DTPとは、入稿データをパソコンで作ること
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でぃーてぃーぴー
【DTP】
印刷用の入稿データをパソコンで作ること。
対する言葉は「アナログ製版」。
現在は当たり前のようにパソコンでデザインを行いますが、パソコンが広く普及したのは90年代です。
それまでは、入稿データは紙で作られていました。
配置したい文字、写真、イラストなどを拡大縮小して出力した紙を切り抜き、台紙の上に並べて貼り付けてレイアウトしました。パソコンがないので、トンボも手描きです。
手描きのマンガ原稿を想像していただくとわかりやすいかと思います。
トーンや文字貼ってできた原稿が、そのまま入稿データになります。この原稿を「版下」と言います。
印影がそのまま版になるため画面を汚してはいけませんし、何より膨大な手間を要しました。
Apple社がMacintoshを、Adobe社がページ記述言語を使った「PostScriptフォント」を、アルダス社がDTPアプリケーションの「Pagemaker」を開発したことで、1985年にDTP技術が確立されます。
今はWindowsでもDTPアプリケーションが使えますし、入稿データを作成することができますが、デザイン・印刷業界では未だにMacが主流です。これは、DTPのスタートにAppleが大きな役割を果たしていたからです。
DTPは1987年には日本にも上陸しましたが、パソコンのスペックは低くパソコン自体が普及していなかったので、日本でDTPが使われ始めたのは1990年頃。その後は一気にDTP化されていきました。現在では、マンガのような手描きであることに必然性がある原稿以外はすべてDTPで制作が行われています。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
組版に使うソフトのことを、DTPソフトと呼ぶ。代表的なのは、AdobeのillustratorやInDesignだ。
例文 2
DTPオペレーターとは、本来はデザイナーの指示に従ってDTPソフトで原稿を作成する人のこと。ただし現在はデザイナー自身がDTPソフトを使えるのが当たり前になっているので、DTPオペレーターは入稿原稿のチェック、画像の埋め込みの本番化などを行う作業者という意味で使われることが多い。DTPオペレーターの常駐先はデザイン制作会社ではなく、印刷会社であることがほとんど。
例文 3
「DTPデザイン」は、「印刷デザイン」のこと。グラフィックデザイナーは二次元のデザインをする人全般を指す。DTPデザイナーは印刷物のデザインをする人のこと。
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