思い出の時計・ジュエリーをあらゆる手段で直す

ー 御社の事業について教えてください。

石川様： 『BONNY CROWN』という、時計とジュエリーの修理・販売、およびネイルサロンを営んでいます。 夫が時計・ジュエリーの修理を、私がネイルを主に担当しています。 ヒアリングに時間をかけ、お客様おひとりおひとりを大切にした地域密着型の接客応対をさせていただいています。

ー Instagramで素敵なネイル作品を拝見しました。どのようにデザインを考えていらっしゃるのですか？

石川様： 四季折々の情景をイメージしたり、最新雑誌からトレンドカラーや流行の柄などのインスパイアを受けたりしてデザインすることが多いです。 また、お客様の肌に似合う色やデザインをご提案したりもしています。 お客様が喜んでくださったり、ネイルをしたことで日常にいいことがあったりしてくれると嬉しいです！

ネイリストの石川有香様

ー 素敵ですね！時計やジュエリーの修理・販売ではどんな特徴がありますか？

石川様： 他の時計店で断られてしまった時計やジュエリーを、あらゆる手段で直す努力をしています。 時計やジュエリーは思い入れがあり大切にされているお客様が多いので、なるべく修理を断ることなく、どうにか直る方法を模索しております。 例えばアンティークの時計など既にパーツが製造されていないものは、オークションで探したり、ステンレスを削ったりしてパーツ自体を手作りしたりして対応しています。 修理を担当している夫は、この道12年。もともと『ものづくり』が得意だったこともあり、試行錯誤して様々な修理にチャレンジしています。 ありがたいことに当店の口コミを見て、他県からも多くのお客様にご来店いただいています！

時計を修理中の石川鷹之様

ー 印象に残っているお客様はいらっしゃいますか？

石川様： 亡くなったおばあさまから譲り受けた指輪が古いデザインで使えない、というお客様が印象に残っています。 現在でも違和感のないデザインへと作り変える『ジュエリーのリフォーム』をご提案させていただきました。 指輪に付いている石はそのままに、地金を一度溶かして材料として再利用。 3000種類ほどあるデザインの中から、気に入った型枠を選んでいただきました。 気に入ったデザインにおばあさまの想いも乗った逸品に仕上がり、とても喜ばれておりました。 毎日肌身離さず着けてくださっているそうです！ 想い出の詰まった時計やジュエリーの修理は、お客様のお悩みを解決し喜んでいただけるので、とてもやりがいがあります。

高級な商品と安っぽい既成紙袋では釣り合いがとれず悩んでいました

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか？

石川様： 商品のご納品時に使用しています。 時計はメーカー毎にそれぞれ箱が決まっており、小ぶりなサイズからお重のような大きめのサイズまでまちまちです。 ジュエリーは指輪やブレスレット、ネックレスなど、こちらも様々なケースに入っています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか？

石川様： 販売している商品のサイズがバラバラなため、これまで既製品の紙袋を何種類も購入していたため、統一感が欲しいと思っていました。 何種類も購入するのは手間もかかりましたし、費用もかさんでいました。 また、高級品を取り扱う私たちにとって、安っぽい既製品の紙袋では商品との釣り合いがとれなかったことが悩みです。 既製品ではオリジナリティを出せずにいたことも長年の悩みでした。 あるとき、バレンタインで買ったチョコレートの紙袋にたまたま当店の紙箱を入れたときに、このサイズ感がいい！というものと出会いました。 もうすぐお店が60周年という記念すべき年を迎えるので、せっかくならばと、今回オリジナル紙袋を制作する決断をいたしました！

信頼していただけるお店になれるよう、販売ツールにも気を配っていく

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか？

石川様： どんな商品でも入れられる余裕のあるサイズ感になるよう、マチ幅を大きくとることが一番の目的でした。 オリジナリティが出ることも期待していました。 既製品では出せない高級感のある紙質やヒモ選び、柔軟なオーダーも、井上紙袋さんだから出来たと思っています。

ー オリジナリティを出したかったのはなぜですか？

石川様： 既製品とオリジナル紙袋では雰囲気が大きく異なるので、当店独自のしっかりした紙袋を作ることで、信頼感を出せればと思っていました。 当店のある宇都宮市の時計店は、80歳以上の大先輩が営んでいらっしゃることが多いです。ですが、当店の店主はまだまだ若手。頼っていただける・信頼していただけるお店になれるよう、紙袋といった販売ツールにも気を配っていこうと思いました。 また、マチがしっかり広い紙袋というのは、既製品には無く、珍しいですよね。そのサイズ自体にオリジナリティがあります。 マチが広い紙袋は使いやすくて、便利。 商品のお持ち帰りだけでなく、後で再利用してもらえたらいいなという想いもあります。

ー デザインのポイントを教えてください。

石川様： 余白を多くとることで、高級感を出したところです。 また、60周年の記念にキラキラ感を出したいと思い、箔押しでロゴを入れることにしました。 普段はカジュアルな雰囲気で接客しているのもあり、締めるところは締めたいという気持ちもあり、箔押しの高級感をデザインに取り入れました。

ー 紙（片面コート紙）はなぜ選びましたか？

石川様： 高級感があるからです。

ー 紐（アクリル平ヒモ）はどのように選びましたか？

石川様： 紐もやはり高級感があるため、アクリル平ヒモを選びました

ー マットラミネート加工を選んだ理由を教えてください。

石川様： マットな質感がもともと好きだったからです。 また、紙にテカりがあると、新聞のチラシなどを連想してしまいがちなので避けたいという思いもありました。

この１種類の紙袋で全て完結！

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか？

石川様： 『オリジナル紙袋　小ロット』で検索したような記憶があります。

ー　お見積り時に不安なことはありましたか？

石川様： 当店は小規模なため金額面の心配がありました。 ３～４年前から紙袋を作りたいと思っていたのですが、マチの広い紙袋は高いことが多く、悩んで何度もあきらめていました。 ですが、井上紙袋さんはとてもリーズナブル！見積もりもわかりやすい提示をしてくれたので、安心して頼むことができました。 今まで「オリジナルだと高いから……」とあきらめていたのですが、既製品で購入していた金額と井上紙袋さんの見積もりを比較して計算を出してみると、さほど大差がなかったことに驚きました！

ー 依頼時の対応はどうでしたか？

石川様： オリジナルなので最初からハードルの高いやり取りになるのではと不安でいっぱいでした。 ですが、井上紙袋さんよりメールで添付された色見本のデータや紙質の説明等がわかりやすく、スムーズにデザインの入稿まで進めることができました。 また、順序良く導いてくださったりと、とても親切で良かったです。 初心者の私でも誰かに相談することなく想像以上にスムーズにオーダーができました。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみた印象をお聞かせください。

石川様： 自分の頭に描いていたものが形になったことの喜びと、使用感の良さに大満足です！ マチの大きさもちょうど良く、全ての商品にぴったり！この１種類の紙袋で全て完結するところも嬉しいです。 今まで既製品に頼っていたのがばかばかしくなるほどです。 今回オリジナル紙袋の制作を依頼して、本当に良かったと思います。 お客様に商品をお渡しする際、より自信をもってお渡しできるようにもなりました。 お店の記念すべき60周年の年を、この紙袋と共に企業としても成長していこうと思っています。 多くの方に信頼されるお店として、長く愛されていければ嬉しいです。 目指すは100周年です！