老舗醸造所が作る、発酵食品の魅力を伝える糀ぷりん

ー 御社の事業について教えてください。

河村様： 三重県伊勢市の伊勢神宮前にある創業２００余年の食品メーカーです。 伝統的な味噌や醤油の他、発酵食品である糀の持ち味や良さを生かした甘酒や「糀ぷりん」などを製造・販売しています。

ー 「糀ぷりん」はどんなプリンですか？

河村様： 糀を使用した発酵スイーツで、深い甘さと、糀の優しい香りがするプリンです。 素朴で気取らない美味しさや、糀の旨み、栄養価の高さ、身体へのやさしさが特長です。 弊社の糀ぷりんを開発する際にこだわったことは、「味噌醤油醸造所のエゴを出さないこと」。 醤油はかくし味として使いつつも、しょうゆ風味のしない、純粋にスイーツとして評価いただける味を目指しました。 甘みを甘酒でとり、たまり醤油でコクを加えた、オリジナリティが高く印象に残る味に仕上げています。

ー 糀について教えてください。

河村様： 糀は糀菌を大豆や米に付けたものです。 糀菌は、空気中に漂っていて、建物にしみついています。 そのため、その醸造所や土地によって独特の風味が育まれます。 人間の手だけではできない、微生物や発酵の力によってできた複雑な風味や健康効果が魅力です。 糀には必須アミノ酸が全て含まれており、ビタミンも豊富です。 栄養豊富で、美と健康に興味のある女性の強い味方になってくれます。 糀ぷりんを販売することで、より多くのお客様に発酵食品をお届けできていることにワクワクしています！

注文前に紙袋の折り目の印刷も確認

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか？

河村様： 糀ぷりん専用の紙袋として活躍しています。 3個以上のプリンを購入してくださったお客様にお渡ししています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか？

河村様： 新店オープンの際のブランドイメージアップになるよう、専用のオリジナル紙袋を作ろうと思いました。ですが、従来に取引のあった印刷屋さんでは費用が高く、紙袋１枚あたり100円以上かかるということでした。 そこでインターネットで紙袋屋さんを探しました。 依頼時は、「もし予想どおりの紙袋に仕上がらなかったら、社内に迷惑がかかってしまう」という不安が頭を占めていました。 印刷物は、インクの乗りや仕上がりのカット、加工などの精度が、印刷所さんによって変わってしまいます。 袋物だと糊付けが甘くないかや、取っ手が左右にずれていないかも重要です。 そのため、依頼にあたって紙袋屋さんは吟味しました。ホームページに掲載されている事例の紙袋をよく見たり、事前に質問したりもしました。 折り目の印刷のズレがないかどうかや、仕上がり、糊付けの具合など、井上紙袋さんには電話やメールで詳しく教えてもらいました！

伊勢と商品のイメージをストレートに紙袋に表現

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか？

河村様： ブランドイメージを高めてくれることです。 また、コスト面であまり負担にならないことも期待しました。 実際のところ、商品は1個３８０円から５５０円と低価格なので、一つずつ紙袋をつけるのはコスト面で難しいです。井上紙袋さんの価格でなかったら、オリジナル紙袋を今のようにお客様にお渡しすることは実現できていなかったと思います。

ー 格安ギザギザ（輪転）プランを選んだ理由を教えてください。

河村様： 費用対効果を考えた際に、ベストだと思ったからです。 おしゃれで高そうに見えつつも、気兼ねなくお渡しできるものにしたいと思いました。

ー デザインについて教えてください。

河村様： 初めて伊勢に来てくださった人のことをまず考えました。 そこで、伊勢と商品のイメージがストレートに伝わって、「良いものを買ってきた」と思ってもらえる紙袋のデザインを目指しました。 お店のある場所は伊勢神宮のお膝元の「おはらい町」というところなので、「おはらい町からのお便り」をコンセプトにしています。 マチ部分の上部にはスタンプが描かれています。 この切手みたいなスタンプは、「お土産物だから切手スタンプみたいな雰囲気が似合うだろう」と、井上紙袋さんが加工してくれたものです。

1枚あたり14円！みんなに感心されました

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか？

河村様： 「紙袋　激安」というキーワードでウェブ検索をして、井上紙袋さんを見つけました。ホームページを拝見し、豊富な事例が画像で確認でき、また、費用感も具体的に知ることができたため、紙袋の仕上がりが想像できたのが良かったです。

ー　井上紙袋にご注文いただいた決め手は何でしたか？

河村様： 電話やメールのやり取りで、丁寧に詳細を話し合えたからです。 ホームページに掲載されている事例を見ながら、素材についても色々と教えてもらいました。 価格が安かったのも良かったです。 また、紙袋の強度や折り目の印刷など熟練の技術が必要な事柄に関して、井上紙袋さんの経験値の高さにも期待したというのもあります。

ー 依頼時の対応はどうでしたか？

河村様： 丁寧に質問に答えてくれて、納得して注文することができました。 コロナ禍で実際に会えない中でしたが、電話やメールでしっかり意思疎通をできている感覚がありました。 また、先ほどデザインについての話で上がったように、スタンプを加工してくださったところも良かったです。 梱包がエコに配慮した形態だったところも好印象でした。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。

河村様： イメージ通りでした！ 心配していた印刷のズレなどもなく、とてもきれいな紙袋を届けてもらっています。 また、社内のスタッフからは１４円で小サイズの紙袋ができたことに感心されました！ いいものが欲しいけれど、販促費は悩ましいところです。 そのため、費用対効果が高く、ちょうど求めていた紙袋ができて本当に良かったです。 増版の依頼も一年後に行いました。 多くの方に専用紙袋をお渡し出来ており、お客様にも喜んでいただけています。 自社商品が瓶で冷蔵商品のため強度が必要になるので、今後は湿度や重量に耐える素材の紙袋も視野に入れていきたいです！