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紙袋デザイン講座 紙袋デザイン講座

Lesson1-09

文字の書体を選ぶポイント

LESSON1-8で書体の変更方法を行いました。それでは、どんなフォントを使ってもいいのかというと、実は違います!フォントによっては、印刷が潰れてしまったり読みにくかったりするので、選び方に注意しましょう。

読みにくいフォントは避ける!

上の例を見てください。左は読みにくく、右は読みやすいです。
すべて同じ大きさの文字ですが、書体によって全然読みやすさが違うことがわかると思います。

ただの飾りで入っている英語のキャッチコピーなどは、雰囲気がオシャレな読みにくい書体でも問題ありません。 しかし、URLや住所など「情報」として機能しなければならない文字は、読みやすい書体を選ぶ方が親切ですね。 用途によって、相手によって、使い分けるのが正解です。

かみちゃん
かみちゃん: デザインはコミュニケーションツールのひとつだから、「伝わる」ことに重きを置くことが大切です!と、師匠が言ってました。

文字の最小サイズは6Pt。これ以上小さくしない

文字の大きさはどんな小さなものでも自由に選ぶことができ、1Ptだって入力はできます。
しかし選択ボックスから選ぼうとすると6Ptから表示されるのがおわかりでしょう。
これは、一般的に、文字として読める最小サイズが、6Ptと言われているためです。
雑誌などでは5.5Ptくらいは使われていたりしますし、「印刷可能」な最小文字サイズは4.5Ptです。
ですが、一般的には6Pt以下にすることはまずありません。

最近では、高齢者が増えたためユニバーサルデザイン(すべての人にとって使いやすいデザインを目指すという考え方)の観点から、文字は大きくなっている傾向ですね。
例えば新聞は、2000年ごろに各社が文字のサイズを大きく変更しました。新聞のメイン読者が60~70代であることを配慮してのことです。読売新聞は「デカ文字」で有名ですね。だいたい各社10Pt以上になっています。

誰が読むのかを考え、最小サイズに配慮しましょう。

・高齢者、弱視者なども読みやすいサイズ…14Pt以上
・子どもなども読みやすいサイズ…12Pt以上
・健康な大人にも親切な最小サイズ…7Pt以上
・健康な大人が読める最小サイズ…6Pt

ただし、これは一概には言えません。文字の読みやすさは上にあるように、書体にもよるからです。
実際に選択してみて、読めるかどうかを判断しましょう!

慣れたらフリーフォントをダウンロードしてみよう!

具体的な使用方法については、改めてご紹介しますが、商用フリーのフォントが配布されています。使用範囲をよく読んで、利用してみてください!

■Mdnデザインフォント https://mdn.stores.jp/
有料ですが、優秀なフォントがたくさん!

■fontopo http://fontopo.com/
和文フォントが多く揃っています!

■フォントフリー http://fontfree.me/
キャッチコピーなどに使えそうなフォントが揃います。

フォントも大切なデザインの一部

フォントのデザインが違うだけで、印象がかなり変わります。フォントを選ぶときは、その文字の情報に応じて選んでいきましょう!読ませたいコピーは個性的なものに、情報にあたる部分はゴシックや明朝などノーマルなものを選ぶと失敗を避けれます。

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