閉じる
お問い合わせ
06-6925-3154

平日9:00〜18:00

お問い合わせ

06-6925-3154

平日9:00〜18:00

メニュー

メニュー 閉じる

なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.12

有限会社小林武之助商店

お客様の需要から逆算して生まれたパッケージ

業種: 食品・お菓子
2022年12月22日

お客様情報

有限会社小林武之助商店

https://www.tsukushin.jp

東京都中央区にある、つくだ煮の製造・卸・販売を行う会社。あさりや昆布、かつおそぼろなどの定番商品をはじめ、季節の限定商品などがある。昔ながらの道具・製法で作った、やさしい味わいが人気。

お答えいただいた方

  • 製造、販売、デザインまで全般
    小林 良裕

つくだ煮発祥の地・佃島で昔ながらの手作り

ー 御社の事業内容について教えてください。

小林様: つくだ煮の製造、卸と販売をしています。 つくだ煮発祥の地である「佃島(つくだじま)」で、伝統の製法による手作りのつくだ煮というストーリーを大事にしています。 あさりや昆布、海老、鰻、貝柱などが商品です。 昔ながらの道具・製法にこだわり、厳選した素材を少しずつ丁寧に炊いています。 保存料を使わず、煮る時間と材料で保存性を高めた、身体に優しいつくだ煮です。

ー 商品の特徴やこだわりを教えてください。

小林様: 昔ながらの道具を使い煮切らず素材の風味を生かして炊き上げた、やさしい味わいが特徴です。 弊社では毎日1種類ずつ手作りしています。 例えばあさりのつくだ煮ですと、準備から片付けまでにかかる時間は6時間程度です。 砂抜きをしっかり行ったあさりと生姜を、レンガで出来た窯でゆっくり直火で煮付け、ちょうど良い塩梅で煮上げ。 竹でできた籠で余分なタレを切り、木製の飯台で水分を飛ばしつつ一気に冷まして味を馴染ませます。 保存料を使用せず、浅炊きのため、賞味期限は3週間ほど。 煮詰まる前に仕上げたことで、素材の味が生きた、柔らかな食感のつくだ煮が出来上がります。 また、販売方法にもこだわりがあります。 店頭で山盛りにせず、作ったらすぐに70gずつ小分けにパック。 食べきりサイズにすることで、鮮度を保ったまま、清潔な状態でお届けしています。

ー 贈答用にも人気だそうですね。

小林様: はい。「お菓子以外で、華やかな、東京の手土産をさがしている。」という方に、竹籠入りの佃煮セットをよくご利用いただいています。 店舗のある東京都中央区は、地域柄30代のファミリー層が多く、つくだ煮という昔ながらの食べ物に少し距離を持った方々が多いです。 しかし、パッケージや店舗デザインに惹かれて来店される方が、「つくだ煮ってこんなにおいしかったんだ」と周りの方にお薦めしてくださったり、会食の手土産に使ってくださったりと間口の広がりを感じています。 東北の型染・民芸作家が手掛けたパッケージは贈答用にもぴったり。 身体にいいお土産なので、お渡しする方の健康を願うお気持ちもお届けすることができます。 また、『つくだ煮のオリジン』の物語も楽しんでいただけているようです。 お贈り先様に喜んでもらえたとのお声を多くいただいています!

ギフト品において紙袋はパッケージの一部

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

小林様: ギフト品において、紙袋はパッケージの一部なので、常に活躍しています! 持ち運びやすいことはもちろん、手土産にご利用いただいても安っぽく見られないよう、大事に商品を包み込んでくれています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

小林様: 一般の印刷所に依頼すると価格が高い、というのが一番の悩みでした。 自分の中にデザインのイメージを持っていて、紙質や配置などもゴールが決まっているのに高いデザイン代など細かい諸経費がかかるのがネックでした。

持ち歩いて派手すぎない紙袋

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?

小林様: 一枚あたりのコストが安くなることと、お客様に再利用してもらえることです。 ちょっとした荷物を持ち歩くのに意外と紙袋を利用することは多いです。 一回でも弊社の紙袋を再利用してもらうと、宣伝にもなります。

ー 一度見たら忘れない、インパクトのあるデザインですね。どなたがデザインなさったのですか?

小林様: 染物職人の方が描いてくださった原画を、私が紙袋のデザインに落とし込みました。

ー デザインのポイントは?

小林様: 持ち歩いて派手すぎないよう、色のトーンやエビの大きさにこだわりました。 茶色い未晒クラフト紙に白色のインクでエビを印刷したことで、しっかり絵柄は見せつつも、控えめで洗練された印象になるように仕上げています。 また、ロゴをドンッと大きく置いてしまうと再利用してもらいにくくなると思ったため、ロゴの入れ方やサイズにも配慮しました。

ー 紙袋のサイズはどうのように決めましたか?

