Google検索結果一覧は、10記事ずつ表示されます。このうち1ページ目に入るのが誰もが理想とするところ。20位以内なら上々。それ以下でも施策次第ではチャンスがあります。しかし「圏外」になると表示すらしてもらえません。圏外とは何か解説します。
Googleの検索結果は、そもそも何位まで表示されるのか
Googleが表示してくれるページの数は、実は決まっていないようです。結論としては「記事による」。
試しに、「検索エンジン」で検索してみましょう。
1ページ目には、10件の検索結果が表示されます。ページ最下部を確認してみると、10ページまで検索結果がありそうだということが確認できます。
10の部分をクリックすると、
まだまだありそうな気配ですね。さらに、クリックしていくと、
最終的には248件まで、検索結果が表示されるという結果となりました。
Googleはすべてのページを表示しているわけではない
この「一覧に出てくるページの数」は「存在するページの数」とイコールではありません。
「検索エンジン」というキーワードにヒットするページ数だけなら、1億2,500万件もあります。該当するページの数は、検索窓のすぐ下に表示されますね。
一覧に出てくるのは248件なので、約1億2,499万以上のページが検索結果からハブられていることになります。何してくれてるんだGoogleめ！と思いますか？
これは、当たり前なんです。
その単語を使っているからと言って、それについての情報だとは限らないからです。「扇風機の商品解説」のページの中に、「森を渡る風のようなゆらぎ機能」とか「赤ちゃんを起こさないサイレント仕様」という表現が出てきたとしても、森や赤ちゃんについて書いたものではないことは明確ですよね。
それを全部拾ってしまうと、週末に森へキャンプに行こうかなと調べている人に扇風機のページがヒットしてしまいます。こんな検索エンジンでは、使い物になりません。
だからGoogleは、そのページが何について書かれたものか、価値のあるものか、信憑性はどうか、ということを総合的に評価して掲載するページを選別しています。
それ以外のキーワードで検索してみると、
・犬：表示数197件、ヒット数5億7,300万件
・パスタ：表示数214件、ヒット数1億2,600万件
・スマホ：表示数134件、ヒット数8億200万件
という結果になり、検索結果に表示される記事数に結構バラツキがあることが分かります。
また、単純にヒット数が多ければ、たくさんのサイトが検索結果に表示されるわけでもないようです。
Googleの検索結果で100位以下になることを「圏外」と呼ぶ
検索結果に表示されないページはたくさんあるし、何件まで検索されるかはキーワードによるのですが、だいたい100件まで表示されることが多いです。ほとんどの人は、検索結果1〜2ページに表示されたサイトで目的を達成できるため、検索結果のページを10ページ目まで確認する人など、ほとんどいないからです。
そのため、Googleの検索結果で100位以下のサイトが「圏外」と呼ばれています。
検索からの流入がなくなる
検索結果が圏外になると、検索からの流入が見込めないので、リンクや広告頼みになるという非常に厳しい状況に陥ります。そのため、検索結果を上げるための対策が必要ですが、そちらについては、次の記事にまとめました。
→Googleで圏外になった場合は、まずこの3つの対策を！
ペナルティを受けた可能性も
順位が落ちて圏外になった場合は、Googleからペナルティを受けた可能性も疑う必要があります。その場合、何らかの理由でGoogleのポリシーに違反している可能性が高いです。
早急に改修を行いましょう。
→Googleで圏外になった場合は、まずこの3つの対策を！
一時的な順位変動という可能性もある
Google検索では、新しいサイトをアップすると２～４週間程度の期間、サイトが上位表示される傾向にあります。
この状態のことを、俗に「Google Honeymoon（グーグル・ハネムーン）」と呼ぶそうです。おそらく審査期間ですね。この時期を過ぎると、いきなり圏外になってしまうことがありますが、適切な内容のページなら、少し待てば浮上してくることも多いです。公開直後のページは、一喜一憂せずに様子を見るようにしましょう。
圏外ではサイトが存在していないことと同じ
今回は、Google検索の「圏外」について解説しました。せっかく作ったサイトも、検索結果が圏外になってしまうと誰の目にも触れないため、存在していないのと同じ状況になってしまいます。そんな悲しい状況にしないためにも、ご自分のサイトには、適切なSEO施策を施すようにしましょう。