なぜ、どんな紙袋を作りましたか?
お客様インタビュー
Vol.16
株式会社イサミコーポレーション
紙袋も大事な演出!お客様に渡す全てが“商品”です
業種:
アパレル
2022年12月23日
お客様情報
株式会社イサミコーポレーション
http://www.isamicorp.co.jp/埼玉県行田市にある、学校制服や足袋の企画、製作、販売を行う会社。明治40年創業。同社のカジュアル足袋ブランド『イサミタビ』では、伝統の製法を用いて国内生産したショートタビを展開。足袋文化を現代に伝える活動を行っている。
お答えいただいた方
-
足袋部
土屋 海斗 様
現代人の洋装に合うカラフルな足袋で、伝統を次世代につなぐ
ー 御社の事業について教えてください。
土屋様:学校制服・体育衣料・企業ユニフォーム・足袋の企画・製造・販売を行っています。 足袋は明治40年より事業を起こし、今年で115年となりました。 拘りの製法を受け継ぎながら、最高品質の製品を国内のみで製造をしています。 これまではOEMとして足袋を生産することが多かったのですが、近年では新たにカジュアルに足袋を楽しめる姉妹ブランド『イサミタビ』も立ち上げました。 私たち日本人の和装文化を多くの方々に知っていただくことで、後世まで残していきたいと思っています! また、弊社の本社と工場のある行田市は足袋作りの歴史を有しており、平成29年に「足袋蔵のまち」として日本遺産に認定。弊社の足袋工場は昭和初期に建てられたノコギリ屋根の大規模な木造洋風建築で、こちらも日本遺産に認定されています。 日本の伝統をみなさまにお伝えできるよう、観光客の方に向けて、足袋工場をご見学いただいたり、足袋作りについて説明したりもしています。
ー 足袋の魅力をざっくり教えてください!
土屋様: 親指とその他4本の指を包む2つのパーツから成り、足先に力が入りやすくしっかりと地面を踏むことができます! また、足にフィットするため、履き心地も快適です。 さらに、足袋で素足を保護できるため、下駄などを履いた際にも足が痛くならず、また、履物を脱いで建物にあがる際にも衛生的です。 足袋は生地が伸びないため、製造には熟練の縫製技術が必要不可欠。 弊社では足袋の製造にかかる13工程すべてを、10年以上の経験を持つ職人が手掛けます。 機械ではできない、人間の細かな力加減で縫い上げていくことで、絶妙なフィット感を実現。 気持ちの良いサラサラとした足袋本来の魅力を最大限に引き出しています。
ー 自社ブランド『イサミタビ』ではどんな足袋を作っていますか?
土屋様: 若者をターゲットにした、履きやすく、ポップなデザインのショートタビ(半足袋)を作っています。 コンセプトは“Old is new. Protect and innovate our culture”。 従来の自社ブランド『イサミタビ本舗』では伝統的な白色・黒色・和柄の足袋が中心ですが、新たに立ち上げた『イサミタビ』では現代人の洋装にも合うようなカラフルな足袋を展開。 ビリヤード柄や幾何学柄など、アメリカの生地ブランドから仕入れたおしゃれな柄で、自分だけのおしゃれを楽しむことができます。 男女兼用で、サイズはS~4Lの6サイズをご用意。 『USAコットン(綿100%)』を使用しており、履き心地も抜群です! SNSでは現代人のファッションに合わせた足袋の新しい履き方も提案しています。 例えば洋服の足元にサンダルや雪駄、下駄を履き、そこにイサミタビを合わせます。 すると、足元にポイントを置いた、個性的な和洋折衷スタイルが完成! 新しさと伝統の融合した、クールな印象をまとっていただけます。
開封する前に、第一段階として色で楽しんで欲しい
ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?
土屋様: 工場直売やポップアップショップを行った際に、足袋を入れてお客様にお渡ししています。 足袋は専用の箱に入っており、オリジナルのショップカードも入れています。
ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?
土屋様: 既存のお渡し用の袋は地味で特色がありませんでした。 お客様に商品を開封する前に、第一段階として色で楽しんで欲しかったため、オリジナル紙袋を作ることにしました!
UGC(ユーザー生成コンテンツ)効果を高める紙袋
ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?
土屋様: スタイリッシュかつ発色の良い紙袋を使用することで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)効果を高められればと考えました。 紙袋を持って歩いていただくことも宣伝になると思いますが、さらにSNSでユーザー様が投稿してくれることも期待しています。 昨今はユーザーが発信することで、蜘蛛の巣状に人気が広がることが多いです。 そのためにも「こだわり」は大事だと思っています!
ー UGC(ユーザー生成コンテンツ)効果が高まる紙袋にするために、具体的にどんな工夫をしましたか?
土屋様: 『映える』ことを意識しつつ、くどくならないようにしました。
ー デザインについて教えてください。
土屋様: 商品のカラフルさが引き立つよう、逆算してデザインを考えました。 まず、ファーストインプレッションが「キレイ」、「かわいい」となるよう、ブラウンの紙とオレンジ色のヒモを選びました。 ブラウンでシックに抑えつつ、鮮やかなオレンジを差し色に持ってくることで明るい気分になるように、との考えからです。 次に紙袋を開けると、中に足袋専用のギフト箱が入っている状態になります。 この箱は黒色です。 ここで色味をぐっと抑えるわけです。 わくわくと期待も高まります。 そして最後にこの箱を開けると……、カラフルな足袋が目に飛び込んできます!
ー なぜ英語の文字は横を向いているのですか?
