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なぜ、どんな紙袋を作りましたか?

お客様インタビュー
Vol.10

刺繍リボンのお店TRIP UTOPIA

SNSで「届いた!」と投稿したくなる宅配袋

業種: アパレル
2022年12月21日

お客様情報

刺繍リボンのお店TRIP UTOPIA

https://store.trip-utopia.com/

インド直輸入の手芸材料「インド刺繍リボン」の輸入販売を行うネットショップ。400種類以上のリボンを扱う。キットの販売やSNSで作例を発信するなど、インド刺繍リボンの魅力や楽しみ方も伝えている。

お答えいただいた方

  • 代表
    宮田 彩織

インド刺繍リボンの魅力やハンドメイドの楽しさを伝えています!

ー 御社の事業について教えてください。

宮田様: 「インド刺繍リボン」という手芸材料を、インドから直輸入して販売しています。 取り扱っているリボンは400種類以上。 海外製品なので品質のぶれがどうしてもあるのですが、当店では1点1点、丁寧に検品・修正して、最高の状態で商品をお届けできるようにしています。 また、当店ではインド刺繍リボンを使ったハンドメイド作品を作ることができる、作り方と材料をセットにした「キット」商品の販売にも力を入れています。 ファスナーポーチやネックレス、ヘアアクセサリー、バックチャームなど様々なキットを展開しています。

ー インド刺繍リボンの魅力はどんなところですか?

宮田様: エキゾチックなデザインと、刺繍ならではの触りたくなる質感が大きな魅力です。 インド刺繍リボンは、もともとはインドの民族衣装サリーを飾り付けるためのもの。 結婚式のための豪華なデザインから日常的に親しまれているデザインまで、 数多くのデザインがあることも魅力です。フォトフレームに入れたり小物に縫い付けたりするだけで、お部屋にお花を飾るように、生活に華やかさを手軽に取り入れることができます。   

ー 御社で取り扱っている刺繍リボンの特徴はありますか?

宮田様: 当店で扱っている刺繍リボンは、数あるデザインの中でも、特に日本人の日常生活に溶け込みやすいナチュラルなものを厳選しています。 インドは原色を用いた派手な色使いのものも多いのですが、もう少し落ち着いたカラーをセレクトすることで、より使いやすくなるからです。 他店にはないカラーなどもあります。 また、当店では同じデザインを長期間にわたり販売していることも特徴です。 インドは基本的には次々と新しいデザインを出すため、気に入ったデザインがあっても一期一会ですぐに手に入らなくなってしまうことがあります。 ですが当店ではインドの販売者さんとの取引実績が長くロットも大きいため、繰り返し同じデザインを制作してもらうことができます。 同じデザインの刺繡リボンを長期的にご提供できることで、ハンドメイド作家さんにも制作や販売がしやすいと好評です。

ー SNSでの取り組みについて教えてください。

宮田様: 当店はTwitterを中心に発信を行っており、中でも作例・レシピの発信は人気があります。 「インド刺繍リボンはかわいいけれど使い道がわからない」というお客様の声がSNSで多数見受けられていたため、そのお悩みを解決出来たらと思いました。 レシピを公開している作例は全て私のデザインです。 刺繍自体が引き立つものや、作りやすいもの、デザインがシンプルなもの、色味はくすみカラーなどトレンドを取り入れたりして、多くの方に喜んでいただけるものを考えています! また、SNSは使い道を提案するだけでなく、お客様が作った完成品を投稿する場でもあります。 キット商品で作ってみてくださった方が発表の場を得ることで、作品完成の達成感や企画に参加したという満足感を得ることができます。 さらに、発信しているレシピ記事は商用利用フリーにしているため、当店との出会いを機にハンドメイド作家デビューしたお客様がいらっしゃいます。 SNSは本当に楽しいです。 調べてもなかなかわからないことをみんなで楽しんで、ネガティブをポジティブに変換したり、迷っている人の背中を押したりすることができるととてもうれしい気持ちになります。 試行錯誤しながら、多くのお客様と一緒にコミュニテイの場を作り上げています。 例えば、ある日「作例アイデアはたくさんあるけれど作るのが追い付かない」という投稿をしたところ、フォロワーのお客様から「ハッシュタグを使ってお客様の作品を集めればよいのでは?」というコメントをいただきました。 実際にハッシュタグで作品募集を行ったところ、次々とお客様が作品を投稿してくれました。タグに集まった作品を見た別のフォロワーの方も「見ているだけでも楽しいタグ!」とほめてくださり、たくさんの方に参加していただいたり見ていただいたりできました! また、ハンドメイド作家の方が当店の商品を使って作った作品を投稿して宣伝に活用してくださったりもしました。 みんなでインド刺繡リボンを通じて盛り上がることができ、とても印象に残っています。

