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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.47

有限会社柚冬庵

お客様が自信をもってプレゼントできる、洗練された紙袋

業種: 小売業
2023年10月19日

お客様情報

有限会社柚冬庵

https://yutouan.com/

徳島県那賀郡の木頭にある、柚子と関連食品の製造・販売を行う会社。「我が子に届けたい」と思える食品だけを、農家の母たちが丁寧に手作業で作っている。

お答えいただいた方

  • 営業
    小杉遥奈

木頭の自然が育んだ柚子を、農家の母が手作業で加工

ー 御社の事業について教えてください。

小杉様: もともとは昭和57年に、現在も加工場がある木頭南宇地区の木頭ゆず農家5戸により、木頭ゆずの加工食品の製造、販売を開始しました。 木頭ゆずはもちろん、ほかにも地元の食材を使った製品も作っています。 働き者のお母さんたちが、一つ一つ、手作業をしながら丁寧に加工しています。 現在、社長含む従業員8名、全員が女性です! 小さな工場だからこそ小ロットでいろんな種類のものを作ることが出来るのも、自社のいいところだと思います。

ー 木頭柚子の特徴はどんなところですか?

小杉様: ツンとくるような、しっかりとした香りが特徴です。 皮はツルツルとしていて肉厚です。 木頭は自然が多く、土地の98%が山。 降水量が多く、昼夜の寒暖差も大きいです。 その豊かな環境で育まれる、野性的で懐かしい味や香りが木頭柚子の持ち味です。

ー 現在力を入れている製品やサービスについて教えてください。

小杉様: 最近、特に人気の商品は「木頭ゆずゼリー」です。年齢や老若男女関係なく、どんな人でも飲みやすく、のど越しスッキリ、さわやかな口当たりです。冷やしても凍らしても美味しいです。また、自社の商品だけでなく、OEM(委託製造)も行っており、木頭ゆずが全国のいろいろな場所でいろんなお客さんの手にとってもらえることが嬉しいです。

ー リピーターも多いのですか?

小杉様: はい。自社の柚子の味や香りは他にはないと、全国から多くの方にリピートいただいています。 毎年その季に収穫した柚子だけを使って製造する季節限定商品があるのですが、その発売を楽しみにしてくださっている方もいらっしゃいます。 11月から秋冬限定で製造している「木頭ゆず茶」という製品なのですが、必ず10月頃になるとそろそろかなと電話で予約注文してくれるお客様がいらっしゃいます。年齢は90才前後とのことですが、一年前に話していたことなども覚えていてくれて、よくお話してくれます。毎年の楽しみにしていただいていて、とても光栄に思います。

どんなデザインにしたら自社らしい紙袋になるか

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

小杉様: ギフトセットをご購入いただいたお客様に紙袋をお渡ししています。中身は弊社で作ったポン酢やタレなどの調味料、ジュース、ゼリー、ジャム、お菓子などです。 ギフトセットの箱の大きさは4バリエーションあり、一番大きいもので24×35×9cmです。 この一番大きい箱が入るサイズの紙袋を設計しました。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

小杉様: ブランディングのために、パッケージを新しくすることになりました。 どんなデザインにしたら自社らしい紙袋になるかには悩みました。 試行錯誤の末、商標登録もとっており弊社のロゴマークでもある柚子の葉を、紙袋に大きくデザインすることになりました。 ゆずというと黄色くて丸いイメージが浮かんでくると思いますが、ゆずの葉っぱがどんなものか、ご存じのない方のほうが多いと思います。 そのため、インパクトがあるし印象に残ると思いました。

セールス感を出しすぎず、センスよくまとめた紙袋

ー紙袋のデザインのポイントを教えてください。

小杉様: 柚子本体でなくあえて柚子の葉を大きくデザインすること。 また、セールス感を出しすぎず、センスよくまとめることを意識しました。 そのため、住所なども記載していません。

ー 色遣いがきれいですね!

小杉様: 生き生きとした力強さが伝わるよう、ユズの葉っぱを濃い緑色で描いてほしいとデザイナーにお願いしました。 また、持ち手のヒモの色は統一感がでるように、薄い黄緑にしていただきました。

ー 紙(晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?

小杉様: 重い物を入れるので、それに対応できる丈夫な紙をと思い選びました。

ー 紐(紙三本ヒモ)はどのように選びましたか?

小杉様: こちらも丈夫さを重視しました。 太目なので持ちやすいところも気に入りました。

洗練された紙袋で自信を持ってプレゼントしてもらえるようになった

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

小杉様: 普段からお世話になっているデザイナーさんよりご紹介いただきました。信頼している方のご紹介なので、安心して井上紙袋さんにお願いできました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

小杉様: 追加で底敷きをお願いしたのですが、すぐにご対応いただき、とても助かりました。とても気持ちよくお取引ができました。ありがとうございます。

ー 完成品を見た時の印象や、実際に使ってみた印象をお聞かせください。

小杉様: きれいな紙袋だと、一目見て思いました。 全体的に弊社のギフトセットは重ためなのですが、しっかりした紙袋なので、渡したときにも安心してお持ち帰りいただけています。 実際に使用し始めてみると、デザインも好評! 他にはあまりない珍しいデザインで、「ゆずの葉っぱってこんな形なんだ!」と驚きながら知っていってくださるお客様もいらっしゃいました。 また、プレゼントにお買い上げくださった方が、「こんなにきれいな紙袋だと、お渡しする方にも喜んでもらえるわ。」と言ってくださったこともありました。 紙袋を洗練された見た目にしたことで、自信を持ってお渡しいただけるようになったのはとても嬉しいです。 自社は小さな会社ですから、オリジナル紙袋の制作は大きな決断でもありました。 ブランドの立ち上げにあたり市から補助金が出るといったこともあり、今回思い切って制作しました。 現在は直営店の他、通販、カフェにてこの紙袋を使用しています。 これからもっと、地元の方々をはじめ多くの方々に木頭柚子の魅力を届け、愛される企業になっていきたいです。

この商品のスペック

カテゴリ
規格サイズ260
業種
小売業
都道府県
徳島県
枚数
500枚
製品単価/枚
130円台〜
用紙
晒クラフト紙120g/㎡
サイズ
正面260(W)×マチ100(D)×高さ300(H)mm
印刷
1色印刷
表面処理
なし
提げ手
紙三本ヒモ
オプション
なし
運賃送料
  • 自社の個性が
    伝わるデザイン
  • 紙と紐は
    丈夫さを重視
  • 補助金を利用して
    賢く制作

お客様情報

有限会社柚冬庵

徳島県那賀郡那賀町木頭南宇字ナカバン26

https://yutouan.com/

徳島県那賀郡の柚子の名産地・木頭にある、柚子と関連食品の製造・販売を行う会社。1990年設立。社員は全員が地元のお母さん。製品を作る際のモットーは、「我が子に届けたい」と本当に感じられるものであること。化学調味料は不使用。柚子の風味を最大限に活かすため、昔ながらの手作業にこだわり丁寧に作っている。

お答えいただいた方

  • 営業
    小杉遥奈

    もともと木頭出身で、結婚を機にUターンで戻ってくる。柚子は実家でも栽培していて、幼いころから身近なものだったという。後継者不足の心配もありながら、どうにかこの木頭の特産物のゆずをいろいろな人に知ってもらい、町の活性化につなげていきたいという社長の強い思いを引継ぎながら、製造、販売に奮闘する日々を送る。

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