水性インキとなっています。フレキソ印刷の水性インキについては、別の記事にてご紹介したいと思います。

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