コート剤とは、コート紙の表面の塗料のこと
こ
こーとざい
【コート剤】
コート紙やアート紙などの、塗工紙の表面に塗られている塗料のこと。
紙はパルプ繊維でできているので、ある程度はざらつきがあります。
細かくパルプを粉砕すると滑らかになっていきますが、紙はパルプの絡まりで形を保っているので、あまりパルプを細かくすると紙の強度が失われていきます。
ですから、通常の製紙工程だけでは紙を滑らかにするには限度があります。
そこで考え出されたのがコート剤です。
これを紙の表面に塗ることで、紙の表面をツルツルにするというものです。
コート剤は、白色の顔料と接着剤でできています。
そもそも、なぜ紙をツルツルにしたいのかというと、印刷適性を上げるため。
粗い紙だとインクが乗る部分と乗らない部分ができますし、紙はパルプですから、そのままでは繊維がインクを吸ってしまうのです。
紙がインクを吸うと滲みが出て、細かい印刷がボケてしまいます。
だから、コート剤を塗ることで表面を滑らかにし、インクの吸収をしにくくするのです。
このようにして作られたコート紙は、特に写真の表現に向いています。
このワードを使うシーンと、使い方
例文 1
コート紙は、印刷は綺麗だけれどコート剤が割れるので折りを入れる印刷物の場合は要注意。ひび割れから紙の白い色が見えないようにしたいなら、PP加工が必須。
例文 2
コート剤を塗ると、紙の表面に光沢が出る。
例文 3
コート紙のグレードは、コート剤の厚さで決まっている。
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