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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.18

有限会社たまや

町のお遍路文化を次世代に伝える紙袋

業種: 飲食店・サービス業
2022年12月25日

お客様情報

有限会社たまや

https://sasaguri-tamaya.com/

福岡県篠栗町にある土産店/食事処。新四国篠栗八十八カ所霊場の総本山で世界最大級の涅槃像が建立されている南蔵院の参道沿いに位置し、篠栗町の特産品や涅槃像・遍路文化にインスパイヤされたグッズを展開している。

お答えいただいた方

  • 代表取締役社長
    桐生 弘貴

お遍路文化を次世代に伝えたい

ー 御社の事業について教えてください。

桐生様: 土産店と食事処を営んでいます。 店舗がある篠栗町は、新四国篠栗八十八カ所霊場や世界最大級の涅槃像が建立されていることで有名な町です。弊社はその霊場の総本山であり世界最大級の涅槃像が建立されている南蔵院の参道沿いに位置。お遍路や涅槃像をモチーフにしたオリジナルグッズや地産の特産品を販売しています!

ー 珍しいグッズですね!なぜ作ろうと思ったのですか?

桐生様: 私が家業である「たまや」を継いだ当時、弊店に並んでいたのは、どこにでもあるような駄菓子や漬け物といった全国共通のお土産品でした。「そもそも土の産と書くのに全国共通の土産?」という凄く違和感がありました。その違和感は、お客様も同じでないだろうかと思い、最初に地元で収穫された甘夏柑で何種類かの地産の特産品を企画しました。そのオリジナル特産品をプロデュースする中で、私が、ファッションに興味あったので何か町の特色を活かしたアパレル商品を企画することはできないかと思い、アパレル業に従事している友人に相談すると、まずはTシャツなどは予算をかけずに作られるのではとないかとアドバイスをしてくれました。そこでTシャツをデザインした事が始まりでした。私たちの町のお遍路文化を、もっと若い世代の人たちにも知ってもらいたいという想いもありましたね。

ー 地産の商品から「たまや」のオリジナル商品が始まったのですね。

桐生様: はい。 ですが、地産の商品には10年ほどで限界を感じるようになりました。 篠栗町は元々、農産物に注力している町ではないので、農産物の産地としての知名度が低いのです。 そのため、少量生産の農産物で特産品を企画しても、その農産物の産地であるイメージが町にないため、大きな波及効果を生むことができなかったのです。 他に何か活路はないかと模索していた時に、町のアイデンティティである遍路の霊場文化と自分が好んで着ていたアメカジのデザインを融合したオリジナルTシャツを作ってみようと思いました。

ー なるほど、すごい発想の転換ですね!

桐生様: 早速そのTシャツをデザインして販売してみました。 すると町内で話題を呼び、なんと10年間で累計1万枚以上を販売するヒット商品に! うれしいことに、自分たちの町の文化がグッズとして受け入れやすい形になったことを、みんなが喜んでくれたのです。 地域のアイデンティティとして浸透していき、地元のたくさんの方々が、このTシャツを着てくれるようになりました。 このヒットを機に、町の特色である「お遍路」と「デザイン」を融合させた商品を展開して土産品でのブランディングを仕掛けていこうと思うようになりました。 そこで以前から知り合いのグラフィックデザイナーに依頼して、オリジナルのキャラクターをデザインしてもらい、Tシャツやトートバッグなどを展開。 土産屋や特産品を扱う店としては珍しくアパレル的なアプローチでの商品展開を徐々に増やしていきました。 アパレルに着目したのは、顧客層の若返りを狙いたいと思ったからです。昨今ではお遍路をされる方が少なくなり、40代以降の方々がメイン層。この様なスタンスで、お遍路文化を次世代に伝えていくことで、少しでも遍路をされる若い方も増え町が活気づいてくれたらいいなと思っています!

ブランディングにオリジナルの紙袋は必要なアイテム

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

桐生様: ある一定金額のお買い上げで、無料でお渡ししています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

桐生様: 以前は何も変哲もない白いレジ袋をお渡ししていました。 ですが、アパレル的なアプローチでブランディングしていくにあたり、オリジナルの紙袋は必要なアイテムだと感じていました。 そのため、商品の充実化にともないオリジナル紙袋を制作することにしました。

商品と紙袋の統一感を意識しました

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?

桐生様: ブランディング効果と、「観光地にある通常の土産屋とは何か違う」というイメージをお客様に抱いてもらえることを期待しました。 多くの土産屋さんは白いビニール袋を使用していることが多いので、差別化を図るファクターになると思いました。

ー ブランディングとなる紙袋にするために、具体的にどんなことを意識しましたか?

