DICとは。印刷物の色指定に使います
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でぃっくからーがいど
【DICカラーガイド】
DIC株式会社が出版する色見本帳のこと。略してDIC(ディック)。
色の指定や色合わせに利用される代表的な特色インキのカラー。世界共通。
DICは、大日本インキ化学工業株式会社から2008年に社名変更した化学メーカー。
色は主観に過ぎないので、単に赤と言っても赤色の数は無限にあります。それでは印刷結果が毎回変わってしまい、意図した通りに表現できません。そこで、いつでも狙った通りの色が印刷できるよう、印刷インキを開発販売しているDIC社が色の見本帳を作りました。
この見本帳で色を選んで番号で指定すれば、必ずその色で刷ることができます。
色の指定は「●●●の色を、DIC N-752にしてください」のように行います。
初版は1968年に出版され、基本の643色は日本を代表するグラフィックデザイナーの田中光一・勝井三雄、イラストレーターの灘本唯人を中心に選定されました。 長きにわたり紙袋製作業界だけでなく、ファッション、インテリア、プロダクトなど幅広い分野で活用されている色見本帳です。
DICカラーガイドは、基本的な色は現在6冊にわかれています。そのほかに、「日本の伝統色」「フランスの伝統色」「中国の伝統色」の3冊が販売されています(2020年6月時点)。
印刷デザインを行うデザイナーにとっては必須です。
WEBでもDIC番号を振った色見本を見ることができますが、モニターで再現した色は正しいDICカラーではありません。あくまでも似た色を出しているだけなので、参考程度にしましょう。モニターはモニターごとに彩度も明度も異なりますし、印刷の色は印刷物でしか正確には表せません。
DICは日本の会社ですが、国際的な化学メーカーのため、DICカラーガイドは海外でも使われています。
カラーガイドでもう一社有名なのが、PANTONEカラーガイドです。
これは米国の会社です。DICと同じように色見本帳があります。
色番号はまったく違いますが、甲乙はありません。どちらを使って色指定を行っても大丈夫です。
井上工業所では、DICもPANTONEも両方で色指定ができます。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
こだわりのカラーは、DIC色番号で正確な指定を!
例文 2
DICカラーガイドが高額で買えない……。でも、図書館に探しにいっても置いていなかった。どうしても要るなら買うしかない。
例文 3
会社のイメージカラーもDIC色番号で指定して明確に決めておけば、紙袋製作だけじゃなくてオリジナルノベルティグッズを作る際にも役立つだろう。
例文 4
あの有名の日本最大の料理レシピサイト・クックパッドのロゴは「DIC566」のオレンジ色と「DIC311」の茶色で構成されているんだって!
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