小林様: コスト面も考慮して、規格サイズの中から商品に合うものを選びました。 上下の余白は多めにとっています。 この余白がないと、商品を入れた際に紙袋の側面がへこまず、不格好になってしまうからです。

ー 紙(未晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?

小林様: 気軽な手土産にピッタリだと思ったからです。 実はもう1サイズ大きい紙袋も作ってもらったのですが、そちらは会食などフォーマルな場にも合うよう、半晒クラフト紙を選んでいます。 紙の色の濃さによって醸し出されるカジュアルさが異なるので、そこをうまく利用してシーンに合うように工夫しています。

ー 紐はどんな風に選びましたか?

小林様: ポップなイメージになるように選びました! まさにエビの色という赤色の、紙単丸ヒモという紙製の自立するヒモです。 ヒモだけに色を取り入れることで、派手過ぎず、ポップな雰囲気も表現したいと思いました。

ー 表面加工はどうなさいましたか。

小林様: 無加工にして、未晒クラフト紙の持つ素朴な質感を活かしました。 雨の日はビニールのカバーをつけてお渡ししています。

紙袋はお客様の需要から逆算して出来るパッケージの一部

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

小林様: WEB検索で井上紙袋さんを見つけました。 他者はデザイン代が入った価格で高かったのですが、井上紙袋さんは素材と制作の費用だけだったので依頼することに決めました。 また、ホームページがしっかりしていて、わかりやすかったのも良かったですね。 Q&Aなどの情報が丁寧に載っていて、信用できそうだと思いました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

小林様: フォームに入力してからスムーズに制作が進みましたので、導線の中でストレスや不安は感じませんでした。 営業力が強いと逆に頼みたくなくなってしまうので、それも無く、程よい距離感で対応してくださったのも良かったです。 12月の繁忙期に電話で急いでいることを伝えたところ、スピード感を持って対応していただけたことも助かりました!

ー 完成品を見た時の印象や、実際使ってみた印象をお聞かせください。

小林様: 期待通りの仕上がりでした! 保存スペースの都合で手提げ紐をつけない状態(穴あけのみ)というイレギュラーな対応をお願いしたのですが、快く応じてくださいました。 別発注の手提げ紐の業者さんも案内してくださり、柔軟な対応に満足しています。 また、自分がデザインできれば、余計な時間、コストがかからない所がうれしいです。 紙袋はお客様にも好評で、お受け取りいただいた瞬間に「いいね!」と言ってもらえることもあります。 また、紙袋に伝票を貼ってそのまま宅配便で送る方もいらっしゃいます。そういった際にも、当店のものだと一目でわかるデザインの丈夫な紙袋にして良かったなと感じています。 紙袋はパッケージの一部で、お客様の需要から逆算して出来るものだと私は思います。 これからもお客様のニーズにお応えしていけるよう、商品はもちろん、パッケージにもこだわっていきたいです!

この商品のスペック

カテゴリ
ジャストニーズフルオーダー
業種
佃煮屋
都道府県
東京都
枚数
5000枚
製品単価/枚
30円台〜
用紙
未晒クラフト100g/㎡
サイズ
幅160×マチ90×高さ200mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙単丸ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • 白色インクで
    派手すぎない仕上がり
  • ヒモに色を取り入れて
    ポップに!
  • お客様の需要から
    逆算して生まれたパッケージ

お客様情報

有限会社小林武之助商店

東京都中央区佃1−2−1

https://www.tsukushin.jp

東京都中央区、つくだ煮発祥の地である佃島にある、つくだ煮の製造・卸・販売を行う会社。あさりや昆布、あみ、かつおそぼろ、田夫などの定番商品をはじめ、季節の限定商品などを扱う。レンガで出来た窯、竹でできた籠、木製の飯台など、昔ながらの道具を使用。煮切らず素材の風味を生かして炊き上げた、やさしい味わいが特徴。また、東北の型染・民芸作家が手掛けたパッケージは贈答用にもぴったり。店頭の他、インターネット通信販売にも対応している。

お答えいただいた方

  • 製造、販売、デザインまで全般
    小林 良裕

    大学卒業後、大手セレクトショップに勤務。その後、家業である佃島の佃煮屋を終わらせるのがもったいないとの想いから、伊勢丹や高島屋に入るテナントの会社に転職。デパ地下のお客様の需要を実地で学ぶ。2012年より、新しく家業の小売販売事業をスタートさせる。製造・販売からお客様目線での商品開発やパッケージデザインまでマルチに手掛けている。

同じタイプの紙袋を注文する

最新記事

インタビュー一覧に戻る

有限会社井上工業所 Copyright © 2021