土屋様: 膝の上に置いた時に、持ち主の方に文字が向くようにと考えました! QRコードも右手でスマホを持った際にジャストな位置にあります。 また、シンプルに必要な情報だけを載せつつも、デザイン的に寂しくならないよう縦書きでボリューム感を出したかったというのもあります。
ー 紙(未晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?
土屋様: 無垢な感じや、汎用性があり二次使用を期待できると思い選びました。 また、ヒモのオレンジ色との相性も良く、ヒモと紙袋本体の一体感が出るところもいいなと思いました。
ー 紐(紙単丸ヒモ)はどのように選びましたか?
土屋様: コスト面と色の鮮やかさから選びました。
ー 無加工を選んだ理由を教えてください。
土屋様: 無垢でナチュラルな雰囲気に仕上げたかったからです。
お客様に共感してもらわなければ、物は売れない
ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?
土屋様: ネットで検索したところ、ヒットしました。 「紙袋 オリジナル制作」というキーワードだったと思います。
ー井上紙袋にご注文いただいた決め手は何でしたか?
土屋様: まず、ホームページが見やすく、問合せしやすそうなレイアウトだったので見積もり依頼のハードルが低かったです。 また、手順が明確に示されていたのも良かったです。 実際に問い合わせするとレスポンスも早かったので、井上紙袋さんで紙袋を作ろうと決めました。
ー 依頼時の対応はどうでしたか?
土屋様: とてもスムーズな対応を頂けました。 また、イラストレータでデザインをおこして、それを紙袋の図面にするところもやってくださり助かりました。 最終デザインの後にフォントサイズと配置の微調整を依頼したところ、快く引き受けてくれたのも良かったです!
ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。
土屋様: 期待通りの仕上がりでした。 ヒモのオレンジ色の鮮やかな発色や、紙製のあたたかで和を感じる雰囲気など、実物を見てとてもいいなと感じました。 想像以上に少ないやり取りでイメージが形になったことはうれしい驚きでした。 お客様やスタッフからは、製品が丁度入るサイズ感と、スタイリッシュな見た目が好評でした! 「かわいい」や「いいものを作ったね」といったお言葉をいただいています。 商品は私にとって息子のようなものです。 そのため、誇りを持って送り出したいと思っています。 今回紙袋を作ったことで、箱のままでなくきちんと袋に入れてお渡しできるようになって本当に良かったです。 紙袋に入れて手渡す、という所作の美しさも重要です。 昨今は無機質な接客が多くなっていますが、昔はサービスが行き届いていました。 お客様に渡す全てが商品だという考え方が主流でした。 商品にかける帯やショップシール、紙袋も大事な演出。 細かいところまで目を届かせる・気を配ることに、おもてなしの心が表れていました。 ですが、『効率化』のもとに人々のそういった愛想のよさが失われつつあります。 私は『自分がどういう人から買いたいか』を自分の中で明確にしました。 店舗に赴き、人の手から買うというのは、一連の体験であると私は考えます。 商品が良いことはもちろんですが、物以上にお客様に共感してもらわなければ、物は売れないと思います。 紙袋や箱に大事に商品を入れてお渡しすることは、そんな弊社の姿勢の表れです。 そこからリピートにもつながると思います。 最高の気遣いでお客様をおもてなししていきたいです!
この商品のスペック
- カテゴリ
- ボトルサイズ
- 業種
- 繊維製品
- 都道府県
- 埼玉県
- 枚数
- 1000枚
- 製品単価/枚
- 90円台〜
- 用紙
- 未晒クラフト紙120g/㎡
- サイズ
- 幅160×マチ90×高さ350mm
- 印刷
- 1色印刷
- 表面処理
- なし
- 提げ手
- 紙単丸ヒモ
- オプション
- なし
- 運賃送料
- 無
-
カラフルな商品が引き立つよう
逆算してデザイン -
UGC効果が
高まる紙袋 -
箱も紙袋も
お客様に渡す全てが商品
お客様情報
株式会社イサミコーポレーション
埼玉県行田市向町2-6
http://www.isamicorp.co.jp/埼玉県行田市にある、学校制服・体育衣料・企業ユニフォーム・足袋の企画、製作、販売を行う会社。明治40年創業。足袋は全て自社工場にて手作業で製造しており、同社の職人の中には埼玉県伝統工芸士として表彰を受けている者も在籍。また、同社のカジュアル足袋ブランド『イサミタビ』では、伝統の製法を受け継ぎつつ現代のスタイルへとアレンジを加えたショートタビ(半足袋)を展開。オンラインショップやポップアップショップでの販売の他、SNSでの情報発信など、足袋文化を現代に伝える活動を行っている。
お答えいただいた方
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足袋部
土屋 海斗 様デザインや営業を経験したのち、2020年に株式会社イサミコーポレーションに入社。日本伝統工芸品である足袋の企画・製造・販売・ブランディングを担当する。2022年、カジュアル足袋ブランドの『イサミタビ』を立ち上げる。伝統的な白や黒、紺という昔ながらの足袋ではなく、現代人の服装にも合わせやすいショートタビを考案。様々なカラーや柄を展開している。また、地元の学校で足袋についての授業を行なったり、地域のイベントで『My足袋づくり』の講師を務めたりなど、様々な角度から足袋文化を伝えている。
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最小ロット500枚
規格サイズ320
幅とマチが固定。ゆったり大きめサイズ
最小ロット300枚
規格サイズ280
幅とマチが固定。大きめファイルサイズ
最小ロット500枚
規格サイズ260
幅とマチが固定。A4カタログがぴったり
最小ロット500枚
規格サイズ220
幅とマチが固定。食品や雑貨におすすめ
最小ロット500枚
規格サイズ160
幅とマチが固定。かわいいミニサイズ
最小ロット500枚
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最小ロット500枚
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