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フリーペーパーの効果の違いは、発行部数じゃない!

たくさんの種類が発行されているフリーペーパー。タウン情報的なものからコアでニッチなものまでさまざまです。フリーペーパーへの広告掲載は効果が出るのでしょうか?フリーペーパーの効果や、発行部数だけにとらわれない効果の出やすい媒体の選び方などを解説していきます。

フリーペーパーは使い方によっては効果的な広告になる

コンビニや駅など街頭でよく見るフリーペーパー。広告を出してみようかなと考えているオーナーさんも多いのではないでしょうか?そこで気になるのが効果です。広告は効果が出なければどんなに安くても意味がないですからね。
日本政策金融金庫が発表した美容室来店者へのアンケートでは、来店のきっかけにフリーペーパーを上げた女性は18.3%と、店舗の近さや知人からの紹介に次ぐ回答となっています。特に20代、30代の女性はフリーペーパーの情報をよく利用する傾向にあるようです。
美容室やネイルサロンなど女性向けのお店や、スクール・教室などの広告は特に反応が良く、チラシやDMに負けない効果が期待できる媒体なんです。
東京にはフリーペーパー専門の書店もあるほど。インターネットにはない紙媒体の強みは依然といて健在です。

フリーペーパーへの出稿はここに注意

フリーペーパーは広告するスペース、いわゆる枠で料金が異なります。一番安い枠だと数千円から掲載することもできるため、途切れることなく毎回その枠に掲載しているオーナーさんも多いかもしれません。でもちょっと待ってください。
その安さゆえ、スペースは小さく文字数も少ない、場合によっては写真も入らない場合、読者の目にとめることは非常に難しくなります。少ない文字数でものすごくキャッチーなコメントを創造する自信がないなら、あまりお勧めしません。安かろう悪かろうでは結局無駄になってしまいます。安いからと小さい枠に長期間掲載し続けているだけでは、フリーペーパーはまったく効果のない広告に成り下がってしまいます。
また要注意なのがクーポンです。一見集客に繋がりそうなクーポンですが、これが非常に危険なアイテムなんです。クーポンを利用する「一回だけ」のお客さんばかりになる可能性が高いので、クーポン狙いの来客ばかりになると長い目で見たときに必ず失敗します。
あくまでフリーペーパーは来店のきっかけとして利用し、リピータになってもらうための努力は当然ながら必要です。

発行部数が少なくても効果を出す方法

ターゲットにあった媒体を選ぶ

フリーペーパーというと飲食店やタウン情報、住宅や車などを取り扱うものを想像する人も多いのではないでしょうか?今のフリーペーパーはなかなかすごいですよ。コアでニッチな内容の攻めたものがたくさんあります。
例えば「フリースタイルな僧侶たち」は最近人気が高まりつつあるお坊さんが、檀家以外の人にも情報を発信したいと発行しています。仏教の奥深さや精神世界をわかりやすく教えてくれます。
【フリースタイルな僧侶たち】
URL:https://freemonk.net/

他にも老人をスタイリッシュに切り取ったものや、囲碁のフリーペーパーなんかもあります。これらに共通しているのは表紙やデザイン、キャッチコピーが個性的で目を引くことです。
こういった変わった業種を取り上げていたり、デザインや質の高いフリーペーパーを選ぶことで性別や年齢、職業や年収など狙ったターゲットへ向けて情報発信することができます。

発行部数ではなく成約件数で費用対効果を高めよう

どのフリーペーパーに掲載しようかと悩んだ時、発行部数を重要視する人も多いでしょう。確かに多くの人に手に取ってもらえる可能性は高いです。
でもそのフリーペーパー、ちらっと読んでゴミ箱に捨てられているかもしれません。
残念ながら無料で手にしたものはためらいなく捨てられてしまいます。
そこで気にしたいのは「成約率」です。100冊のフリーペーパーから何人が来店したのか、購入にいたったのか、これが大事です。
100冊配っても暇つぶしにしか使われないものと、10冊しか捌けないけどその中から3人来たよというもの、あなたらなどちらのフリーペーパーを選びますか?
発行部数だけにとらわれず、成約率を意識して掲載媒体を決めましょう。

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