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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.05

瓢簞山稲荷神社

再利用してもらえるようデザインにこだわった紙袋

業種: 冠婚葬祭・寺社仏閣
2022年10月27日

お客様情報

瓢簞山稲荷神社

https://www.facebook.com/hyotanyama.inari/

大阪府にある神社。天正11年(1583年)創建。瓢簞山古墳の斜面に社殿が建つ。日本三稲荷、「辻占」の総本社としても有名で、全国から多くの参拝客が訪れる。

お答えいただいた方

  • 宮司
    山畑阿登視

相談者の心に寄り添い深く占う、辻占(つじうら)の総本社

ー 御社の事業の内容を教えてください。

山畑様:  神社における宗教事業をおこなっています。主に祈祷(各種出張祭を含む)、祭祀、守札(まもりふだ)授与等の3つから成ります。それぞれ具体的に説明しますと、祈祷は、神様へ願いを伝えてご加護を得られるようにすることです。 拝殿に上がっての厄払いや、お宮参り、七五三などがこれにあたります。 神社で行う以外に、出張祭では現場に出向いてご祈祷をします。 現場とは例えば地鎮祭や会社内のお社などです。そこで安全祈願や商売繁盛、健康などをお祈りします。 祭祀とは「まつりごと」のことです。 夏祭り(例大祭)や初午大祭、月次祭など季節に合わせて行います。 守札(まもりふだ/しゅさつ)の授与とは、お守りやお札の授与のことです。 また、宗教事業の中には、弊社独自のものとして「辻占(つじうら)」を行っています。

ー 辻占(つじうら)について詳しく教えてください!

山畑様: 辻占判断、辻占おみくじ、辻占瓢簞笹の3つの総称が「辻占(つじうら)」となります。 辻占判断は、占場から通行人を見て、その人の行動などを宮司である私に伝え、がそれをもとに神意を伺います。 万葉集にも登場する、「夕占(ゆうけ)」が基となる日本で古くから行われている占いの一種です。 辻占おみくじは紙を用いたおみくじで、通常のおみくじの他に、「あぶり出し」と「焼きぬき」があります。 「あぶりだし」は紙をろうそくの炎などであぶると、おみくじの結果が翡翠色の文字で浮かび上がるおみくじです。 「焼きぬき」は紙の中央に線香の火種を当てて火を走らせ、紙に書かれたおみくじの文言が焼きぬかれることで結果がわかるおみくじです。  辻占瓢簞笹は、中におみくじが入ったひょうたんの形をしたもなかのことです。 占いたい時にひょうたんを割っておみくじを取り出して読むほか、飾っておくこともできます。

ー 辻占判断の際に大切にしていることはどんなことですか?

山畑様: 辻占判断は神社の宮司が一子相伝で代々伝えてきたものなので、まずその伝統を大切にしています。 また、相談者が何を知りたいかを聞き出し答えを返すことも大切にしています。 占場から見える通行人の姿は、相談者によって様々な姿に映し出されるものです。 なぜその相談者はそう感じたのか、そこにどんな心理が潜んでいるのかを丁寧に紐解いていき、より深く占うことができるようにしています。

祈祷の授与品を入れる紙袋

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

山畑様: 祈祷の授与品(撤下/てっか)を参拝者にお渡しする際に紙袋を使用しています。 撤下とは、神様へのお供えのお下がりを意味します。 具体的には、神札、神饌(しんせん)、記念品等をお下がりとして紙袋の中に入れています。 神饌は神様にお供えした食べ物のことで、鰹節や砂糖、季節の野菜などが多いです。 神様が召し上がったものには神気が籠っており、縁起が良いといわれています。 記念品としては絵馬や社紋入りの塗り箸・塗皿をお入れしています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

山畑様: これまで使用していた紙袋在庫がなくなってきて発注をしようとしたところ、従来に製作を依頼していた会社が廃業されてしまっていたのです。 それで、紙袋制作の新しい依頼先を探すことになりました。 また、以前の紙袋は朱色で、社名と紋が大きく入って、 再利用しづらいデザインでした。現状ではその場限りの使用となり、昨今のエコの時流にも反します。 そのため、デザインも変更したいと思っていました。

再利用してもらえるようデザインを刷新

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?

山畑様: 費用面はできる限り抑えると共に、もの自体の質を下げないこと。 また、これを機に意匠の刷新も図り、再利用してもらえる紙袋となることを期待しました。

ー 神社様だと赤のイメージが多いと思うのですが、こちらは珍しく爽やかな青色ですね!なぜブルーにしたのですか?

