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TAX FREEとDUTY FREEの違いは?免税対象や条件を解説

免税にも種類があることをご存じでしょうか?免税店に掲げられている「TAX FREE」や「DUTY FREE」という看板。これらの違いを説明することができますか?同じ免税でも対象や条件、上限金額までもことなる2つの免税について解説していきます。

TAX FREEは消費税の免除、DUTY FREEはいろいろな税を免除

「TAX FREE」と「DUTY FREE」この2つの大きな違いは、ずばり免除される税金が違う。
同じ免税でもTAX FREEは消費税のみ、DUTY FREEは消費税に加え関税や酒税、たばこ税など多くの税が免除となります。

TAXは税という意味なんだから、「TAX FREE」と、「スーパーTAX FREE」なら明朗なのに、なぜDUTY(義務)なんて出てくるの?わかりにくい!と思いますよね?
これはDUTY=義務という直訳が間違っているんです。DUTYは関税という意味もあります。輸入貨物への関税が免除されるから、DUTY FREEで合ってるんですってよ。

「TAX FREE」と「DUTY FREE」は免税対象となるものが違う

●TAX FREE店での免税対象

日本国内で消費せず、国外に持ち帰ることができるすべてのもの
例:化粧品・食品・家電など


●DUTY FREE店での免税対象

まだ輸入されておらず 機内に持ち込めるもの
例: 化粧品・たばこ・お酒・時計など

「TAX FREE」は街の中、「DUTY FREE」は空港にある

TAX FREEは免税店として独立している店舗のほか、ショッピングモールなどの大型商業施設に出店されているものも多くあります。「市中免税店」と言われる、一般の街の中にある免税店です。
DUTY FREEは正式には「空港型免税店」であり、購入した商品はその場では引き渡されず、日本を出国した後の引き渡しカウンターで受け取ります。そのため原則、国際空港内の出国エリアに設置されます。

TAX FREEは、免税対象の金額に上限と下限がある

TAX FREEは一般物品「5,000円以上、特殊包装不要、国内使用可能」、消耗品「5,000円以上50万円以下、特殊包装必要、国内使用不可」という条件が設けられています。
上記に加え、2018年7月に「一般物品と消耗品の合算額が5,000円以上50万円以下、特殊包装必要、国内使用不可」という新たな条件が加わりましたので、少し分かりにくく注意が必要です。

対してDUTY FREEでは購入金額について、下限上限などの制限はありません。

免税商品を購入できる対象や購入時の条件

TAX FREEで商品を購入できるのは、日本に短期滞在している人のみです。日本国内の滞在期間が6か月以内の非居住者に限られます。国籍が日本であっても海外在住者で一時帰国している場合も、その対象となります。そのため購入時にはパスポートの提示が必要です。
また免税対象品は「日本国内で消費されない」ことが条件のため、消耗品を購入する場合は、封印された特殊包装をしてもらう必要があり、購入から30日以内に国外へ持ち出さなければいけません。

DUTY FREEで購入した商品はそのまま国外へ持ち出す必要があり、化粧品など液体のものは帰国後入国手続きを済ませるまで開封することはできません。
DUTY FREEは出国エリアにありますが、出国エリアに入った人であれば日本に居住している日本人も購入することができます。また外国に渡航する機内でもDUTY FREEで購入ができるため、TAX FREEのお店では購入できない人も免税の恩恵を受けることができます。


税金が免除される免税店。購入できる条件を満たせばお得に買い物することができますが、実は誰でも免税店を出店することができるって知っていますか?
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