特別な包装で発送したい

ー どのようなシーンで紙袋が活躍していますか?

宮田様: 商品を大量にご購入いただいたお客様向けの発送資材として活躍しています。 通常の発送はA4サイズのオリジナルレターケース(メール便サイズ)で行っていますが、それに入りきらない場合に紙袋を使用しています。 中に入れるものは手芸用材料の「インド刺繍リボン」が中心です。

ー 依頼の経緯や、依頼時のお悩みはどのようなものでしたか?

宮田様: 当店では50cm単位で刺繍リボンを切り売りしています。そのため、ほとんどの場合はかさが低いのでレターパックで発送できます。 ですが、ハンドメイド教室をされている方やハンドメイド作家さんが大量の刺繍リボンを必要としている際には、巻単位(7~8m)で、ロールの状態で販売させていただくこともあります。 刺繍リボンの幅の太さにもよりますが、何種類か一緒にご注文いただいた場合はレターパックでは入りきりません。 これまでは無地の段ボール箱を使用していたのですが、オリジナルレターケースに入り切らないほどご購入いただいたお客様にも特別な包装で発送したいと思い、オリジナル宅配袋を作ろうと考えました。

SNSに投稿したくなるようなデザインの宅配袋

ー 新しい紙袋のコンセプトを教えてください。

宮田様: お客様の手元に届いたときに「特別なものが届いた」という気持ちになっていただきたいという想いを込めました。また、SNSでの交流を重視しているため、お客様が「きれいな包装で届いた!」とSNSに投稿したくなるようにデザインを整えました。

ー 「特別なものが届いた」と感じてもらえる紙袋にするためにどんな工夫をしましたか?

宮田様: デザイナーと相談して、まず、他の宅配袋との差別化を考えました。 マチをベタ印刷の白抜きにして、既製品にはないデザインにしています。 また、開封する瞬間にも着目しました。 袋を開けた際にインド刺繡リボンのカラフルさが引き立つよう、宅配袋自体は白を基調とした控えめな色味にしています。

ー デザインについて教えてください。

宮田様: マリーゴールドの花をデザインしています。 マリーゴールドはインドでは神様にお供えをする神聖な花とされています。 お客様に大事なお届け物をする、というイメージと重ね合わせてデザインしました。

ー 紙(片艶晒クラフト紙)はなぜ選びましたか?

宮田様: 印刷のことも考えて、インクの乗りが良いため片艶晒クラフト紙を選びました。

ー マットニス引き加工を選んだ理由を教えてください。

宮田様: 柔らかい印象がブランドイメージに合うと思ったからです。 また、宅配袋を開けたときに中身の商品のキラキラ感が際立つよう、落ち着いた質感の袋で包んで届けたいと思いました。

ー サイズはどのようにして決めましたか?

宮田様: 刺繍リボンを巻いた状態で入れることを想定して、マチをしっかりめに取ることを考えました。 長さは折りたたんだ際にちょうどくらいになるようにしました。 全体のサイズ感としては、商品に対してジャストサイズになるように設計しています。 ジャストサイズになるようにした理由は2点あります。1点目は、隙間が空いてしまうサイズ感だと緩衝材が必要になってしまいエコでないからです。 2点目は、商品に対するぴったり感を出すことで、宝箱に詰まっているみたいな特別な雰囲気を演出したかったからです。

「届いたツイート」で商品と宅配袋を一緒に映した写真が!

ー どのように井上紙袋を見つけてくださいましたか?

