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紙袋のギモン解決 紙袋のギモン解決
Q.74

表面をぷっくりさせるUV印刷はできますか?

紙袋のギモン解決

Category: 紙、紐、加工など素材のこと

紙の上に盛り上げることができる印刷方法があります。それが、UV印刷やバーコ印刷と呼ばれるものです。面白い表現ができる印刷方法ですが、井上工業所では現在承っておりません。印刷費が高くなるので、消耗品の紙袋にはあまり適さないと考えます。

A.

やってません!

かみちゃん
かみちゃん: 井上さん、最近印刷屋さんのカタログが届いたんですが、
これ凄くないですか!?
印刷部分が膨らんでる!
それに、ツヤツヤの部分とザラザラの部分があって質感すごい!
井上さん
井上さん: ああ、UV印刷か。
ぷっくりしているのは、バーコ印刷かな?
かみちゃん
かみちゃん: UVって紫外線のことですよね。
なんで紫外線?バーコって何?
井上さん
井上さん: 両方とも、表面を盛り上げることで特殊な表現ができる印刷方法だ。

UV印刷とは
紫外線で硬化する特殊なインクを使った印刷のこと。
これまでの油性インクと違って有機溶剤を含まないから、環境負荷が低いインクとして注目されている。
また、紫外線を照射すると0.2秒で硬化するので乾燥時間がほとんど要らない。
生産性も良いというわけだ。「UVクリアニス」を使うと、ぷっくりした質感も作ることができる。

バーコ印刷とは
樹脂を使ってぷっくりとした凹凸を作る印刷のこと。
アメリカのバーコ社という会社が開発したので、その名が付いている。
凹凸は滑らかで濡れたような瑞々しさがある。
しっかりと盛り上がるので存在感が抜群だ。
かみちゃん
かみちゃん: 素敵ですね~!
井上工業所でもこの印刷できますか?
井上さん
井上さん: いいや、残念ながら井上工業所ではやってません!
かみちゃん
かみちゃん: フン、井上さんもその程度ってことね?
井上さん
井上さん: 失敬な!技術的にはUV印刷もバーコ印刷も、もちろんできる。
でも、UV印刷やバーコ印刷にはデメリットもあるんだ。
最大のデメリットは、印刷費が高いこと。
どんな高級商材のパッケージに使われるとしても、紙袋は消耗品だ。カッコいいデザインだったりお気に入りのブランドだったりすれば、紙袋を残しておいて何度か使う人もいるけれど、家について5秒後にゴミ箱に捨てる人だって大勢いる。
だからそこまで豪華な紙袋を作ろうとする会社は少ない。
あんまり高額な紙袋は中身とのバランスも悪いしな。
前に、桐箱入りのプリンをもらった話、してただろ?
かみちゃん
かみちゃん: そうそう、プリンが小さくてガックリっていうね…。
それに、今は過剰包装は流行らないですもんね。
井上さん
井上さん: UV印刷は、印刷クオリティも油性インクには劣ると言われる。
UVニスではなく通常のカラー印刷としてUV印刷を使った場合だが、油性インクのようなツヤも出にくい。
液体の表面が表面張力で滑らかにつながることをレベリングって言うんだけど、UV印刷は瞬間的に固まるからレベリングが起こる前に固まってしまうというリスクがあるんだ。
かみちゃん
かみちゃん: なるほど~。
じゃあUV印刷やバーコ印刷は、豪華な招待状とか名刺なんかに向いてますね。
井上さん
井上さん: そういうことだ!
用途に応じた印刷方法を使うことが大事だよね。

UV印刷、バーコ印刷による盛り上げ印刷は行っていません。単価が高くなってしまうためです。「10円でも安く」というお客様のご要望を大切にするため、弊社ではより需要が多く高い品質を維持できる印刷方法を採用しています。

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