江戸っ子の粋が詰まった紙袋
なぜ、どんな紙袋を作りましたか?
お客様インタビュー
Vol.03
株式会社丸屋
江戸っ子の粋が詰まった紙袋
業種:
アパレル
2022年09月28日
お客様情報
株式会社丸屋
https://www.getaya.org/東京都品川区にある、下駄・草履・雪駄などを扱う和装履物専門店。慶応元年(1865年)創業。台と花緒を選びお客様の足に合わせてその場ですげる、昔ながらのスタイルで販売および修理を行っている。
お答えいただいた方
-
6代目/株式会社丸屋 社長
榎本英臣 様 -
5代目
榎本準一 様
台と花緒を選んですげる、昔ながらの下駄屋さん
ー 御社の事業の内容を教えてください。
榎本様: 下駄・雪駄・草履といった和装履物を専門に取り扱っています。 いわゆる昔ながらの下駄屋です。 一般的なイメージですと、花緒が台に付けられた状態の品物が並び、それから自分の好みに合う品物を選ぶような買い方ですが、我々の場合、台と花緒の組み合わせが自由になります。 当店では台は100種類、花緒は1000種類ほどを全国から取りそろえており、好きなデザインの履物に仕上げることが可能です。 お客様のお好みの台・花緒をその場でお見立ていただき、それをお客様の足に合わせて調節していく。 台に花緒を取り付ける作業の事を「すげる」と言いますが、これが我々の一番重要な仕事でありサービスです。 その場で足に合わせる事で痛くない、快適な和装履物をお求めいただけます。
ー どんなお客様が多いのですか?
榎本様: 足元からおしゃれを楽しんでいらっしゃるお客様が多いです! 性別では男性が4割、女性が6割とどちらにも人気です。 洋服に下駄を合わせて散歩をしているという粋な方もいらっしゃいます。 また、外反母趾に悩んでいて履き心地の良さから下駄を選んでいただいているというケースもあります。
ー 和装離れの進む現代に、昔ながらの下駄屋を続けていくのは大変なことだと思います。丸屋様ではどのようにして家業を守っていらっしゃるのですか?
榎本様: お客様に寄り添って、一人ひとりの足にあった本当のオーダーメイドをリーズナブルな価格でご提供し続けることを大事にしています。 かかとを打ち換えたり修理をしたり、昔の履物の花緒を付け替えてリメイクしたりと、技術と感性も常に磨いていますね。 また、和装履物の素材の多くは職人が作ったものなのですが、職人たちの高齢化に伴い、ある程度の自製も始めました。 ホームページやSNS、動画の投稿にも積極的に取り組んでいます。古い商売だからこそ、昔の物を残すために新しいことにチャレンジしていくことが必要だと考えています。
使いやすいサイズ感の紙袋を求めて
ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?
榎本様: 下駄・雪駄・草履といった和装履物の仕上がりと共に、化粧箱に入れて紙袋でお持ち帰りいただいています。 また、プレゼントにされる方も多いので、その際に立派な紙袋が喜ばれる事が多いです。
ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?
榎本様: そもそも下駄や草履の販売といった馴染みの少ない商売という事もありますが、一般的な規格分けされた紙袋では、サイズに関して使いにくさを感じていました。 以前に使っていたのはまさにその「最も汎用性の高いサイズ」と言われるものでしたが、「もう少し寸法面で融通が利けばいいのになぁ……」と考えていました。
江戸っ子の粋を紙袋のデザインに込めて
ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?
榎本様: 使いやすいサイズ感でした! 以前使用していた紙袋はマチが狭く、2足分の下駄の箱を入れると持ちにくかったのです。 今回新たに作った紙袋では、マチを広めにしたことで、縦に2足分の箱を積んで入れることができるようになりました。 また、紐の長さも少し長めにしたことで、2足分の箱を入れても紐を腕にかけられるようになり、持ちやすくなりました。
ー 紙袋の色はどうのように決めましたか?
榎本様: 紫色は最高位の色で気品があることや、とても気に入ったので選びました。 昔は毎年色を変えていたようなのですが、100年位前に今の紫色に落ち着きました。
ー デザインはどんなところがポイントですか?
榎本様: シンプルなところがポイントです。 シンプルとはすなわち「省略の妙」であり、日本古来の感覚で表現するところの「粋(いき)」なのです。 江戸の美意識を具現化した紙袋ともいえますね。
ー 屋号は表面のみに入れて、裏側は無地なのですね。なぜ両面に屋号を入れなかったのですか?
榎本様: ずばり、裏側を外に向けて持つと、何が入っている紙袋かわからないようにするためです! 江戸っ子の心意気といいましょうか。 下駄が好きな旦那様がこっそり新しい下駄を買って帰った際に、紙袋を見ても家族が何を買って帰ってきたのかわからないように……、という粋な計らいを紙袋の屋号の入れ方に込めました。 紙袋のマチ面も角文字を用いて、わざと「丸屋」だと読めないようにしています。 わかる人にはわかる、そんな遊び心も粋のうちです。
ー 紐はどんなところを重視して選びましたか?
榎本様: 紙袋のボディの紫色に合う、おしゃれな色であることを重視して選びました 以前は白色の紐だったのですが、見比べると圧倒的に今の紫色の紐の方がいいですね。
ー 以前の紙袋は袋の縁がギザギザのタイプ(輪転紙袋)だったとのことですが、井上紙袋ではフルオーダータイプにてご注文をしてくださったのですね。どうして変更したのですか?
榎本様: 最初は元のギザギザのタイプで見積もりを取りました。 その際に井上紙袋さんが、ギザギザのタイプの見積もりと一緒に「今のご予算内でより品質の良い紙袋も作れますよ。」とフルオーダーでの見積もりも出してくれたのです。 予算内でより良い紙袋ができるとのことでしたので、ご提案いただいたフルオーダータイプに変更しました。
他社の半値に近い価格で、色目も理想にピッタリ!
ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?
榎本様: Google検索で見つけました。 「紙袋 特注」というキーワードで検索をして、上位表示された3社ほどに相見積もりを取った記憶があります。
ー3社に中から井上紙袋を選んでくださった決め手は何でしたか?
榎本様: 価格とホームページの信頼感でした! 初めて井上紙袋さんを知った際にまず印象的だったのは、非常にホームページの作りに手が混んでいたことです。 相見積もりの他の2社はどちらも正直なところ違いがわからないくらい注文のシステムが同じでした。 一方、井上紙袋さんのホームページは独特な注文システムでした。トップページの「お見積り依頼はこちらから」というボタンから問い合わせたのですが、そのシステムそのものにスゴイな~、と感じました。 しっかりしている会社さんだと感じたので、見積もりが出される前から、おそらく井上紙袋さんに決めるだろうなと思っていました。
ー 依頼時の対応はどうでしたか?
榎本様: 実際、見積もりの価格も他社の半値に近い価格で提案していただきました。 見積もりも丁寧で、数を変更した場合の価格変化、紙質や仕様を変更した場合の価格変化を知らせてくれたので、そこでまた検討する事もできました。 適切な判断に必要な知識を与えてくれたように思います。 デザインについても専門の方がスピーディーに対応してくれました。 ロゴを渡すだけの指示となってしまい、両面ロゴデザインで当初は提案されたのですが、「片面のみのロゴ入れで……」とお願いするとそれこそ5分ほどで修正してくれました。 この見積もりの連絡があってから、デザイン入稿・発注の流れが1日で終わったのは驚きでした。 また、色目についても、店で使用している包装紙の色に合わせたいという希望がありました。 本来ならば色番号などでこちらが指定するのかもしれませんが、「現物送って頂ければこちらで判断する」ということでしたので、品物をお送りしてお任せしました。 出来上がりのその色目はピッタリで、本当に満足しています。
ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。
榎本様: 実際に仕上がった紙袋を見たとき、すごく立派な紙袋だと感じました。 「今までと同じクオリティの品物」をお願いしたつもりだったのですが、明らかに紙質も作りも丁寧で、紙袋への愛情を感じました。 以前使用していた紙袋はしわがあったのですが、井上紙袋さんの紙袋ではしわもなくきれいです。 同じ値段なのに以前の紙袋よりとてもしっかりした紙袋ができたのにはびっくりしました! 気になっていたサイズ感もちょうど良くなり、使いやすさを感じています。 お客様に持ちにくさを感じさせる事もなくなりました。 また、持ち手の色を変える事は当初はあまり考えていなかったのですが、今回色付けしていただいたところ、これがお洒落! このお洒落な紙袋に見合うよう、もっと素敵なお店にしていければ良いなと感じています!
この商品のスペック
- カテゴリ
- ジャストニーズフルオーダー
- 業種
- 和装履物店
- 都道府県
- 東京都
- 枚数
- 6000枚
- 製品単価/枚
- 50円台〜
- 用紙
- 晒クラフト紙120g/㎡
- サイズ
- 幅300×マチ110×高さ410mm
- 印刷
- ベタ1色印刷
- 表面処理
- ニス引き
- 提げ手
- 紙単丸ヒモ
- オプション
- なし
- 運賃送料
- 無
-
江戸っ子の粋
が詰まったデザイン -
品物の箱に合った
使いやすいサイズ感 -
以前使用していた紙袋と
同じ値段で
よりしっかりした紙袋に
お客様情報
株式会社丸屋
東京都品川区北品川2-3-7
https://www.getaya.org/東京都品川区の旧東海道沿いにある、和装履物専門店。慶応元年(1865年)創業。下駄・草履・雪駄などを多数扱っている。町家造り建物や店内のショーケースは大正初期のもの。台と花緒を選びお客様の足に合わせてその場ですげる、創業より変わらぬスタイルを守り続けている。「オーダーメイドだから、足にピッタリとフィットして履きやすく痛くならない。」という履き心地の良さと高い品質・技術を求めて、全国から多くのお客様が訪れる。店頭での販売の他、公式サイトやYahoo!、楽天などの通信販売も利用可能。
お答えいただいた方
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6代目/株式会社丸屋 社長
榎本英臣 様昭和61年6月1日生まれ。
父である5代目準一氏とともに下駄・草履・雪駄の製造および販売を行っている。家業である「下駄屋」の伝統を大事に守りつつ、インターネットを介した通信販売にも着手。新たな販路を切り開いた。また、ホームページの更新やSNSでの発信、およびYOUTUBEへの動画投稿などにも積極的に取り組み、多くの人々に和装履物の魅力を伝えている。メディア出演多数。 -
5代目
榎本準一 様昭和21年10月18日生まれ。
4代目の他界により、昭和41年より5代目として店に立つ。時代の流れは徐々に和装や和装履物離れをしていくも、技術を磨き、店を切り盛りする。2018年3月1日に、「これから若い人(6代目)が色々できるように・やり良いように」との想いから、それまでの自営業から法人化を行う。現在も6代目とともに花緒を挿げている。
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最小ロット500枚
規格サイズ320
幅とマチが固定。ゆったり大きめサイズ
最小ロット300枚
規格サイズ280
幅とマチが固定。大きめファイルサイズ
最小ロット500枚
規格サイズ260
幅とマチが固定。A4カタログがぴったり
最小ロット500枚
規格サイズ220
幅とマチが固定。食品や雑貨におすすめ
最小ロット500枚
規格サイズ160
幅とマチが固定。かわいいミニサイズ
最小ロット500枚
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最小ロット500枚
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