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神社のIT化は参拝者にもメリットあり 集客に繋がるIT施策をご紹介

神社にIT化なんて意外と思われますか?実はうまく取り入れることで神社の集客アップや話題作りにITが一役買っているのです。QRコードや電子マネー、スマホ神様など参拝者が身近に参拝できる仕組みを作りだす話題のIT術をご紹介します。


手軽に参拝できるITツールを活用して、神様も身近なものに

株式会社エアトリが行った「平成最後の年越し・初詣」に関する調査によると、毎年必ず参拝に行くと答えた人は57.9%。

4割の人が初詣に行かないというデータがあります。また、参拝客は一部の有名神社に集まる傾向があり、地元に根付いた小さな神社は参拝客を集めることに苦戦しています。本来、氏神様は氏子を見守る存在なのに、地元がないがしろにされてしまうのは実にもったいない。
【引用】株式会社エアトリ 「平成最後の年越し・初詣」

そんな中、ITをうまく取り入れて参拝客に喜ばれている神社があります。
神様をIT化するなんてご利益がなくなる?いえいえ。神様は、初詣や合格祈願、七五三など私たちの節目に身近な存在です。日々見守ってくれる神様に感謝し祈ることができるなら、それがアナログであろうとデジタルであろうと関係ないはずです。

神社はサービス業ではありませんし、「集客」に違和感を持つ方もいるかもしれませんが、より多くの方にとって身近な神様であろうとすることは、全然悪いことではないですよね。

ITを取り入れて、参拝客思いの神社にするアイデア

おみくじとWebを連動し、多言語化

京都の貴船神社は、おみくじにQRコードを印刷しています。スマートフォンでQRコードを読み込むと、それぞれのおみくじの結果ページにアクセスできます。
おみくじって大抵は木に結びつけて帰ってきちゃいますが、せっかくありがたい言葉が書いてあるのだから、あとでもう一度見たいことってありませんか?これなら何度も見られますし、シェアもできます。
また、このおみくじがすごいのは、多言語表示されること。英語、韓国語、簡体字、繁体字でも読めます。外国人観光客が多いことからこのような「サービス」を開始したそうです。神社、ひいては日本の文化を伝えるということに貢献されていらっしゃいますよね!

外国人からおみくじ内容について質問されてもすべてのスタッフにそのスキルがあるわけではありませんから、授与所対応の迅速化など運営においても大きなメリットになります。
●京都「貴船神社」

現代の危惧に応える、ITデータを守るお守り

個人情報漏洩問題などITにおけるさまざまなトラブルを遠ざけるお守りを授与している神社もたくさんあります。ITお守りなんて変ですか?そんなことはありません。昔の人が家内安全、商売繁盛、豊作を願ったのは、そこに不安や苦しみがあったから。
恋愛や交通安全のお守りがあるなら、ITのお守りがあったって何ら不思議はありません。

京都の虚空蔵法輪寺内の電電宮は、電気や電波に関する神様「電電明神」を祀っています。
こちらの神社のお守りは、なんとSDカードタイプ!
容量は8GB。もちろんSDカードとして使用可能です。中には虚空蔵菩薩の画像データが入っています。
電気にまつわる神社だけあって恋占いなども電子化されており、コンピュータ関連、電気通信事業関係者などに人気です。
●虚空蔵法輪寺

東京の神田明神も、IT情報を守るお守りが有名。約1300年の歴史を誇りパワースポットとしても人気なだけでなく、近年ではアニメとのコラボなど新しい取り組みを次々と行っている神田明神。そのご利益は様々で縁結び、商売繁盛、仕事運アップなど。女性にもビジネスマンにも人気の神社です。
平成14年からパソコンのデータを守る「IT情報安全守護」というお守りの授与を開始。見た目は何かの集積回路っぽいですが、集積回路ではなくカードとシール。身近なところで使えます。
●江戸総鎮守 神田明神

ARで飛び出す御朱印

福岡の紅葉八幡宮では、なんと神様がARで飛び出します!アプリをダウンロードし、いただいた御朱印にかざすと光の柱とともに次々と神様が現れ、神社や祀られている神様について説明してくれます。
普段なかなか知ることのできない歴史や由来を楽しく知ることができるので、ただただ文字を読ませるよりも、人心に寄り添っていると言えるんじゃないでしょうか!?
●紅葉八幡宮

電子マネーでお賽銭

東京の愛宕神社では、2014年から電子マネー(楽天Edy)によるお賽銭決済を開始し、話題になりました。楽天の三木谷社長が毎年こちらにお参りしている関係で、楽天側からぜひにと提供があったそうです。
端末は白木の賽銭箱風の外観になっているので、神社のムードを損なわないよう配慮されています。
金額は1円単位で設定できます。現金を持ち歩かない派の人も「小銭がない!」と焦ることがありませんし、参拝客にもとまどいや抵抗感はまるでないとのこと。

地味に重労働な小銭の回収作業が減りますし、賽銭の盗難防止になるかも!
●愛宕神社

参考にしていただければ嬉しいです!

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