閉じる
お問い合わせ
06-6925-3154

平日9:00〜18:00

お問い合わせ

06-6925-3154

平日9:00〜18:00

メニュー

メニュー 閉じる

なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.08

文庫屋「大関」

「とっておこう」と思ってもらった瞬間、紙袋に第2の命が吹き込まれる

業種: アパレル
2022年12月13日

お客様情報

文庫屋「大関」

https://www.oozeki-shop.com/

東京都墨田区に本社をかまえる、皮革工芸品「文庫革」製品の製造、卸、販売を行う老舗メーカー。150種類を超えるオリジナルの柄を用いた様々なアイテムを展開。ネットショップの他、銀座・浅草・東京ソラマチに店舗がある。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    田中 威

迷うことを楽しむ!150種類を超える柄

ー 御社の事業内容について教えてください。

田中様: 皮革工芸品「文庫革」製品の製造、卸、販売をしています。 材料の仕入れから、製作、エンドユーザーへの販売まで一貫して自社で行っています。 銀座・浅草・東京ソラマチに実店舗をかまえており、越境EC、ふるさと納税など自社オフィシャルECサイトとは切り口を変えたECも展開中。 製造数の約9割を直接ユーザーに販売しており、単なるメーカー直販ではなく、ブランディングも含めたDtoCに取り組んでいます。

ー DtoCを行うにあたり大事にしていることはどんなことですか?

田中様: ユーザーに対するアプローチやコミュニケーションを大事にしています。 『ユーザーに楽しんでもらえる皮革工芸品』を目指し、商品はもちろん、ホームページや店舗作りにも注力。 迷うことの楽しさを味わう、宝探しのような体験をしていただけたらと思っています。 また、柄のデザイン、WEBデザイン、DTPデザイン、店舗デザインなどのデザインワークをすべて自社で実施。 全体としての統一感を出し、ブランド力を高めていくことも大事にしています。

ー ブランドとして注力しているポイントはどんなところですか?

田中様: 文庫屋「大関」一番の特徴は、商品の柄の多様さです。柄数は現在展開中のものだけで150種類以上あります。さらに10柄以上の新柄を毎年リリースして、お客様に対して常に新鮮さをアピール。飽きの来ないお付き合いができるようにコミュニケーションを取り続けています。

ー 柄をリリースする際に大事にしていることはなんですか?

田中様: 「大関らしさ」と「売れる柄」を掛け合わせることを大事にしています。 具体的には、わかりやすさ、きれいさ、可愛いさ、の3つを兼ね備えることを意識しています。 また、売れ筋の人気の柄だけでなく、ニッチな柄まで幅広く展開することも大事にしている点です。 色んな柄をご用意することで、「どれにしようか悩む」という体験も楽しんでいただきたいと考えています!

ブランディング強化のために、宣伝効果の高い紙袋を

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

田中様: 3つの実店舗とECサイトで、お買い上げいだだいた商品をお渡しする際に紙袋を使用しています。 商品は長財布やがま口、小銭入れなどの各種お財布や、印鑑やスマホ、カード、眼鏡などの各種小物入れ、チャームやバレッタといった小物、ノートカバーやシステム手帳、ペンケースなどの文具です。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

田中様: 初出店の実店舗である浅草店オープンに合わせて、オリジナル紙袋の製作を依頼いたしました。 以前は無地の紙袋を使用していましたが、ブランディングの強化をするための施策の1つとして、高級感のある宣伝効果の高い紙袋を作りたいと考えました。

ショッパーはブランドイメージを表現できるもの

ー 新しい紙袋に期待したものは何でしたか?

田中様: 高級感と汎用性、宣伝効果の3点を新しい紙袋に期待しました。 ショッパーはブランドイメージを表現できるものだと思います。 お客様にどう思われたいのか、 例えば高級感や信頼感、馴染み感などを感じていただける紙袋にしたいと思っていました。

ー 素敵なデザインですね。どういう柄なのですか?

田中様: 『花更紗』という弊社の象徴でもある柄です。 お財布などの商品でも使用しており人気の柄となっています。

ー サイズはどうのように決めましたか?

田中様: 弊社の商品は、アイテム一つ一つに合ったオーダーの箱に入れてお渡ししています。 そのため、紙袋の大きさや種類を決めるのに苦労しました。 具体的には、箱の大きさに合わせて汎用性の高い紙袋のサイズを決めていきました。 大きい方の紙袋は横長タイプなのですが、これは長財布が平らに入るようにと考えたものです。 また、後から大きめの商品が出来てそのサイズに合った紙袋をオーダーしたり、まとめ買いに対応できる紙袋をオーダーしたりと、その時々によって紙袋の大きさは変化させてきました。

ー 紙(A2コート紙)はなぜ選びましたか?

