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花屋の未来型!自宅用花の宅配ビジネスに注目!

「数輪だけ花を飾りたい」、「花を買いに行く時間がない」という20代~30代の女性に注目されている自宅用花の宅配サービス。定期購入で「仕入れロスが減らせる」、「安定した売上が見込める」といった花屋側のメリットも多く、サービスへの参入店舗が増えているそうです。ここでは自宅用花の宅配ビジネスについて徹底解説します。

自宅用花の宅配ビジネスに既存の花屋も注目!

弊社ユーザーの花屋オーナーさんとお会いする機会があったんですけど、花屋業界はホントに厳しいらしいです。販売する店舗数は減り続けてますが、それ以上に減っているのが生産者さんだそうです。

生産者さんの高齢化、事業継承者の不在の悩みはどの業界も同じ。だからといって手をこまねいているワケではないそうですよ。

そんなフラワー業界の救世主になりそうなサービスが、花をポストへ届ける「花の宅配ビジネス」。店舗でお客様が来店されるのを待つのではなく、「花をポストへ宅配しまっせ!」というコンセプトです。

フラワービジネスはギフト用から自宅用へシフト

あなたが花を買うときってどんなときでしょうか。僕は「母の日」、「誕生日」、「結婚記念日」くらいしか思いつきませんでした。花の購入についてのデータを調べてみると、やっぱりなっていう結果が出てましたね。

参考資料:農林水産省・花きの消費の現状
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/attach/pdf/index-47.pdf

60代~70代以上の年代の購入費用が突出してますね。購入費用だけで比較すると、最も消費金額が少ない年代である20代~30代の5倍近い差が出ています。この世代がどんな花を購入しているのかというと、仏壇に供える「仏花」なんです。仏様に供える花は常に新鮮な花を供えたいもの。10日に1回交換すると考えれば、月3回の利用があるってことです。仏花市場はまだまだ参入の余地ありですよね。

では仏花に縁が少ない20代~30代の人に花を購入してもらうにはどうしたらいいのか。真っ先に思いつくのがフラワーギフトですが、この市場はほぼ飽和状態です。しかも年に数回しか購入機会がないフラワーギフトに焦点を当てすぎてしまうと、在庫過多、廃棄ロス⇒ 経営圧迫の末撤退……という悲惨な結果になりかねません。

そこで今注目されているのが「ホームユース用花の宅配ビジネス」です。日常使いできる花(2、3輪)を宅配やポストインしてもらうという、現代のライフスタイルにピッタリ合ったサービスです。奥さんにこのサービスの話をしたら早速ネットで検索してました。

これからの花屋は「店舗販売」から「宅配サービス」へ

自宅用花の宅配なら、ユーザーを集めてしまえば在庫過多になることはありませんよね。剪定、梱包、発送準備が可能なスペースが確保できれば、店舗にこだわる必要もないかも。定期購入なら仕入れの予測が立てられるし、花の廃棄ロスが大幅に削減できます。

ちょっとアイデアを考えてみました。

店舗がある花屋 ⇒ 当日の在庫が多い花を組み合わせてホームページやブログ、SNSにアップ。「定期宅配OK!」、「数輪~お好きな本数で購入できます!」、「花が傷まない梱包でポストインOK!」などの広告を出すという方法もありますね。

宅配花ビジネスで成功している花屋・LIFULL FLOWER

では実際に自宅用花の宅配サービスでユーザーの支持を集めている花屋をご紹介します。

LIFULL FLOWER
https://flower.lifull.jp/

「LIFULL FLOWER」は、花の購入額が全ての年代で一番低い20代~40代のユーザーが気軽に利用しやすい仕組みが整っています。「花を買わない理由」を一つづつ丁寧に潰しているんですよね。かなり参考になると思うので、サービスの概要も詳しく調べてみました。

ライフスタイルに合わせた宅配タイミングを選べる

定期便プランとお届け頻度を選べて、ライフスタイルに合わせたタイミングで花が自宅に届きます。

ポスト投函、宅配ボックスが利用できる

電車通勤、通学だから花を持って帰れない方はポスト投函、宅配ボックスが利用できます。不在時でも受け取れます。

少ない本数でも注文できる

花屋でちょっとだけ花を買うのは恥ずかしいし、買いにくいという方も、3~4本から注文ができます。

オシャレなアレンジがされた状態で届く

センスゼロの方でも大丈夫。花が届いた容器を開けたらすぐに飾れるようにアレンジされているプランもあります。

宅配花ビジネスで成功している花屋・花屋 はな輔

仏花の定期宅配サービスで注目されています。実は「スーパーの仏花は鮮度が落ちるけど、わざわざ花屋へ行くのは大変だから仕方ない」という理由で、仕方なくスーパーで購入し続けている年配のがとても多いのだそう。

確かに仏花は枝が長く、持ち帰るのにとてもかさばります。「仏花を宅配してもらえたら助かるのに」という声から始まった仏花の定期便サービスを行っている「花屋 はな輔」は、ユーザーの「不便」を見事に解消しています。遠く離れた実家へ仏花を定期便で届けるサービスも人気だそうですよ。

このサービス、僕も利用したいくらいです!

花屋 はな輔
参照:https://hanaya-hanasuke.jp/


仏花の定期便
参照:http://hanayahanasuke2.wixsite.com/unamugroup/blank

地域密着型の花屋だからこそできる自宅用花の宅配サービス

「これって宅配システムがある大手ならできるけど、ウチのような小店舗じゃ無理だよね……」とまたまた思考停止している経営者さん!今はネットショップのカートシステムで「定期購入機能」をオプションで付属できるものもあるんですよ。

カラーミー・定期購入機能
参照:https://shop-pro.jp/func/subsuc/

リピスト
参照:https://rpst.jp/

よかったら参考にしてみてください。

以上、熱血野郎でした~。

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