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効果がない折り込みチラシ。2つのポイントを改善!

ネット時代に折り込みチラシ?なんて軽く考えてはいけません。商圏やターゲットを絞ることにより、ネットより高い反響を得られるのが折り込みチラシなのです。今まで効果を感じられなかったのなら、問題点を浮き彫りにし、手ごたえのあるチラシを生み出しましょう。

折り込みチラシは手軽なコミュニケーションツール

新聞に挟まれた折り込みチラシは、折り込み広告とも言われます。ネット社会でも根強く生き残っている理由は、手軽なコミュニケーションツールだから。自宅近くにあるスーパーの特売チラシは、つい手に取ってしまう人も多いのでは?

一方で、反響が薄い折り込みチラシも存在します。それは、購読者のライフスタイルに合っていない広告です。
例えば、遠方のラーメン店のオープン情報や、高齢者世帯に届く新入社員募集広告、独身男性へのレディースエステの広告など。これらの広告にある問題点は3つ。

1.ターゲットの地域性を考えていない
2.ターゲットの年齢層を無視している
3.ターゲットの性別や生活様式に合っていない

ターゲットを無視したチラシは企業イメージを下げる

ラーメン店のオープン情報を広域にばらまいた会社には、ディープなラーメンファンなら少しくらい遠くても来てくれるはずだとか、出かけたついでに寄ってくれるかもしれないという意図があったのかもしれません。
そういった人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は生活圏内にしか飲食店を求めない。安くない広告費を考えると、めちゃくちゃバブリーなチラシです。
興味を持っても「行けるかよ!」と思われては企業イメージが下がり、逆効果です。

同じように、年齢層や性別、生活様式に合っていない折り込みチラシは、ただのゴミ。すぐに捨てられてしまいます。

新聞の購読者はシニア男性。チラシ広告はココを狙え!

ここで新聞の購読者層を考えてみましょう。NHKが2010年に行った調査によると、新聞の主な読者は60~70代の男性この年代は、新聞から得た知識で昼休みの会話を盛り上げてきた年代です。若いときからの習慣が今でも続いているのですね。

そして、株式会社キャリアインデックスの調査によると、年収1,000万円以上の家庭の92%、年収700万円〜1,000万円の家庭の74%が新聞を購読しているというデータもあります。継続して新聞を購読する家庭には富裕層が多いと言えます。

ここから、新聞は「60~70代の男性、その家庭にいる妻、富裕層家庭」をターゲットとするなら、非常に効果的なメディアであると言えます。

ターゲットのニーズに合わせた商材を選ぼう

具体的な例をあげると、同じファストファッションでも若者向けのファッションブランド「ZARA」の折り込みチラシより、年齢層を問わない「ユニクロ」の広告のほうが高い反響を生むということです。

加えて、健康食品や書籍、土地、司法関係のチラシも効果があるといわれています。60~70代になった富裕層男性の悩みや興味にうまくリンクした商材ですね。

同じ商材でも、訴え方を変えれば刺さる!

同じ商材でも、ターゲットが明確なら訴えかけ方を工夫することで効果をアップできます。
例えば、そば屋さんのオープンの場合。何のへんてつもない、ごく普通の蕎麦屋さんの開店チラシを想像してみて下さい。あなたなら折り込みチラシでどんな売り方を考えるでしょうか。

「本格蕎麦のお店が○○駅にオープン」
「オープン一週間は特別割引」

ターゲットが不明確だと、ぼんやりした策しか出てきません。でも、60〜70代の男性というターゲットを想定すると、もっとアイデアが沸いてくるはずです。

「週に一回の蕎麦習慣で血液サラサラ!長寿!」
「土曜の午前はお蕎麦半額」
「日曜は蕎麦打ち教室を開催」

例えば、オープンしたことよりも、蕎麦の健康効果を訴えかけたり、趣味としての蕎麦をアピールした方が効果的かもしれません。お客さんが減りそうな曜日や時間帯でも、リタイア世代なら足を運んでくれる可能性があります。そういったサービスデーを訴える広告もよさそうです。

高齢者向けの読みやすさにも工夫する

60〜70代男性をメインターゲットと考えると、デザインもユニバーサルにする必要があります。細かい文字をズラズラと並べるよりは、文字サイズを若干大きくして情報は整理した方が視認性が高くなるでしょう。

近年、新聞の文字のサイズは各紙ともに大きくなる傾向です。一番大きいのは産経新聞で、文字の大きさは8Pt(11級)です。これを最小サイズと考えるといいかもしれませんね!

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