Photoshopの画像補正の仕方


Q.128
Photoshopを使った画像補正の簡単なやり方は?


Category: デザインや入稿のこと
画像の素材は補正を行ってください。特に、一眼レフで撮影したデータは自動補正がかかっていないので、現物の鮮やかさがいまいち出ていない……ということが多いです。Photoshopを使った基本のやり方を解説します。
A.
最低3つの作業を覚えればOK


かみちゃん: 井上さん、見てください。やっぱりちゃんとPhotoshopを覚えたいから、有料版に移行しました。スキルアップすればデザイナーも夢じゃないかも!

井上さん: どうせ私のクソコラしか作らないのに、無意味な投資だなあ。

かみちゃん: 自惚れないでくださいよ。仕事用の画像補正ですから!
でも、イマイチ基本がわからないんですよね。プロはPhotoshopでどうやって画像の補正しているんですか?

井上さん: プロは細かいことをいろいろやっているんだけど、これから紹介する3つの補正だけでもそれなりの結果が得られる。
1 まずは自動補正をやってみる
2 トーンカーブ
3 色相・彩度
このイグアナの写真を例に補正をしていこう。
まず、必要なのは知識よりも審美眼だ!
1 まずは自動補正をやってみる
2 トーンカーブ
3 色相・彩度
このイグアナの写真を例に補正をしていこう。
まず、必要なのは知識よりも審美眼だ!


かみちゃん: しんびがん~?

井上さん: 写真を見たときに「どうしたらもっとよくなるのかがわかること」と言い換えてもいい。
写真には目的に応じた役割がある。役割を果たせるかを見極め、果たせない要因を見極めて補正をする。足りない部分が見当たらないなら、補正なんかしなくていい。とりあえず明るく鮮やかにすればいいってもんではない。
写真には目的に応じた役割がある。役割を果たせるかを見極め、果たせない要因を見極めて補正をする。足りない部分が見当たらないなら、補正なんかしなくていい。とりあえず明るく鮮やかにすればいいってもんではない。

かみちゃん: 言ってることはわかりますよ。
このイグアナは、かっこいいけど存在感が薄いかも。ペラペラしてる。
せっかくのイグアナだから、見る人をドキッとさせたい!どう?
このイグアナは、かっこいいけど存在感が薄いかも。ペラペラしてる。
せっかくのイグアナだから、見る人をドキッとさせたい!どう?

井上さん: 確かに、この写真は背景に比べて主体が平板な印象があるね。
青からオレンジに移り変わる色の妙、爬虫類の肉感、神秘的な眼光……といった「イグアナらしさ」を引き出せたら、ドキッとさせるビジュアルにできそうだ。これは好みではなくて、デザインの目的とも合致する必要がある。ほんわか系のデザインならもっと平板にした方がいいかもしれないよ。
青からオレンジに移り変わる色の妙、爬虫類の肉感、神秘的な眼光……といった「イグアナらしさ」を引き出せたら、ドキッとさせるビジュアルにできそうだ。これは好みではなくて、デザインの目的とも合致する必要がある。ほんわか系のデザインならもっと平板にした方がいいかもしれないよ。

かみちゃん: はーい。じゃあドキッと神秘系の画像補正をお願いします。

井上さん: (1)まずは自動補正をやってみる
自動補正は、結果が雑で信用ならないと言ってプロはあまり使わないんだけれど、思いっきりアンダーな写真や色味のズレた写真を一発で救ってくれることがあるので楽だ。
これで解決できるなら自動補正でまったく問題ない。まず最初に自動補正をやってみよう。
「イメージ」>「色調補正」>「トーンカーブ」を出す。
自動補正は、結果が雑で信用ならないと言ってプロはあまり使わないんだけれど、思いっきりアンダーな写真や色味のズレた写真を一発で救ってくれることがあるので楽だ。
これで解決できるなら自動補正でまったく問題ない。まず最初に自動補正をやってみよう。
「イメージ」>「色調補正」>「トーンカーブ」を出す。


井上さん: 「自動補正」をクリックする。
すると、トーンカーブの曲線が少し動いて色の濃さが変わった。
しかし、もっとイグアナの存在感を出したいな。
すると、トーンカーブの曲線が少し動いて色の濃さが変わった。
しかし、もっとイグアナの存在感を出したいな。


かみちゃん: 確かにあんまり変わってないかも。

井上さん: (2)自動補正がダメならトーンカーブをいじる
自動補正で一発で綺麗になる画像もあるんだけど、ダメならトーンカーブをいじってみよう。トーンカーブとは、明暗の比率を調整するツール。
無段階の「明るい色」「中間色」「暗い色」の明度を調整できる。
はっきり言って、これを使いこなせれば補正は8割できたも同然。
難しそうに見えるけれど、一度理解してしまえば簡単だ。
トーンカーブを開いた状態は斜めに直線が走っている。
自動補正で一発で綺麗になる画像もあるんだけど、ダメならトーンカーブをいじってみよう。トーンカーブとは、明暗の比率を調整するツール。
無段階の「明るい色」「中間色」「暗い色」の明度を調整できる。
はっきり言って、これを使いこなせれば補正は8割できたも同然。
難しそうに見えるけれど、一度理解してしまえば簡単だ。
トーンカーブを開いた状態は斜めに直線が走っている。


井上さん: ここにクリックで点を打って、その点をドラッグすることで明るさを調整する。
上にドラッグすると明るくなる。
下にドラッグすると暗くなる。
全体を均一に明るくしたり暗くするのではなく、いじりたい領域だけ明度を変えられるのが便利なのだ。
また、トーンカーブはその名の通り、明暗をカーブでつないでくれる。
たとえば、やや右上に点をひとつ打って下方にドラッグすると、暗い色を中心に全体が暗くなった。
上にドラッグすると明るくなる。
下にドラッグすると暗くなる。
全体を均一に明るくしたり暗くするのではなく、いじりたい領域だけ明度を変えられるのが便利なのだ。
また、トーンカーブはその名の通り、明暗をカーブでつないでくれる。
たとえば、やや右上に点をひとつ打って下方にドラッグすると、暗い色を中心に全体が暗くなった。


井上さん: 点を三つ打って、暗い色はより暗く沈ませ、中間色もやや暗めにし、明るい色は明るいまま残すようにするとこんな感じ。


かみちゃん: 急に立体感が出てきましたね。

井上さん: (3)色相・彩度
色相は、色味のこと。彩度は鮮やかさ。
どっちもやりすぎると不自然になるので、最後の仕上げに微調整程度にするのがコツ。
「イメージ」>「色調補正」>「色相・彩度」を選択する。
色相は、色味のこと。彩度は鮮やかさ。
どっちもやりすぎると不自然になるので、最後の仕上げに微調整程度にするのがコツ。
「イメージ」>「色調補正」>「色相・彩度」を選択する。


井上さん: スライダーを動かすと、色相・彩度・明度を変えることができる。下のようなこともできる。


井上さん: 色相+5、彩度+5にして完成。


かみちゃん: こいつ、生きてる!
Photoshopを使った画像補正のやり方でした。実際には、もっと細かい作業ができるソフトですが、まずは基本操作としてトーンカーブを中心に慣れるといいと思います。同じ写真でも魅力がまったく変わってきますよ!
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