家族ではないからこそ、できることがある

ー 御社の事業について教えてください。

村上様： 三幸福祉会　清華苑は三者の幸せを願う高齢者総合福祉施設のグループです。３５年前から明石市大久保町を中心に地域一体型の事業を展開しています。「特別養護老人ホーム　清華苑」や「老人保健施設　清華苑養力センター」などの施設サービス、明石市初のデイサービスセンターである「清華苑デイサービスセンター」をはじめとする在宅サービスなどの高齢者サービスに加えて、地域貢献事業を主とする「清華苑ふくし相談センター」を運営しています。

ー こだわりや特徴について教えてください。

村上様： 『家族ではないからこそ、できることがある。』という考えや距離感を大事にしています。 高齢者の介護は、肉体的負担やかつての元気な姿を知っている家族だと心理的な葛藤などが生じます。そこを専門家としてサポートすることが私たちの務めです。 他人すぎず、家族の一歩手前。つかず離れず、礼儀と親しみを持ってアプローチすることを心がけています。 また、喜怒哀楽など、相手がいるからこそできる表現もあります。 こちらが適切な距離感を保ち自然体で接することによって、ご利用者の方々が感情を表現できる場を作ることを大切にしています。

ー 現在力を入れている製品やサービスについて教えてください。

村上様： 介護保険の施設サービスや在宅サービス以外に地域との繋がりを大切にしており、小中高専大の授業に職員を講師として派遣し、介護や福祉の魅力を伝える取り組みを１０年以上継続しています。そこで介護に興味を持ち、当法人に就職した学生もいます。 このような取り組みによって、福祉施設がより身近なものになることを願っています。 積極的に地域の方々と交流することで、利用者の方々と地域の方々との交流が生まれます。ひとつひとつの取り組みが地域と繋がり、施設が地域に認知されるきっかけになればと思っています。

先入観を払拭する、スタイリッシュな法人紙袋

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか？

村上様： 就職フェアの会場で当法人のブースに来られた就活生にお渡ししています。中に入れるものは、当法人の採用冊子や他社の資料などです。これらをまとめてこの紙袋に入れていただくことを狙いとしています。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか？

村上様： 福祉業界は、学生から先入観を持たれていることが多いです。 そのイメージを払拭したいと思い、かっこいいと思ってもらえるようなオリジナル法人紙袋を制作することになりました。

触ったときに安心感のあるよう、紙本来の質感を残した紙袋

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか？

村上様： 福祉に対して新鮮なイメージを持ってもらえることです。

ー 新鮮なイメージを持ってもらえるような紙袋にするために、具体的にどんな工夫をしましたか？

村上様： 白地を生かし、シンプルにローマ字で法人名と所在地のみを記したデザインにしました。

ー 紙（晒クラフト紙）はなぜ選びましたか？

村上様： 安価過ぎて耐久性や紙質が低ければすぐに捨てられてしまうかもしれないので、何回も使用出来るものに仕上げたいと思い、丈夫な晒クラフト紙を選びました。 私は紙袋をもらった際、数回使ったら捨ててしまうものとストックして何度も使うものありがあります。ストックしておく紙袋は、ある程度紙に厚みがあったり、おしゃれだったり自分のお気に入りなのです。私たちが制作する紙袋も「ストック側に選ばれたい」という思いが根底にあり、素材やデザインにはこだわりました。

ー 紐（エクセルフィラメント）はなぜ選びましたか？

村上様： 紙袋本体をシンプルにした分、紐で高級感を出したいと思ったからです。 色は、当法人のブランドカラーである青色を選んでいます。

ー 表面無加工を選んだ理由を教えてください。

村上様： 身近に感じてもらえるよう、あえて手を加えすぎないことを大事にしました。 触ったときに安心感のあるよう、紙本来の質感を残して仕上げています。

この紙袋が就活生への最初のプレゼントになりますように

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか？

村上様： Web検索で「紙袋　オリジナル」で検索し、上位にヒットしたので、貴社ホームページを拝見させて頂きました。

ー　何社か相見積もりを取ったとのことですが、最終的に井上紙袋にご注文いただいた理由はどんなところでしたか？

村上様： 理由は大きく分けて３つあります。 まず、同じ関西圏の会社さんで親近感があったからです。 ２つめは、ウェブサイトが見やすいよう工夫されていたからです。 ３つめは、制作事例がたくさんあり、信頼されている会社さんであることが伝わってきたからです。 これら３つの理由から、オリジナル紙袋の制作を依頼して大丈夫だと確信できました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか？

村上様： メールのやり取りがスムーズでした。 会話しているような気分がするくらいのスピードでサクサクと進みました。 また、デザイン入稿に関しまして、私は専用ソフトを持っていませんでした。 そのため、井上紙袋さんに「ＰＤＦでもいいですか？」と聞いてみたところ快諾してくださり、送ったデータをすぐに入稿形式に起こしてくれたりもしました。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみた印象をお聞かせください。

村上様： 想像通りでした！ しっかりしており、耐久性も抜群。 「繰り返し使用出来る紙袋だ！」と感じ、非常に気に入りました。 自分自身がデザインして100%納得できる仕上がりです！ スタッフも「化粧品やデパートの紙袋みたい！」と喜んでいました。 ご利用者の方々に安心して過ごしていただくためには、まず職員が充足しており丁寧な介護ができる状態でなければなりません。 そのためにも、職員採用は重要であり、当法人のブランディング活動によって、就活中の学生さんに魅力を感じてもらうことが大事です。 されど紙袋。小さなことからイメージチェンジの積み重ねを行い、最終的には法人理念に共感し、「一緒に働きたい」と思って頂ければ嬉しい限りです。 この紙袋が就活生への最初のプレゼントになればと思います。