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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.25

大畑食品株式会社

パッケージを通じて様々なニーズのお客様と出会えた

業種: 食品・お菓子
2023年02月22日

お客様情報

大畑食品株式会社

https://oohata.jp/

石川県金沢市にある、佃煮・惣菜・菓子・珍味などの製造販売を行う会社。1936年創業。『素材を活かし、新たな「美味しい」をつくる』をテーマに、“加賀百万石の味”を受け継ぐ伝統的な釜炊きの佃煮や、佃煮製造の知恵と技を活かした「クルミのおやつ」を展開。金沢の食文化を子ども達に伝えている。本社、金沢百番街あんと店、石川県観光物産館などの店舗での販売の他、オンライン通販にも対応している。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    大畑 晃一

食と金沢の文化を若い世代に伝えたい

ー 御社の事業について教えてください。

大畑様: 日本固有の伝統食品である佃煮の製造、販売をしています。創業1936年、今年で87年目を迎えます。食品の卸業者様からスーパーマーケットや量販店へ商品が流れ、店頭で販売されています。

ー 佃煮の食文化について教えてください。

大畑様: 佃煮はもともと保存食として多くの家庭で常備されていました。 冷凍食品やレトルト食品がなかった時代、保存食自体が貴重だったのです。 小魚の佃煮は、当時の人々の大事なカルシウム源の1つでもあったそうです。 また、当時はおかずがあまり無く、白米を主食としていました。 そのため、ご飯のお供として佃煮のニーズが高かったのです。 昨今では冷凍食品をはじめ保存食の選択肢が多くなったことや、おかずをメインに食べるようになったこと、食の欧米化などにより、佃煮があまり食べられなくなりました。 若い世代では特に顕著です。 日本伝統の食文化を伝えるという観点からも、美味しい佃煮を作ってもっと多くの方に食べていただけたらいいなと思っています!

ー 現在、力を入れている商品はなんですか?

大畑様: 前述のとおり、食の多様性、食生活の変化から佃煮の消費量は低下し続けています。 そこで、永年培ってきた佃煮製造の知恵と技を活かして、「クルミのおやつ」というクルミ菓子を開発し、その販売に注力しています。 佃煮づくりで使用する蒸気釜を用い、その日の湿度や気温に合わせて熟練の職人が製造。 素材の食感や風味が活きたクルミ菓子を作っています。 2021年3月19日に金沢駅の商業施設「あんと」に直売店「クルミのおやつ」を開業。旗艦店として商品の露出をアップし、売込み先も新しいチャネルを模索中。雑貨店やセレクトショップ、ウェブショップ等にアプローチをしています。 また、金沢ではクルミを「久留美(くるみ)」と書き、美容や健康維持に良い食材として、婚礼や慶事の祝い膳に飴炊きしたくるみの佃煮を食べる習わしがあります。 「クルミのおやつ」を味わってもらうことで、当地のこうした食文化をもっと身近に感じていただくことが可能です。 「クルミのおやつ」を通じて、金沢の魅力も発信できればいいなと思っています!

視覚的にインパクトを与え認知度向上を図りたい

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

大畑様: 店頭で商品をお買い求めいただいた際に、中に入れてお客様にお渡ししています。 また、ウェブショップでお求めのお客様にもリクエストに応じてお付けしています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

大畑様: 認知度向上を図るためブランディングの一環として視覚的にインパクトを与えたいと思いました。 佃煮は伝統的な和の表現イメージが多いです。 そのため、かわいいイラストをアイコンとして使用し、「可愛い!」「お洒落!」といったイメージを与えるようにしたいと考えました。

紙袋を提げて歩いてもらう事で宣伝になる

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?

大畑様: 宣伝効果やブランディングになることを期待しました。 リスがクルミを囲んでくるくる回る風車のようなデザインとKURUMI NO OYATSUと大きく描かれた一面にしたので、提げて歩いてもらうことで宣伝になればと思っています。 また、大事にしてもらえる紙袋を作ることで、手元に袋を残していただいて、後々にも「クルミのおやつ」を思い出してもらえることも期待しました。

ー デザインのポイントはどんなところですか?

