歯科医院が生き残るには「自院が得意な治療のアピール」以外に患者を逃さない施策が施されたホームページが必要です。なぜホームページが重要なのか。それはネットの普及で患者自身が「受けたい治療が可能な歯科医院」を検索して探し出すからなのです。検索でヒットしなければ永遠に見込み患者は来ません。ここでは見込み患者に「この歯科医院で治療を受けたい!」と思ってもらえるホームページについて徹底的に解説します。
コンビニより多い!患者を奪い合う歯科医院
日本歯科医師会の資料によると、平成28年度の全国の歯科医師の数は10万4503人、歯科診療所は全国に6万8940施設もあるとの統計が出ています。
参考資料:日本歯科医師会・歯科医師・歯科医療機関の数
https://www.jda.or.jp/dentist/about/index_7.html
この数値は、平成30年度日本フランチャイズチェーン協会・コンビニエンスストア統計の5万5711を大幅に上回る数ですよね。コンビニよりも歯科医院のほうが圧倒的に多いとは初めて知りました。
参考資料:日本フランチャイズチェーン協会・コンビニエンスストア統計データ
https://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
もう、患者の奪い合いですよ。数が多すぎて経営を安定させるのに必要な患者数を確保できず、経営難に陥る歯科医院が急増しているそうです。弊社のお客様にも歯科医院経営者さんが多くいらっしゃいますが、お知り合いの歯科医院さんも例外ではないと話していらっしゃいましたしね。
しかし、予約が取れないほど患者さんに支持されている歯科医院があるのも確か。患者が絶えない歯科医院と経営難の歯科医院。なぜこれほど差がついてしまうのでしょうか。
受けたい歯科治療は自分で探すのが当たり前
「歯がグラつく」、「虫歯じゃないのに歯が痛い」、「歯の黄ばみが気になる」、「子どもの歯並びが悪い」など、患者はそれぞれ異なる症状や悩みを持っています。歯科医院も各悩みや症状に応じて、専門性の高い治療を行うように変化しています。例えば「インプラント専門」、「虫歯治療専門」、「ホワイトニング専門」、「小児矯正」などですね。
以前はこれらすべての症状を一つの歯科医院で治療するのが当たり前だったんですけどね。今は違うんですよ。その結果、患者自身が受けたい治療方法を自分でネット検索して、希望の治療を行ってくれる歯科医院を探し出し、多少遠方でも足を運んで通院します。
その入口が「ホームページ」、「ブログ」、「SNS」、「ネット広告」になるというわけです。入口がショボい、ダサい、見にくい、入口自体が見つからないというのは致命的ですよ。ネットですから「ここは違う!」と判断されたら速攻でページを閉じられてしまいます。
患者を逃さないホームページとは
歯科治療市場は非常にターゲットを絞りやすい反面、競争が激しいのが難点です。「ホームページを持っているけど放置したまま……」という経営者さんは、今すぐにホームページの徹底見直しをおすすめします。いくつか改善見直しポイントを挙げますので参考になさってくださいね。
丁寧すぎるくらい詳しく説明!「選ばない理由」を潰す!
患者は「ホームページ」、「ブログ」、「SNS」、「ネット広告」から情報を集めます。「この歯科医院に行ってみよう!」と決意させる情報がなければ、絶対に予約を入れません。
歯科医院の治療方針、診療内容、設備、歯科医・スタッフの経歴、かかる費用、治療日数、医院の雰囲気、内装、待合室、香り、音などの情報は丁寧すぎるほど詳しく掲載しているか、各ページのコンテンツが患者の不安や疑問を解消する内容になっているかを確認してみてください。
患者はホームページから「行かない理由」を探しています。少しでも情報に不安があれば「他にいい歯科医院があるかもしれない」とページを移ってしまいますからね。
求人スタッフも逃さないホームページが必要!
ホームページに掲載していた情報をすべて見直し&改善→患者数、問い合わせが増加したが、忙しくなりすぎてスタッフの手が足りなくなってしまったということは、集客施策の過程で必ず起こることです。
求人情報も今はほぼ100%ネット検索で情報を得ます。歯科医師、歯科衛生士などの求人も求人情報サイトを介さずに、自サイトで行う歯科医院も増えています。患者が見る情報は就活中、求職中の歯科医師、歯科衛生士が必ずチェックしています。
「ここで働きたい!」と思ってもらえるホームページにするには、「働くメリット」を細かすぎるくらい掲載しましょう。求職中の方はホームページに穴が空くほど見てます(笑)。
ホームページデザインも重要!
歯科医院や病院をネット検索するとき「第一印象」がすごく大事だと思うんです。「人は見た目が9割」って本が流行りましたけど、ホームページもそれに近い気がするんですよね。
「自力じゃ手に負えない……」、「イチからリニューアルしたほうがよさそう……」という経営者さんは、ホームページ制作会社に相談するものおすすめですよ。悩む時間がもったいないんで。
デザイン案は下記のようなサイトを参考にしてみてくださいね。
参照:homepage channel歯科専門
http://www.shikai.cc/
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