田中様: 高級感があるので選びました。 厚みのあるしっかりとした紙質で、上質さを感じます。

ー 紐はどんなところを重要視しましたか?

田中様: 持ちやすさと、凛とした印象ですね! そのため、紙芯入りのアクリル丸ヒモという、ヒモが自立しているタイプの紐を選びました。 紐が自立していると、商品のお渡しの際にスムーズに紙袋をお受け取りいただけます。 接客の一環という観点からも、自社のブランドに合っていると感じました。

ー 表面加工はどうなさいましたか。

田中様: マットラミネート加工と箔押しを行いました。 艶消しの質感で全体を整えて、その上にキラキラと輝く金色の箔押しを合わせることで、高級感を演出したいと思ったからです。

 

お持ち帰りいただいた商品を取り出した後、紙袋は脇役から主役になる

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

田中様: 当時のショッパーデザイン担当者が、WEBで井上紙袋さんを発見してくれました。 印刷は関西の会社さんが安くて品質が良いイメージもあったので、井上紙袋さんに依頼してみようと思いました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

田中様: 井上紙袋さんの良いところは、細かな対応、スピード感、価格です。 何度もリピート注文をしています。 サイズの変更にも丁寧に対応していただけますし、生産地についての確認等もしていただいています。 スピード感もあり、いつも翌営業日には返信をくれました。 他社と比べても品質が良く、価格的にも満足しています。 5000枚を注文した際に、1000枚ずつ必要な時に届けていただけるのも助かっていますね。

ー 完成品を見た時の印象や、実際使ってみた印象をお聞かせください。

田中様: とても満足しています。 高級感があり、品質も抜群!細部の仕上がりに関しても、色ブレもなく、とてもきれいです。 お店のオープン時には100人以上のお客様に商品をお買い上げいただき紙袋をお渡ししたのですが、まる我が子を送り出すかのように感慨深かったです。 街中で弊社の紙袋を持っている方をお見掛けすることがあり、宣伝効果も実感しています。 お持ち帰りいただき商品を運ぶという役割を終えた後に、「とっておこう」と思ってもらった時、紙袋に第2の命が吹き込まれるのだと思います。 商品を入れてお渡しした際には“脇役”だった紙袋。 それが商品を取り出した後には、お店のグッズやサブバッグ等として、改めて“主役”としてお客様のお手元に残るのです。 「捨てるには惜しい。とっておこう」と思ってもらえることは、自社にとっても環境にとっても素晴らしいことだと感じています。 弊社のブランディングの一環として、今ではお客様のイメージの中に確実に紙袋は刻まれていると思います。

この商品のスペック

カテゴリ
ジャストニーズフルオーダー
業種
皮革工芸品店
都道府県
東京都
枚数
5000枚
製品単価/枚
100円台〜
用紙
片面コート150g/㎡
サイズ
幅240×マチ100×高さ180mm
印刷
オフセット ベタ1色
表面処理
箔押し
提げ手
紙単丸ヒモ
オプション
口折込み補強台紙入り(口ボール)
運賃送料
  • 高級感にこだわった
    豪華な仕様・デザイン
  • お渡しする際にスムーズな
    紙芯入りの自立紐
  • 商品を取り出した後
    主役になれる紙袋

お客様情報

文庫屋「大関」

東京都墨田区向島1-15-9

https://www.oozeki-shop.com/

東京都墨田区向島にある、皮革工芸品「文庫革」製品の製造、卸、販売メーカー。1926年創業。
お財布や物入れ、小物、文具など、様々なアイテムを展開する。すべての商品は裁断から型押し、彩色、漆と真菰を使った錆入れ、縫製までを職人が手作業で担う。初代より受け継いだ柄の他、新柄も年間10柄以上リリース。150種類を超えるオリジナルの柄を保有している。「お客様に楽しんでいただける商品作り」を軸に、商品はもちろん、居心地の良い店舗づくりや接客にも注力。高い品質の維持に加え、若い職人の養成にも積極的に取り組んでいる。ネットショップの他、銀座・浅草・東京ソラマチに店舗がある。

お答えいただいた方

  • 代表取締役
    田中 威

    「文庫革の伝統を継承したい。少しでも多くの人に知ってほしい」という想いから、2001年にネット販売を開始。通販卸やカタログ販売などを通じて知名度の向上に取り組み、それまでの一般皮革袋物製造卸から文庫革制作販売の1本化へと舵を切る。また、ロゴタイプを作成し文庫革のブランディングを強化。自社販売の拡張を行う。その後、実店舗出店も計画。製作数・売り上げ数ともに順調に伸ばし、BtoCへと完全移行。『ユーザーに楽しんでもらえる皮革工芸品』を目指し、さらなる飛躍を目指す。

同じタイプの紙袋を注文する

最新記事

インタビュー一覧に戻る

有限会社井上工業所 Copyright © 2021