大畑様: 金沢というと和の落ち着いたイメージなりがちです。 そこをあえてポップな印象に仕上げました。

ー 紙(晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?

大畑様: 丈夫で耐久性が高いため選びました。 使い捨てではなく、再利用してもらえるような紙袋にしたいと思ったからです。

ー 紐(紙三本ヒモ)はなぜ選びましたか?

大畑様: ポップな印象になるように選びました。 レモン色は、メープルシロップの帯の色に合わせています。

ー サイズはどのようにして決めましたか。

大畑様: 『クルミのおやつ』の缶のサイズを基準に考えました。 4種類のフレーバーがあるので、4缶とその箱詰めが入るように設計しました。

パッケージに反応してくれるお客様を増やしていきたい

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

大畑様: デザイナーさんからの紹介です。 小ロットからの対応が可能だということで、何件かのクライアントさんとの実績もあったようです。 佃煮の弊社ロゴをデザインした手提げ袋でも井上紙袋さんにお世話になっているので、安心してお任せできると思いました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

大畑様: 作成依頼は、考案者であるデザイナーさんがしたので詳細はわかりませんが、リピートオーダーについては弊社から行っています。 入金確認や納期のお知らせなど、メールでのやり取りですがしっかりご対応いただいています。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。

大畑様: 大変キュートな仕上がりに満足しています! お客様にお渡しする際に「可愛いーっ‼」と言っていただけると嬉しくなります。 リスの風車のようなデザインはアイコン的にも目立つので、提げて歩いていただけるだけで宣伝効果も期待できます。 ご覧になった方に、「あれ何の手提げ?」「どこのお店の?」と思ってもらえるだけでも、ブランドの認知につながるのでは……との想いから、お店のディスプレイにも使用しています また、この「クルミのおやつ」では興味深いことが起きました。 パッケージを通じて様々なニーズのお客様と出会えたのです! 例えば、リス好きでリスグッズを集めている方や、おしゃれな金沢土産をお探しの方、飼育しているリスとリスグッズのツーショット写真を撮りたい方、リス風車のデザインに興味を引かれたデザイナーの方などです。 SNSでお客様が投稿してくださった写真から興味を持ってくださり、「どこで売っていますか?」というお問い合わせをいただくこともありました。 お土産物屋さんだけでなく、雑貨店さんからも「クルミのおやつ」の仕入れについてオファーをいただいたのも、パッケージの効果だと感じています。 これからもっと、パッケージに反応してくださるお客様を増やしていきたいと思っています。 金沢土産としても、より魅力的な存在になっていけたら嬉しいです!

この商品のスペック

カテゴリ
規格サイズ220
業種
食品会社
都道府県
石川県
枚数
4000枚
製品単価/枚
50円台〜
用紙
晒クラフト紙100g/㎡
サイズ
幅220×マチ120×高さ235mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙三本ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • アイコン的にも
    目立つデザイン
  • パッケージを通じて
    出会う
  • 大事にしてもらえる紙袋
    を作る

お客様情報

大畑食品株式会社

石川県金沢市大野町4丁目リ170番地4

https://oohata.jp/

石川県金沢市にある、佃煮・惣菜・菓子・珍味などの製造販売を行う会社。1936年創業。『素材を活かし、新たな「美味しい」をつくる』をテーマに、“加賀百万石の味”を受け継ぐ伝統的な釜炊きの佃煮や、佃煮製造の知恵と技を活かした「クルミのおやつ」を展開。金沢の食文化を子ども達に伝えている。本社、金沢百番街あんと店、石川県観光物産館などの店舗での販売の他、オンライン通販にも対応している。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    大畑 晃一

    祖父、父より受け継ぎ3代目に就任。経営全般を担っている。現場第一主義で、自身で営業活動、商談も行う。今の若い世代の人たちの佃煮に対する印象や価値観など率直な声をヒアリングし、商品企画や売場の考案も手掛けている。「貰ったら食べますが、買ってまで食べない……。」という声が多い中、新しい需要の創出に奮闘中。

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