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直帰率と離脱率ってどう違うの?リアル店舗に例えて解説

直帰率と離脱率。どちらも高いとあまり良くないイメージがあり、改善しなければとは思いますが違いを正確に説明できますか?直帰率と離脱率はどう違うのか、リアル店舗を訪ねたお客さんに例えて解説していきます。

すぐにサイトから離脱したページと、離脱前に閲覧していたページの違い

直帰率とは、そのサイトにアクセスしてきて1ページのみを閲覧して離脱した割合を指します。
分母となるのは、そのページに最初にアクセスしたセッション数です。

これに対して離脱率とは、そのサイトを閲覧した中で最後に閲覧したページになった割合を指します。
分母となるのは、そのページにアクセスしたセッション数です。
では、リアル店舗に例えて見ていきましょう。

直帰率をリアル店舗に例えると

直帰率をリアル店舗に来店したお客さんに例えてみると、最初に見た売り場だけを見て、すぐ帰ってしまったお客さんの割合です。
100人来店して、そのうち20人は売り場を1箇所見ただけで帰ってしまえば、その日の直帰率は20パーセントということになります。
他の売り場を見ずに帰ってしまう理由としては、主に以下のようなことが挙げられるでしょう。

・欲しいものがすぐに見つかり購入してすぐ帰ったため
・欲しいものがそのお店にないとすぐに分かったため
・あまり良くないお店だという印象を持ち、そのお店で買い物をしたくないと思ったため
・小さなお店で売り場や商品の数そのものが少なかったため

リアル店舗の場合には、わざわざ足を運んで売り場を1つしか見ずに、帰ってしまうお客さんはそう多くありません。
たとえ欲しいものが無さそうに思えたり、あまり良くないお店だという印象を抱いたりしても、他の売り場を少しは見ていくでしょう。
しかし、Webサイトにおいては、直帰するユーザーはかなり多いです。
Webサイトはリアル店舗と違って、ブラウザのタブを閉じたり、戻るボタンを押すだけで直帰できます。
実際、何かを調べるときに直帰することがよくあるでしょう。
直帰するのは必ずしも悪い理由というわけではありません。
しかし、悪い理由で直帰するケースが多いことから、直帰率はあまり高くない方が望ましいです。

離脱率をリアル店舗に例えると

リアル店舗での離脱率は、来店して売り場に来たお客さんが、その売り場を離れた後に他の売り場を見ることなく帰った割合です。
売り場を訪れたお客さんが100人いたとしましょう。
そのうち50人が他の売り場を見ずに帰れば、その売り場の離脱率は50パーセントです。
レジの近くの売り場の場合には、離脱率が高くなるでしょう。
他の売り場も十分に見ているので、後は会計をして帰るだけです。
また、話題の新商品などが発売されたときなどには、来店したお客さんの多くが、その新商品を買い求めます。
新商品を見つけるとすぐに手に取ってレジに持って行くお客さんも多いです。
そのため、その新商品が陳列されている売り場の離脱率は高くなるでしょう。

どう考えて、どう対策する?

来店したお客さんは必ず帰るので、離脱率をゼロにすることはできません。大事なのは数字ではなく、どのページで離脱したのか、お客さんは満足して離脱したのか不満があって離脱したのかということです。

それぞれの調べ方、直帰率を下げる方法、離脱率のデータの生かし方は、別のページに書きます(今後)。お待ちくださいませ〜。

以上、熱血野郎でした!

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