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Illustratorでアメリカンな紙袋デザイン3

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紙袋デザイン講座 紙袋デザイン講座

Lesson12-03

イラストやラベルなどパーツを作る

オールディーズな雰囲気の、アメリカン紙袋のデザインの方法を解説します。昔のアメリカのポスターやマッチの箱などのデザインを参考に作ってみました。文字のパーツは揃いました。文字だけだとやりにくいので、すっきり配置するためのパーツを作ります。イラストはフリー素材を使います。

アクセントになるイラストを探そう

オリジナルのイラストはベストですが、手描きのイラストを取り込むにはスキャナが要りますし、色を変えるためには画像をトレースしてパス化するという大変面倒な手順が必要です。
無理せずフリー素材を使っちゃいましょう。

aiデータや、epsデータなど、illustrator上で編集できるイラストのフリー素材を探します。こういうデータを「ベクトルデータ」と言ったりします。

今回は、このイラストをお借りしました。

○イラストAC 「おいしいファーストフードイラスト」(アッセさん作)

この中のホットドッグを使用します。製作中の画面にコピー&ペーストします。

大まかに配置して全体像を作る

これで大体のパーツは揃いました。画面上で色々と動かして、大きな構成を作りましょう。

コツは、見せたい物の順にパーツの大きさを分類し、視覚的な優先順位を決めること。ここでは、下のようにします。

・お店のロゴ→大
・イラスト→中
・その他の文字→小

サイズに変化を付けました。この段階では適当に置いただけでかまいません。

このままだと、文字がどれもごちゃごちゃしています。少し見え方を変えてあげないと、さまになりません。上下に帯を置いて濃淡を反転させた文字を乗せてみましょう。
「100% HANDMADE SPECIAL MEAL」と「AUTHENTIC AMERICAN DINER」を上下に入れました。

ラベル風のパーツを作る

色々動かしてみると、文字だけだとバランスが取りにくく、間延びした印象になります。文字を枠に入れて、面のパーツを増やしてみましょう。
アメリカンっぽくするため、ラベル風にします。
メニューの文字は一塊と考えた方がいいので、文字の長さ的に良さそうな「Special Meal」を楕円に入れてみます。

1 背景に楕円を置いて文字を白に。
2 文字を選択して、「効果」→「ワープ」→「でこぼこ」。カーブを50%、垂直方向10%に変形。
3 「オブジェクト」→「アピアランスを分割」を選択して文字をパス化する。
4 文字を選択し、「ウィンドウ」→「パスファインダー」→「合体」を選択。重なり合ったパスを単純化する。
5 文字と楕円を同時に選択して、「ウィンドウ」→「パスファインダー」→「中マド」を選択。文字を抜く。
6 「オブジェクト」→「変形」→「回転」で12度回転させる。回転はバウンディングボックスでもできます。

レッスン12-4でロゴに影を付けたように、このラベルも重ねて線の太さを変えればアレンジできます。モーターステッカーのようですよね。

文字を入れる枠を作る

少し見やすくなってきましたが、もう少し「白背景に置いただけではない文字」を作りたいと思います。「FROM CONNECTICUT NEW HAVEN」は、ロゴにかかる意味の言葉なので、ロゴとセットにします。
しかし、どうも締まりません。枠の中に入れてみます。

上下にすでに枠があるので、同じような四角形を置いたのではくどいです。
そこで、少しだけ変形させてリボンのような枠にします。

1 長方形ツールで長方形を描く
2 「ペンツール」を長押しして「アンカーポイントの追加ツール」を選ぶ。
3 長方形の左右の辺の中心をクリック。「表示」→「スマートガイド」にしすると、中心点が示される。
4 追加したアンカーポイントをダイレクト選択ツールで選択し、クリック。移動ツールを出す。
5 左のポイントを水平「-20ポイント」、右のポイントを水平「10ポイント」移動させる。

枠に少し影をつけ、文字を入れました。

かみちゃん
かみちゃん: 正しい道に近づいている感じがします!

リボンのイラストの中に文字を入れる

配置をぐるぐる変えていたら、間延びする原因を発見。ホットドッグのイラストが斜めになっているので、どう置いても変な場所に余白ができるのです。(上の画像では、文字を斜めに入れて余白を埋めようとしています)
ここを埋めるために、リボンを置いてみます。この素材をお借りしました。

○リボンフリークス ビンテージなリボン素材

1 一旦イラストの色を薄くして、見やすくしておく。
2 イラストをロックして、ペンツールを選択。
3 リボンの下ラインに合わせて線を描く。直線でかまわない。
4 文字ツールを長押しして「パス上文字ツール」を選択。先ほどの線をクリックして文字を入れる。
5 文字のサイズ、行間などを調整する。
6 リボンの中心にくるよう、文字を上にずらす。

文字の流し込み位置がおかしく、すべて表示されないという場合は、流し込み位置を修正できます。
調整方法は、レッスン5-5の「文字の出方を調整する」部分をご覧ください。

このパーツがあれば、イラストとの相性バッチリ!右端の部分で色々やってますが、こんな風に、入れられる要素をどんどん追加していってもいいですね。
営業時間、サービスタイムなど、「隙間埋め」に役立ちそうな情報があれば試してみましょう。

レイアウトは、違和感の原因を探して潰す作業

最初は、大中小のサイズをつけて雑多に並べる。そこから、「なにがヘンなのか」を探していくと、だいたい収まるところに収まってきます。余白がありすぎるのがヘンなのか、余白がないのがヘンなのか。似た形状が並ぶからヘンなのか、バラバラだからヘンなのか。違和感の正体を見つければ正解もわかります。上の画像は、イラストとラベルが両方左肩下がりで、ちょっと違和感ありですね…。

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