一番安く紙袋・オリジナル紙袋の作り方お教えします。
OLのかみちゃんのところに現れたのは、紙袋を安く作りたい人の強い願いによって具現化する節約の妖精、ぶたさんです!
初めての悩みで戸惑うかみちゃんに、素敵なアドバイスをこれでもかと浴びせます。
一番安い紙袋の作り方・安価な仕様でオリジナル紙袋を教えてくれる、喋るブタを受け入れるのがとても早いかみちゃんと、ブタ野郎のお話です。
どうしたら安く作れるんだろう。
安く作れる素材や、どの様な組み合わせをしたらいいんだろう?
少ない枚数でも安く作れるかなー困ったな~どうしよー!
節約を願う心の美しい人にしか見えないんだ。ブタではない。
せっかく紙袋の安い作り方についてレクチャーしようと現れたのに恩知らずのOLめ。
1 用紙選び 2 サイズ選び 3 ヒモ選び だ。
それぞれの項目に沿って説明しよう。
それぞれの用紙の特徴は以下の通りだよ。
1
片艶晒クラフト(カタツヤサラシ)→クラフト紙を白く漂白したものです。片面に平滑度を高める処理がされており、薄く上品な光沢があります。
2
晒クラフト(サラシ)→漂白されたクラフト紙ですが、平滑処理がされていないため、手触りは少しザラッとした紙らしい質感。和風など柔らかイメージに仕上げたい場合におすすめ。
3
未晒クラフト(ミザラシ)→漂白を施していない、パルプ原料そのものの色と質感を残したクラフト紙です。ナチュラルで素朴な質感が好まれ、様々なブランドのイメージ付けに使われています。
4
半晒クラフト(ハンザラシ)→漂白を施していない、パルプ原料そのものの色と質感を残したクラフト紙です。ナチュラルで素朴な質感が好まれ、様々なブランドのイメージ付けに使われています。
5
カラークラフト(コニーラップ)→高級なイメージに仕上げるならコート紙がオススメ。上品なイメージなら片艶晒クラフト。ナチュラル感を出すならその他クラフト紙をオススメします。
コート用紙*コート用紙にはラミネート加工が必須となります。→印刷の上からポリプロピレンのフィルムを貼付ける加工のこと。
だけど商品ごとにそこまで価格差はないから、一番安く作りたければ迷わず片艶晒クラフトを選ぶことをおすすめするよ。
安く作りたいという条件ならラミネートフイルムは使用する必要はないよ。
コート用紙の場合はラミネートフイルムが必須だけど、ラミネートフイルムを使わなくても通常使いなら破損の心配は少ないよ。安く作るには不要な加工を追加しない事がポイントなんだ!シンプルが安さの秘訣だブー。
ただ、見た目や仕上がりのランクアップを望むなら、追加でラミネートフイルムで強度と耐水性・高級感はアップするけど、その分単価はどんどん高くなるから注意が必要だね。
紙袋に厚みが増して強度を強くする事ができるんだ。
紙の対敵になる水分や雨などに強くなって、耐水性を兼ね備えた仕様に仕上がるんだよ。全ての用紙に装着することが出来るんだ。
用途に合った大きさで作るのが第一条件だけど、出来る限り小さくコンパクトにする事で紙の使用量が抑えられ、安く作る事ができるんだ。
なんでかと言うと、単独(規格外)サイズで製袋する場合は製袋機械を指定加工サイズにセット(調整)するのにオートメーションで数時間程度時間を必要とするのね。
製袋機械のセット変えに掛かる人件費・時間が1枚単価に含まれるんだ。
サイズにもよるけど、2000~3000枚以上の単独サイズならセット変え費用、2000~3000枚に分散されるのでそれほどセット変え費用の影響は大きくないんだ。
だからオリジナルサイズで安く作るなら2000~3000枚以上がオススメだよ!
1
PPヒモ →軽量で一番安価な手提げヒモ。段ボールなどを結束する際に使用される白いPPヒモと同様です。
2
紙単丸ヒモ →紙を撚って作られた紐です。紙の風合いがあり、持った印象が柔らかいので、紙袋に人気。
3
紙三本ヒモ →紙紐を三本合わせてロープのように撚った紐です。独特な存在感があり、紙単丸紐より太さが出ます。
4
アクリル丸ヒモ →靴紐などにも使用されている、アクリル製の組紐。高級感と柔らかさがあるため、取り付け方法は穴タイプをおすすめしています。
5
ハッピータック →プラスチック製のハンドル。取り付け部分の内側にスナップがついているため、紙袋の口を閉じることができます。
6
アクリル平ヒモ →平らに織られたアクリル製の紐です。幅があるためショルダータイプの紙袋に適しています。
7
エクセルフィラメントヒモ →しなやかな手触りと光沢が特徴的。強度があるため重い荷物にも耐えることが可能です。
定番の白色や印刷色に合わせたカラーヒモを選んだり、ヒモ色はアレンジして楽しんでも価格には影響ないからね。
安くできる紙袋の作り方
とっても簡単にできる、紙袋の作り方。
STEP ①
紙を用意しよう!
例えば、200(正面幅)×100(マチ幅)×250(H)mmサイズのマチ付き紙袋を作る場合は、 タテ幅370mm×ヨコ幅630mmの紙を用意して下さい。
STEP ②
目印をつけよう!
タテ折をしやすくする為に目印を付けます。紙の右隅から30mm程度の、のりしろ、そして100mmのマチ面幅、200mm の正面幅と続きます。折の目印を上下に入れると、歪まずにタテ折ができます。
STEP ③
目印の付けた方を外側になる様に、右から2つ目の目印を歪めずに立て折します。左側の紙に目印の付いたタテ折をのりしろ部分のタテ折の目印に合わせて貼り合わせます。のりしろ部分に、のりか両面テープで貼ります。
STEP ④
貼り合わせて、筒状になった状態を筒貼りといます。 筒貼りの状態から、マチ面を内側に折り込みます。
STEP ⑤
台紙を貼り付けます
貼り合わせて、筒状になった状態を筒貼りといます。 筒貼りの状態から、マチ面を内側に折り込みます。
STEP ⑥
内側に折り込みます
口部分を厚紙台紙に合わせて折り曲げて、内側に折り込みます。
STEP ⑦
底面を仕上げます
底面折りに入ります。例えばマチ幅が100mmの紙袋の場合、底面に必要な長さは、(マチ面幅÷2)+30mm=80mmです。80mmが底面に必要なフラップになります。80mmのフラップ+マチ幅の2分の1の所をヨコ折りします。底面を作る為に折り曲げた底面を広げます。広げたら底面の上下を折り曲げ、順に折り、のり、又は両面テープで貼り合わせます。
STEP ⑧
提げ手ヒモを通す穴を開けます
紙袋、手提げ袋のかたちが仕上がったら、さげ手の通し穴を開けます。 家庭では千枚通しなどを使うので、気を付けて穴を開けて下さい。
完成!
穴を開けた所にヒモを通して内側で団子結びをすれば、見事!!自家製の手提げ袋の完成です。ぜひ、皆様もご家庭で挑戦して下さい。
*さげ手の穴を開ける時は怪我をしない様に気を付けて下さい。