山畑様: まず、以前の紙袋の朱色のイメージを変えたかったため、思い切って反対色にしようと思いました。 また、再利用してもらうには清潔感も重要だと思いました。 関西ではお気に入りの紙袋にお弁当を入れて持ち歩く方々がいます。 そのため、お弁当を入れたくなるような、清潔な青色が入ったものにしようと思いました。

ー 紐の色が青と白のコンビでとってもおしゃれですね!なぜ2色にしようと思ったのですか?

山畑様: かわいいからです! また、紙袋本体の地色である白色と印刷色の青色の組み合わせを紐にも用いることで、全体として統一感を出したいと思いました。 単色の紐と比べて、2色のコンビネーションカラーの紐でもほとんど価格が変わらなかったところも背中を押してくれました。

ー 再利用してもらえる紙袋にするために、どんなところを工夫しましたか?

山畑様: まず、持つ人にとって心地良いデザインであるよう、神社名を主張しすぎないよう工夫しました。 具体的には、神社名は紙袋の裏面と片方のマチのみに入れました。 また、清潔感のある色味とかわいい紐にすることで、持ち歩きたくなる紙袋になることを目指しています。 全体としては、軽やかでおしゃれな印象の紙袋にすることを意識しました。

ー 紙と紐の素材は何を重視して選びましたか?

山畑様: 価格と環境への優しさを重視しました。 以前はPP(ポリプロピレン)製の紐を使っていたのですが、環境への負荷が気になっていました。 その点において、今回選んだ紙素材の紐はエコにも貢献出来て素晴らしいですね。

ー 紙袋のサイズはどうやって決めましたか?

山畑様: 中に入れるお札のサイズを基準にして決めました。 お札は縦に長いですが、厚みはありません。 そのため、紙袋のマチを狭くすることで、収まりが良いようにしました。 また、マチを狭くして紙袋全体のサイズを抑えることで、費用も抑えられるよう配慮しました。

イメージ通りのかわいい紙袋が出来上がり、評判も上々

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

山畑様: インターネット検索で見つけました。 たしか「紙袋 手提げ」で検索したと思います。 検索でヒットした中から2社に絞り、井上紙袋さんに決めました。

ー井上紙袋を選んでくださった決め手は何でしたか?

山畑様: 品質の良さと価格が安かったこと、担当者に信頼感を感じたところが決め手となりました。 地元である大阪の紙袋屋さんだという安心感もありましたね。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

山畑様: 迅速に対応していただけました。 また、こちらの細かな注文に対しても簡潔に回答をいただけたのも良かったです。 複数の種類の見積もりもスムーズに出してもらえたので、価格面での話も円滑に進みました。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。

山畑様: 依頼時は期待するイメージと差異が出ないか非常に不安でした。 しかし、いざ完成品を見た時はイメージどおりの仕上がりで、大変満足のいくものでした。 具体的には、色味がまさに理想とした爽やかな刷り上がりです。 また、紐のかわいさも期待したとおりでした。 これまでの紙袋を知っていた方からは、新しい紙袋を見た途端に「いいね!」と言ってもらえました。 こだわったコンビネーションカラーの紐も、かわいいと好評です。 お祝いにもふさわしいデザインなので、命名書を入れた際にはとても喜んでいただけました!

この商品のスペック

カテゴリ
ジャストニーズフルオーダー
業種
神社
都道府県
大阪府
枚数
2000枚
製品単価/枚
60円台〜
用紙
片艶晒クラフト紙120g/㎡
サイズ
幅240×マチ70×高さ330mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙単丸ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • 再利用したくなる
    軽やかなデザイン
  • コンビネーションカラーの
    かわいい紐
  • 紙素材で
    環境に優しい

お客様情報

瓢簞山稲荷神社

大阪府東大阪市瓢簞山町8−1

https://www.facebook.com/hyotanyama.inari/

大阪府東大阪市瓢簞山町にある神社。天正11年(1583年)創建。6世紀末頃に作られたという双円墳『瓢簞山古墳』の西斜面に社殿が建てられている。豊臣秀吉公が大坂城を築城する際に、伏見から「ふくべ稲荷」を遷し祀らせたのが起源。祭神は保食大神(うけもちのおおかみ)であり、日本三稲荷、「辻占」の総本社としても知られている。「辻占」とは、辻占判断、辻占おみくじ、辻占瓢簞笹の総称である。

お答えいただいた方

  • 宮司
    山畑阿登視

    大学卒業後は大学事務局で20年勤務。教学部門で教務・学生支援・進路支援業務に、学校法人部門で設置申請・法人業務・人事業務に携わる。その後、2010年より家業である弊社の神職(しんしょく)を本務とする。「人と接することで日々新しい発見がある。どこで何をしようとするかが大事。」と語る。辻占も日々研究中。

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