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悪徳SEO業者はいます。騙されないための注意点

SEO業者とは、SEO施策を売っている会社のこと。内部調整や、コンテンツ作成といった既存サイトのてこ入れだけではなく、メディアやプロモーションサイトの立ち上げから企画してくれる会社まであります。頼もしい反面、よくない業者もいますので注意。

悪徳SEO業者とは

悪徳SEO業者の定義づけをする前に、書いておきます。
大前提として、SEOは効果が保証されるものではありません。
SEO=対Google施策なので、Googleの手のひらで踊ってるに過ぎないからです。
Googleがレギュレーションを改定したら昨日までの必勝法が通用しなくなりますし、Googleはそれをすべて開示しているわけではありません。
所詮、他人のふんどしで相撲をとってるのだから、Googleとは関係ない日本の小さい会社がGoogleをどうこうできると断言できるはずありません。

とはいえ、買う側は結果を期待しているわけだし、そんなフワフワしたものを買っているつもりはありませんから、少なくとも誠実に全力で仕事だけはしてくれなきゃ困りますよね。

なので、悪徳SEO業者の定義はこのようにします。
・売った後、何もしてくれない、大した仕事をしてくれない会社
・効果がないとわかっている施策を売っている会社
・結果について無関心な会社
・過剰に期待させる営業方法をしている会社

こんな会社が危ない1 電話営業が異常にしつこい

悪徳SEO業者は、バリバリの営業部隊であることが多いです。
営業方法は古典的。テレアポです。
別に、電話営業自体を責めるつもりはありません。電話営業でいい話をもらうってこともけっこうありますから。電話営業をしている方を不快にさせたらすみません。

でもさあ……。

「SEOをやればネットだけで集客できるようになるので、無駄な営業を減らせます!営業電話などのリソースを生産そのものに回しませんか?」

みたいな話が出てくると、もはやギャグです。
そんなに凄いものなら、なぜあなたはネットで集客せずに電話営業してるんですか?って聞いてみたいです。
SEO業者が集客をテレアポに恃むってことは、自分とこのSEOが成功してない証拠!
断っても断っても毎週電話をかけてくるという会社が多いです。

こんな会社が危ない2 あまりに調子が良すぎる話ばっかり

「必ず順位が上昇します」という話をしてくる業者もいます。

順位保証なんてできるわけがありません。順位を決めるアルゴリズムは200種類以上あ
って毎日いくつか更新されています。
それに、検索順位は相対的なものなので、他のサイトの影響も受けています。
AというSEO業者が頑張ったって、他のSEO業者もみんな頑張っています(しかも、だいたい同じ方法論を使っています)。
ウサイン・ボルトがどんだけ凄かろうと、ボルトより0.0001秒でも速い選手がいればボルトが一位になれないのと同じですね。

順位保証を文句に営業をしている業者は、単純に嘘つきってことです。

こんな会社が危ない3 コンテンツの量産をすすめてくる

「記事を増やしましょう!そうするとドメインが強くなりますから、長い目で見ても効果があります!記事は財産です!24時間働く営業マンみたいなものです!」という業者がいます。

確かに、よい記事をたくさん所有することはSEO的に意味がありますが、効果が永続的かというとそうではありません。だいたいから、ネットにアップした時点で内容自体は簡単にパクられてしまいますからね。

Googleは2016年末ごろから、コンテンツの品質に対しても厳しい対応をしています。コンテ
ンツを量産しても品質の低い記事と判断されてしまったら、せっかく頑張って作った記事も無
駄な苦労をしただけになります。

コンテンツ制作を請け負うって難しいことです。制作ができるのはクリエイターなので、そこを外注しているSEO業者がほとんどですが、ディレクションがダメだと低品質なコンテンツしかできません。

根拠もなくコンテンツの量産をすすめてくる会社の内心は、「定期的な納品案件がほしい」に尽きます。客のためじゃありません。


こんな会社が危ない4 キーワードを詰め込み過ぎ

ページに不自然なほどキーワードを入れ込むと、効果がでないどころかペナルティの対象になります。
悪徳SEO業者でもあまりやらなくなってきていますが、昔見られた手法です。まだやっている業者もあるかもしれないので要注意。
相手の無知につけこむために、専門用語っぽいことを羅列するかもしれませんが、冷静に対処しましょう。

こんな会社が危ない5 被リンク購入を勧める

外部リンクは多い方がいい、というのも昔の手法。昨今は通用しません。購入リンクなど不自然なリンクを大量に貼るとペナルティの対象になります。
今どきは少なくなっていると思いますが、少し前まで通用していた手なので、無知につけ込んで売ろうとする会社があるそうです。

ひどい社会だと、契約後に被リンクを外したいと求めても応じてくれないこともあるそうです。そして、外すためには追加で費用が必要です、と数百万円単位の費用を請求される例があるとか……。ここまでやると詐欺師です。

悪徳SEO業者につかまらないための対策

悪徳SEO業者は、まだ利用する人がいるから存在します。みんながSEOの正しい対策を知って

いれば、利用する人は減るはず。まずは自分自身でもSEOに対する知識を身につけましょう。

SEO会社の情報を調べる

勧誘の電話があったら、すぐそのSEO業者に関して調べましょう。
悪徳SEO業者としてウェブサイトで紹介されているかもしれません。

電話番号で検索するのもおすすめ。
ネットの電話番号検索サイトは、基本的に営業電話に対する悪口しか書かれていない点は留意する必要がありますが、どれくらいの人がどんな怒り方をしているのかを見ると、けっこうリアルを感じられます。
電話営業は会社の顔ですからね。どんな営業しているのかで会社の質もわかります。

Googleマップの口コミは、話半分に受け止めましょう。
あれは便利な反面、嫌がらせツールとしても使われてしまっているからです。Googleは捨てアカウントを取得しやすいので、同業他社を貶めようと思えばいくらでもできるのが現状です。

ランキング形式のサテライトサイトは、評価軸に根拠があるもの以外は信用しないようにしましょう。
ああいうサテライトサイトの全部が嘘だとは言いませんが、順位の根拠が不明確(主観で選びました、口コミを参考に選びましたなど)な場合は信用には値しません。

インターネットの情報はすベて鵜呑みにせず、参考にする程度にとどめておいたほうが無難で
す。

時間をかけて見積もりを出す業者を選ぶ

SEO対策の見積もりは、簡単に出ません。今どんな状況か、どういう対策をしたらいいのか、
本当に効果を追求するSEO業者は、簡単な見積もりは決して出さないのです。

時間がかかる業者=あてにならない、と思ってしまいがちなんですけどね…。実はその反対
で、素早く見積もり対応してくれる業者ほどあてにならないんです。

時間はかかっても、ちゃんと対策を考えて見積もり・提案を出してくれる業者を選びましょ

業者選びは焦らず、ゆっくりと

SEO対策は少しでも早くやってもらったほうがいい、と思いますよね。だからといって、SEO
業者の実態もわからないまま、とりあえず契約なんてNGです!

SEOのプロは移り変わるGoogleのレギュレーション(アルゴリズムと言ったりします)を研究しており、凄腕のマーケッターはバリバリ結果を出しています。
実際に、自分でも少し勉強してちゃんとした施策をすれば、順位の向上は実感できます(コンテンツの優れたページならですが)。
なんとなくですが、僕の感覚からするとSEOってデータ解析能力半分、センス半ぶんな世界ではないかという気がします。

時間がかかってもいいので、ちゃんと結果を出してくれるSEO業者であるかは、自分の目で必ず確かめましょう。




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