宮田様: Google検索です。たしか「オリジナル 宅配袋」というようなキーワードで一生懸命探したと思います。オリジナル紙袋制作の大まかな相場を知りたいだけなのに見積申込フォームを入力させる会社が多くて不便に思っていたのですが、井上紙袋さんはサイズ・ロット数・単価目安などをあらかじめイメージしやすく記載してくれていたのが問い合わせをする決め手になりました。

ー 何社か相見積もりを取ったとのことですが、最終的に井上紙袋にご注文いただいた決め手は何でしたか?

宮田様: デザイナーが注文してくれたのですが、印刷発注をし慣れている彼女の目から見て、井上紙袋さんは信用できそうだと感じられたからです。 見積もりを取らないと何もわからない業者も多い中、井上紙袋さんはHPが作り込んであって必要な情報が得られたところがポイントでした。 問い合わせ時も気持ちの良い対応をしてくれました。 事例が多く掲載されていて自分が作るイメージがわいたのも良かったです。 また、費用的にも段ボールを作るのと同程度だったことも背中を押してくれました。

ー 依頼時の対応はどうでしたか?

宮田様: 発注・連絡業務はデザイナーに任せたため、私のところには報告という形で状況が届いておりました。見積とデザインチェックを行う担当者様が別だったようですが、それ以外はスムーズに進んでいたと聞いております。

ー 完成品を見た時の印象、実際使ってみての印象をお聞かせください。

宮田様: イメージ通りで、デザインの繊細さの表現もとてもきれいに仕上げていただいたと感じました。 具体的には、微妙な色味を指定したためその発色の良さや、白抜きのきれいさがとても良かったです。 実際に紙袋を使用したところ、お客様に包装と商品を一緒に写してSNSに投稿していただけました。 当店ではSNSでのお客様の交流を大事にしているので、「届いたツイート」をしてもらえて本当に嬉しかったです! 白色を基調にしましたが、宅配袋なのでお届けするまでにどうしても汚れやすいかなと思うところもあるので、次回発注するときはもう少ししっかりとしたコート加工をするなど工夫したほうがいいかなと考えています。 改良を重ねて、これからもっとお客様に喜んでいただきたいです!

この商品のスペック

カテゴリ
宅配320幅規格サイズ
業種
ネットショップ
都道府県
東京都
枚数
1000枚
製品単価/枚
100円台〜
用紙
片艶晒クラフト紙120g/㎡
サイズ
幅320×マチ110×高さ400mm+55(ベロ)mm
印刷
2色印刷
表面処理
マットニス引き
提げ手
なし
オプション
なし
運賃送料
  • SNSで「届いたツイート」を
    投稿してもらえるデザイン
  • ピッタリのサイズ感で
    宝箱に詰まっているみたいに!
  • 中身のキラキラ感が際立つよう
    宅配袋は落ち着いた質感に

お客様情報

刺繍リボンのお店TRIP UTOPIA

https://store.trip-utopia.com/

インド直輸入の手芸材料「インド刺繍リボン」の輸入販売を行うネットショップ。2020年3月にオープン。「サリーボーダー」と呼ばれる、マシンメイドや手刺繍で作られた刺繍リボンを400種類以上取り扱っている。海外製品ながら検品・修正を行い商品の状態を整えることで、安定した品質を維持。手芸愛好家からハンドメイド作家まで、幅広い支持を集める。キットや型紙の販売やSNSで作例を発信するなど、インド刺繍リボンの魅力や楽しみ方も伝えている。

お答えいただいた方

  • 代表
    宮田 彩織

    幼少時よりハンドメイドに親しみ、学生時代からハンドメイド作品の制作販売を開始。刺繍ができなくても憧れの刺繍入りの作品が作りたいと思っていたある日、「インド刺繍リボン」に出会い世界が広がる。様々な作品を作り、作品のクオリティを上げる努力を重ね、別の工作技法を取り入れ新しいものが作れないかと試行錯誤するなど、想像力が大いにかきたてられる経験をする。『この材料を用いれば、私と同じように“ものづくりへの憧れ”を持った人の世界を広げることができる』と考え、ショップを開くことに。『憧れの“ものづくり”を楽しむ中で、“想像力”と“作る力”を磨き、日々の暮らしを豊かなものにする手助けがしたい』という想いを胸に、日々精力的に活動を行う。

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