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使いこなせれば当たるコンテンツが読める。Googleトレンドの活用法

Googleトレンドは、ある言葉がネット上でどれくらい人気があるか、どれくらい人気が上昇しているかを調べることができる便利なツールです。上手に活用すると、これから作るべきコンテンツが見えてきます。使い方と活用方法を解説します。

Googleトレンドとは?

Googleトレンドは、ある言葉が一定の期間にどれくらい検索されているかを元に、ニーズの推移を調べることができるツール。ログインしなくても使うことができます。しかも無料。

トップページに検索窓があります。ここに気になる言葉を入れてみましょう。
試しに「しめじ」を調べてみます。

するとこのように、しめじの検索トレンドがグラフ化されます。
ここで注意すべきなのは、数字は検索数を表したものではないということです。
数字は相対評価になっていて、0から100で表されます。指定期間の中で一番検索数が多かったポイントを100として、それを基準に人気の推移だけがわかるというツールです。
「人類はどれくらいしめじに興味があるか」ではなく、「しめじについて興味のある人の心の動き」がわかるということ。

検索数そのものが知りたい場合は、Googleキーワードプランナーを使いましょう。
→「Googleキーワードプランナーの使い方

2004年から現在まで、期間を設定できる

Googleトレンドがサービス公開されたのは2006年ですが、なんと2004年からのデータを表示することができます。Googleおそるべし。
デフォルトでは、過去12ヶ月の推移が表示されています。「過去12ヶ月間」のところをクリックすると、表示期間を変更できます。

末尾にある「期間を指定」を選ぶと、月日まで細かく設定できます。

2004年から現在(2019年5月時点)の結果がこちら。
しめじのトレンドが15年間で上昇しつづけていることがわかります!

複数ワードの比較ができる

おすすめなのがこの機能。
複数の言葉の検索ニーズの推移を、比較できます。とても簡単です。
「比較」をクリックして言葉を追加するだけ。

しいたけ、エリンギ、まつたけを追加して比較してみましょう。

このようにわかりやすくグラフ化されます。
しいたけ先輩の圧倒的な人気がわかります。エリンギ氏の人気は横ばいです。まつたけ御大のグラフに定期的な山があるのは、旬のものだからでしょう。近年のしいたけ人気の高まりが興味深いですね。今、しいたけがアツイ!

Googleトレンドの活用方法(SEO)

見ているだけで面白いですが、ちゃんとビジネスに活用しましょう。具体的には、次のような使い方でサイトを改善したり、コンバージョンを高めたりできます。

上昇中のキーワードを選んでアクセス数アップ

対策キーワードの候補がいくつかあって、どれにするか迷ったら比較してみましょう。売りたい商品やサービスについて、同じ意味でも違う表現が複数ある場合、どの言葉が人気が出ているかがわかります。
売りたい商品やサービスが複数あって、どれを推すか決めかねる場合も比較をすると人気が出ているもの、そうでないものがわかります。

パンダグッズとコアラグッズを売っている店なら、「パンダ」と「コアラ」を比較するとどっちが上昇しているかが参考になります。

コンテンツ制作にはお金も時間もかかるので、これから伸びそうな言葉を対策キーワードにしてページを制作すれば無駄がありません。

上昇するタイミングを狙って情報を流す

自社の商品やサービスに関する単語で調べて、上昇するタイミングを見つけます。
もしそこに法則があるなら、そのタイミングでセールを行うなどが可能になるので、よりコンバージョンしやすくなります。

たとえば、「DIY」で調べると波があるのがわかります。
季節ではなく、もっと細かい波ですね。
特定の曜日、時間帯に上昇するのなら「この曜日にこのジャンルに関するテレビ番組が放映されているのではないか」と推測して調べることができます。

活用方法としては、「DIY」という言葉に加え、その番組名や、番組で紹介されていたアイテム名を入れたブログ投稿やSNS投稿をします。
「昨日放送されたDIY番組●●●でも紹介されていた電動ドリルの使い方を説明します!」のようにです。

調べている人の地域を知ってターゲットを絞る

「小区域別のインタレスト」を見ると、該当するキーワードの人気度が高い地域がわかります。
「LEDランタン」を調べると、圧倒的に北海道での人気度が高まっていることがわかります。
これだけを頼りに営業先を絞って、来週北海道に飛ぶぞ!というわけにはいかないですが、他のキーワードも調べていくとなぜその地域でニーズが高まっているのか理由がわかるし、理由がわかれば売り方を考えることもできます
LEDランタンの場合、キャンプの需要があるのか、災害対策の需要があるのかで、キャッチコピーが全然違いますよね。

関連トピックから、ネタを見つける

Googleトレンドには、「関連トピック」という便利なものもあります。これは、あなたが調べた言葉を検索している人が、検索している別の言葉です。
「USB扇風機」の関連トピックには、次の結果が出ました。

よくわからないものもありますが、「Francfranc」からは、北欧風のデザインの扇風機が売れるのではないか、女性に好まれるデザインが売れるのではないか、といった推測ができます。

Googleアナリティクスでも解析はできますが、Googleトレンドの方がずっとシンプルで簡単なのでこの使い方は初心者におすすめです。SEOのヒントがいろいろ見つかると思います!

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