受験が近くなると「オープンスクール」や「学校説明会」の案内を学校や塾からもらってくると思います。初めて受験をするお子さんや保護者の方からは、「オープンスクール」と「学校説明会」の違いがよくわからないという声が上がるようです。ここでは、似てるようで異なる「オープンスクール」と「学校説明会」の違いを徹底解説します!
学校説明会とオープンスクールの違いとは
進学を希望する学校を選ぶときに気になるのは、お子さんの学力に合った学校かどうかはもちろん、学校や先生の雰囲気、授業内容、宿題の量や有無、部活動や学校行事の活発さなど多岐にわたります。
インターネットや資料だけではわからない情報を手に入れられる機会が「学校説明会」や「オープンスクール」ですが、この2つは何が違うのでしょうか。
実は「学校説明会」は主に保護者向け、「オープンスクール」は受験生本人向けというように、対象が大きく異なるんですよ。
学校説明会とは
学校説明会では各学校の理念や教育方針の他、選択コース、学習活動や行事など、学校生活全般を詳しく説明してくれます。受験生も参加できますが、主に保護者向けの内容になっているのが特徴です。説明会後は校舎内の見学や部活体験、個別相談会を開催する場合もあります。
個別相談会
学校説明会では聞けなかったこと、質問事項などを直接学校の先生に相談できます。教室内で行う場合は席を離したり、個別ブースを設けたりと個人的な相談もしやすいようになっています。
最近では土日や日中の都合が合わない保護者のため、平日夕方以降に個別相談会を行う学校も増えています。
オープンスクールとは
オープンスクールでは受験生本人が参加することを想定した企画が催されます。「部活動入部体験」、「授業体験」、「制服試着体験」、「在校生とのふれあい体験」など、より学校が身近に感じられるのが特徴です。
体験入学
体験入学では実際に学校で行われている授業や講義を体験できます。受験生本人のみの参加がほとんどです。受験生が体験入学している間に保護者向けの説明会を行う学校もあります。
文化祭・学園祭
文化祭や学園祭は保護者と受験生本人が参加できます。模擬店、学習発表の展示、部活動の発表、ステージイベントなど在校生の雰囲気がよくわかる企画が催されています。同時に学校説明会や個別相談会を設けている場合もあります。
学校説明会とオープンスクールではどんな資料が配布される?
学校説明会で配布される資料
学校説明会では受付時に学校パンフレットが配布されます。公立校はパンフレットのみ配布されるのがほとんどですが、私立校はパンフレット、学校オリジナルのノベルティが入った手提げ袋を用意していることが多いです。過去問題集の販売を学校説明会時に行っている場合もあるため、かなりしっかりした手提げ袋を使用しています。
オープンスクールで配布される資料
オープンスクールでも学校説明会と同様の資料が配布されます。
資料を入れる紙袋のデザインや質で学校のレベルがわかる
学校側としては資料を入れた手提げ袋をそのまま持って帰って欲しいですよね。手提げ袋には学校のロゴが印刷されていますから、持ち歩いてもらうだけで学校のPRになりますからね。
しかし手提げ袋がダサい、紙が薄くて底が抜けそうなど「持って歩けない!」と判断されてしまえば、リュックやカバンに入れられてしまいます。「この学校は学校説明会でこんなショボい紙袋を使ってるんだ」という印象を持たれたら、学校の品位を疑われてしまいます。
制服がある学校なら、ほとんどの生徒さんは制服で参加しているので「制服で持ち歩いても恥ずかしくない手提げ袋」のデザイン、紙質にする必要があるかもしれませんよ!