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意外と知らない広告代理店の使い方。○○は、複数の代理店に見積もりをとってはダメ

複数の代理店からかかってくる営業電話。同じ媒体を売っている会社も多いです。複数の代理店に同じ媒体の見積もりをとれば一番安い代理店を選べそうですが、新聞に関してはそれをやってはいけないそうです。

同じ媒体をいろいろな代理店が売りにくるのだ!

複数の代理店からかかってくる営業電話。
聞けばどれも同じ媒体じゃないか!ってことありますよね。
たとえば求人媒体Mの広告。同じ商品を売らんとする代理店が10社、20社と電話をかけてきてくださいます。ありがとう。しかも、求人媒体Mご本尊からも電話がきます。恐れ入ります。
少なくとも専属代理店とは情報共有しとくべきなんじゃ……。痛み入ります。

広告営業はどれもこんな感じで、代理店がそれぞれに「うちに任せてくれれば安くします」とか「うちは制作のスキルが高いです」とか言ってきます。

代理店によって金額も品質も違いはある。ただし……

結局同じ商品なんだから、一緒でしょ?と思うかもしれませんが、違いはあります。金額も品質も
品質は、その会社がというより担当者のスキルに左右されるので、いい人に出会えたらラッキーという感じです。ただし、広告代理店の人って離職率が異常に高いので、長いお付き合いになることが少ないかも(笑えない!)。

金額も違いはあります。仕入れに対してどれだけ利益を乗せるかは、会社の方針や体力によりますからね。だったら、複数の代理店に見積もりをとって一番安いところにしたい。しかし、これをやっちゃいけない媒体があるんです。

新聞広告は、複数の代理店に見積もりをとってはいけない

見出しに答えを書きました。複数の代理店に相見積もりをとってはいけない媒体は、新聞です。

ここから先は僕が直接、大手の広告代理店に問いただした話です。
昭和5年からやってる新聞広告専門の代理店会社さん「A社」と、広告についてやりとりしていた時に、「他の代理店さんに見積もりを取らないでくださいね」と釘を刺されたのです。

僕はバカなので「なんでですか?」って聞いてみました。
すると思いがけぬ答えが返ってきたんです。

「複数代理店から同時に見積もりを取ると、ディスカウントできなくなるからです」

新聞広告代理店は固定の仕入れ値にどれだけ盛るかという売り方はしていないそうです。
代理店が勝手に値段を決めるのではなく、案件ごとに媒体に問い合わせて価格を決める。
曰く、「大阪府のあいうえ株式会社が5月の土日のどこかでサンヤツを出したがってます」のように、クライアント名込みで問い合わせるので、複数代理店から問い合わせが来たことは媒体にすぐにバレる。その場合は、代理店ごとに異なる回答を出すと不公平になるから、新聞社の営業部は一番高い値段で回答してディスカウントは一切しない。

少しでも安くと思ってやった努力が、なんと一番高い料金になっちゃう愚策だったとは。
知らなかった……。聞いてみるものですよね。

新聞広告を出す時は、代理店は一社に絞りましょう。
雑誌だと、それはないらしいです。テレビやラジオは不明(追加情報が出たら書き換えます)。

以上、熱血野郎でした!

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