桐生様: 商品と紙袋の統一感を意識しました!そうすることで、お客様の満足感が上がります。この紙袋に入れることで、贈る側も贈られる側も更に喜びが増しブランド力も上がっていくと思います。「お土産で渡したいから紙袋は必ずつけてね」とか、「法事のみんなが集まる席でお土産を配りたいから、人数分の紙袋をつけてほしい」といったお声をよくいただきます。もらう側も、どこの土地の何というお店のお土産なのか一目で分かる方がより一層うれしいのではないかと思います。同じ品物でも篠栗で買ってきた事がわかるよう、そのオリジナルの紙袋に入れることで、「お土産」としての価値が上がると私は感じています。また、ユニークさや可愛さのあるデザインの紙袋は、お土産を渡す際のコミュニケーションのきっかけにもなります。「篠栗町というお遍路さんや涅槃像で有名な町に行ってきたのよ!」といった会話を楽しんでもらえると嬉しいですね。

ー 紙袋に「たまや」という店名は入っていないのですね。なぜですか?

桐生様: 店名よりも“ 篠栗町 ”や“ 遍路の町 ”という認知度を高めていきたいと考えておるので、 あえていれておりません。篠栗町内では「SASAGURI88」のロゴイコール「たまや」を認識してもらっていると思ってます。

ー デザインやフレキソ印刷(格安ギザギザオーダー)を選んだポイントは?

桐生様: 一色印刷でコストを抑えようと思いました。 また、ナチュラルながらもセンスが良く見えることを重視しました。

ー 紙(未晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?

桐生様: 「お遍路さん」は質素で素朴なイメージがあるので、そのイメージに合うようにと選びました。 未晒クラフトの茶色や紙らしさの残る質感は、カフェなどでも好んで使われていてオシャレかつナチュラルな印象があります。

ー 紙袋のサイズはどのように決めましたか。

桐生様: 既製品の紙袋で使いやすいサイズを参考に決めました。

PDFでデザイン図を送ったらすぐに紙袋の展開図になって返ってきた

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

桐生様: ウェブでGoogle検索をして見つけました。 「オリジナル 紙袋」というキーワードだったと思います。

ー 井上紙袋にご注文いただいた決め手は何でしたか?

桐生様: 様々な凡例が掲載してあったので参考になり、井上紙袋さんでお願いしたいと思いました。 他社との比較はせず、即決でした! 1枚あたりのコストの軽減策などのアドバイスもWEBに掲載されていて、弊社の予算組がスムーズに進んだのも良かったです。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

桐生様:紙袋のイメージがある程度かたまっていたのもあり、滞りなく進行しました!PDFで部分的にデザイン図を送ったところ、すぐに紙袋の展開図になって返してくれました。「グラフィックをもう少し大きく配置してほしい」という要望にも、即座に応えて修正してもらいました。リピート注文をこれまでに4回していますが、その際には「同じものを」、「前回のデザインのまま、紙袋のサイズだけ変更して作ってほしい」といった要望を井上紙袋さんにメールするだけでスムーズに対応していただいています。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。

桐生様: 最高な出来栄えです!デザインも質感もイメージ通りで、何度も注文しています。弊社のブランディング戦略や町のお遍路文化をご購買いただいた方々に伝える、広告的なアプローチにも一役買ってくれているアイテムだと思います。実際、お客様にお渡しすると「かわいい〜」とおっしゃっていただけることが多いですね。喜んでいただけているのを日々実感しています!

この商品のスペック

カテゴリ
格安ギザギザ(輪転)
業種
土産店
都道府県
福岡県
枚数
14,500枚
製品単価/枚
10円台〜
用紙
未晒クラフト100g/㎡
サイズ
幅220×マチ100×高さ265mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙平ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • 町の文化を
    PRできるデザイン
  • お遍路さんの持つ質素な
    イメージを紙袋で表現
  • PDFでデザインを送るだけ
    で入稿できた

お客様情報

有限会社たまや

福岡県糟屋郡篠栗町篠栗987

https://sasaguri-tamaya.com/

福岡県篠栗町にある土産店/食事処。新四国篠栗八十八カ所霊場の総本山で世界最大級の涅槃像が建立されている南蔵院の参道沿いに位置し、篠栗町の特産品や涅槃像・遍路文化にインスパイアされたグッズを販売している。同社の企画した「SASAGURI88」は、遍路文化をモチーフにしたブランド。その中のSASAGURI88Tシャツが累計1万枚以上のヒット商品となるなど、町おこしとしても注目されている。実店舗の他、オンラインショップ「篠栗遍路デザインストア」がある。

お答えいただいた方

  • 代表取締役社長
    桐生 弘貴

    広告編集のアルバイトや営業職のサラリーマンを経て、2005年に家業である「有限会社たまや」の代表取締役社長に就任。当時店頭に並んでいたのは、どこの観光地でも見受けられる全国共通の土産品に疑問を持ち、独自商品の開発に着手。遍路文化をモチーフにした「SASAGURI88」ブランドを立ち上げる。プロデューサー/デザイナーとしてグッズの企画・販売を行う他、InstagramやYouTubeでも篠栗町の魅力を発信中。

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