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昔の名画の著作権について

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紙袋デザイン講座 紙袋デザイン講座

著作権その2:昔の名画を勝手に印刷できる?

「紙袋デザインのコツ Special04 フリー素材の著作権について」の続きです!そこでは、作者の死後70年経つと著作権は消滅し、誰もが自由に使用できることを解説しました。それでは、昔の名画を自由に紙袋のデザインに使用しても良いのでしょうか?実は注意点があります。

素材を使う時は絶対に注意!著作権のおさらい

「フリー素材」と書いてあっても、著作権利者が一切の権利を手放しているとは限りません。
著作権を侵害すると、民事的にも刑事的にも裁かれる可能性があります。
特に法人が著作権を侵害した場合の罰則は重く、3億円以下の罰金が科せられます。
素材を使う時には、必ずライセンスを確認することを忘れないでください。
詳しくは「紙袋デザインのコツ Special04 フリー素材の著作権について」もご覧ください。

作者の死後70年経った名画の写真。基本的には自由に使って良い

作者の死後70年は著作権が保護されますが、その後は著作権は切れ、パブリックドメインとなります。
ダヴィンチの「モナリザ」を使いたいとして、ネット検索すると画像が沢山ヒットします。
基本的にはどれを使ってもOKです。

「写真の撮影者が写真に対して著作権を持っているので、権利侵害になる」と言われることがありますが、これは誤り。
著作権は、作者の創造性がある著作物に対してだけ認められるものなので、平面的な絵画を忠実に再現するために撮影された写真には、撮影者に権利は発生しません。
実際にルーブルで「モナリザ」を忠実に撮影しようとすると、大変な手間と技術とコネが必要でしょうが、手間や技術やコネには創造性がないと見なされるのです。
ただし、光の当て方を工夫したり斜めに撮影したりして、写真が新たな創造物となった場合は撮影者に権利が発生します。

ルネサンス期の画家、ホルバインの「大使たち」は斜めに見ると髑髏が現れる騙し絵です。これを正面から撮影した写真は著作権がありません。髑髏が見えるように斜めから撮影した場合、著作権が発生するかもしれません。

彫像の場合は、話が別!

立体物の場合、同じ物を撮影しても、撮影者によってセッティングや撮影技術が異なり、写真作品もまったく異なるものになります。
そのため、作者の死後70年以上経過している彫像の写真でも、撮影者に著作権が認められることが多くあります。
「ミロのヴィーナス」やロダンの「考える人」の写真を使いたい場合、写真のライセンスには十分注意しなければならないということです。

改変する時は、所有者に確認をとる

絵画の著作権は切れていても、絵画を所有する人の所有権は失われていません。
所有権を持つ人は、お金をとって公開したり、出版を許可したり、売却したりする権利を持っています。
所有者の所有権を侵害するような使用の仕方をすると、所有者から訴えられる可能性があります。
パブリックドメインは、人類の資産として優れた著作物を共有しようという目的のものですが、そのために第三者の権利を侵害してもよいというわけではないのです。
モナリザをフォトショップで加工して全裸にし、ウォッカの瓶を持たせてくわえタバコにし、下品なキャッチコピーをつけたアダルト広告を世界にばらまいたとします。そのためにモナリザ=娼婦のイメージが定着してしまったら、ルーブルはカンカンでしょう。
モナリザのパロディ作品は山ほどありますし、実際にルーブルがいちいち日本の会社を訴えるとは思えませんが、改変する時は所有者に許諾申請を取るのが安全。
許諾料を支払って使用するというのが一般的です。

え、死んだの最近!?本当に死語70年なのかも確認しよう

ダヴィンチや葛飾北斎の著作権が切れていることは調べなくてもわかると思いますが、実は著作権が切れていなかった!という場合もあります。
例えば、ピカソ、シャガール、ダリ、マグリット、フランシス・ベーコンは昔の人というイメージですが、死語70年経っていません(2019年5月時点)。
死語70年というのは意外と長いです。勝手な思い込みは厳禁。
近代以降の画家の場合はきちんと著作権を確認しましょう。

心配な場合は確認をとる!

著作権はたくさんの権利の複合体なので、大丈夫と思っても思わぬ落とし穴があったりします。突然訴えられるかもしれません。ネットでは無許可転載が頻繁に行われていますが、本来、他人の作ったものを使うなら、作った人に掲載許可をとるのが当たり前です。申し出さえすれば、無償で快諾されることもあります。ほんの一手間を惜しんで訴訟に発展するなんて馬鹿げていますから、デザインする時には十分注意しましょう。

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