インスタグラムは集客に欠かせないSNSツールですよね。インスタグラムを上手に活用している花屋のサイトを見ると、タグをクリックせずにはいられないくらいキレイな花の画像や、テーブルセッティング、結婚式のブーケなどが投稿されています。ここでは上手にインスタを使い集客に成功している花屋や、映えるインスタ画像の投稿方法をご紹介します。
差別化しにくい花屋。客は何で花屋を選ぶのか
ネットリサーチのDIMSDRIVE『花の購入』に関するアンケートによると、花の購入場所は花屋が圧倒的でした(2005年当時)。
2005年の資料なのでやや情報が古いんですが、花屋、スーパーで花を購入するスタイルはかわりません。しかし現在はスーパー、ネットショップ、ホームセンターで購入する割合が当時の倍くらいになっているそうです。花屋のライバルは隣町の花屋だけではありません。スーパー、ネットショップ、ホームセンターなど、大資本の企業ばかりなんですよね。花だけを売って生き残れるほど甘い業界ではなくなってしまったってことです。
「購入先を選ぶ際に重要視することはなんですか」というアンケートでは、下記のような結果が出ています。
店のブランディングをブチ壊すようなアンケート結果です(涙)。結局ユーザーは「価格」、「花の種類」、「購入に便利な場所」で選んでるってことなんです。花屋が差別化をするのがどうして難しいのか、リアルにわかりますね。しかし!そこで思考停止しちゃダメですよ!この結果を見て「なるほど!ウチの店はチャンスかもしれない!」と思える経営者さんもいらっしゃいますよね。
差別化しにくい花屋が成功するためには、少数回答の意見を徹底的にこだわっていくことが大事なんです。トップ3以外の回答から考えると「スタッフのセンス、質、対応力」、「仕入れのこだわり」などを極めていけば、他店には真似のできない「選ばれる花屋」になれる可能性が大ですよ。
では実際に何をすればいいのか、具体的な施策をご紹介していきますね!
花屋はインスタと相性がいい
ぜひインスタグラムを集客に活用してみてください!「花が新鮮」、「アレンジのセンス」、「好きな花がある」などの情報はインスタグラムで発信して、情報に関連する「タグ」を余すことなくつければ、ユーザーは画像からたどりついてくれます。
色とりどりに咲く花は、花の存在自体が「インスタ映え」します。しかも花屋は店舗ごとのコンセプトやイベント、季節により雰囲気がガラリと変わりますしね。「ああ、もうすぐハロウィンなんだな」とか「クリスマスが近いんだな」など花屋で季節を感じる方も多いはず。
そんな花屋とインスタはバツグンに相性がいいです。アカウントの作成方法はメッチャ簡単です。無料&1分程度で登録できますので、この記事を読み終わったらすぐ登録してみてください(笑)
ではインスタで膨大なフォロワーさんを獲得している花屋をご紹介しましょう。写真の撮り方、タグの付け方のポイントも参考にしてみてくださいね。
aoyamaflowermarket(フォロワー数:58.9千人)
日本有数の花屋さんです。花の画像撮影スキルが秀逸なのはもちろん、花に関するマメ知識、歴史、エピソードもきちっと投稿しています。
例えば下記の投稿。
画像クオリティの高さに注目してみてください。主役にしたいバラと、背景花のアンバランス感が絶妙です。写真撮影の構図は縦3本、横3本の線(グリッド線)をひいて、画面を9分割にしたときにそれぞれの線が交差する場所に主役にしたい花をもってくると、写真に抜け感が出てグッとオシャレになるんですよ。
また、タグの付け方にも工夫があります。
普通なら、花の写真を付けて「#バラ#ローズ#花束#アレンジメント#店名」などのタグをつけて終わりですが、この投稿のタグはこんな感じ。
#バラ#ローズ#ヴィーナス#ジョセフィーヌ#ピアジェ#イブピアッチェ#花のある暮らし#青山フラワーマーケット
コンテンツとタグがきちんと関連づけできてます。コンテンツから「イブピアッチェってどんな人?」と興味を持ったユーザーが、タグからさらに情報を深堀りできるので、より有益なコンテンツになっています。
参考にしたい!海外で有名なインスタグラマー
国内だけでなく、海外の花屋にも目を向けてみましょう。デザインの参考になる情報がたくさんありますよ。ここでは注目の3店舗を紹介します。他の店舗はURLから検索してみてくださいね。
資料参照:フローリスト・このお花屋さんをフォローしよう 米国VOGUE誌が選ぶ10のサイト
jardineboranic(フォロワー68.5千人)
amy_merrick(フォロワー161千人)
brrch_floral(フォロワー104千人)
花屋オーナーが成功した集客法についてはこちらの記事もご覧ください。
以上、熱血野郎でした~。